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ニートからの就職、面接での注意点はありますか?
現在、ニート期間を経て就職活動をしています。ハローワークに通ったり、求人サイトを見たりして応募はしているのですが、いざ面接となるとすごく不安です。
特に、ニートだった期間についてどう説明すれば良いのか、いつも悩んでしまいます。正直に話すべきなのか、何か別の言い方をしたほうが良いのか......。
空白期間があることに負い目を感じてしまい、面接官にどう見られるかと思うと、自信を持って話せそうにありません。
書類選考はいくつか通過したのですが、面接でうまく話せず落ちてしまうことが多いです。「働く意欲はあるのか」「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われているような気がして、焦りばかりが募ります。
ニートからの就職活動において、面接を乗り切るためには、どのような点を意識すれば良いのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
職歴の空白に対して誠実に説明することが大切
職務経歴に空白がある場合、「その期間に何をしていたか」を具体的に語れることが非常に重要です。たとえば、家族の看護など明確な事情があれば、面接の際にそれが直接不利になるようなことはないといえます。
根本として、何の目標も持たず、ただ時間を無駄にしていた人だという印象を面接官に持たれないようにすることが大切です。
そのためには、話す内容の選定や言葉遣いといった事前準備をしっかりとおこなってから面接に臨むことが必要だといえます。
模擬面接と録画で徹底的に準備しよう!
有効な対策として挙げられるのは、模擬面接です。模擬面接を繰り返しおこなうことで、本番のシミュレーションができます。
理想を言えば、プロに依頼してマンツーマンのフィードバックを受けるのがベストですが、それが難しい場合には、スマートフォンなどで自分の話している様子を録画し、何度も見返してみるのが良いと思います。
録画をすることで、話し方の癖が客観的に確認でき、話の構成が相手に伝わりやすいものになっているかもチェックすることが可能です。さらに、話しているときの表情も確認できるなそ、録画をしての面接練習はいくつものメリットがあります。
私が普段から多くの相談者におすすめしている方法なので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
ニートの過去を受け止めどう乗り越えようとしているかを示すべし
質問者さんが就職を目指す際に大切になってくるのは、「過去にニート期間はあったが、今はもうそうではない」ということを、面接官に明確に伝えて理解してもらうことです。
たとえば、何らかの理由で一定期間、家からあまり出ずに過ごしていた時期があったとします。
面接では、その過去の状況から自分がどう脱却し、現在どのような状態にあるのかを具体的に証明する必要があります。その際、正直にかつ前向きに伝えることが大切です。
たとえニート期間があったとしても、本人の状況や特性に応じて、たとえば障害者雇用という形で合理的な配慮を得ながら再就職した人もいます。
必ずしもすべての人がすぐに一般的な雇用形態で問題なく働けるとは限らないため、まずは自分の状況を客観的に把握することも忘れないでくださいね。
具体的な行動や実績で今の状態を証明することも有効な手段
面接で最も伝えなければならないのは、「今はもう気持ちを切り替えて、前向きに労働に向き合っています」ということです。そして、それを言葉だけでなく、何らかの具体的な形で証明できると説得力が増します。
たとえば、「以前は外出が難しかったが、少しずつ練習を重ねて、今では毎日○○時間外出できるようになった」「3日連続で外出することも問題なくできるようになった」といった具体的な変化を伝えるのは良いと思います。
あるいは、もし引きこもりの経験があるなら、「自助グループなどに参加し、他者とコミュニケーションを取ることで、社会とのつながりを取り戻し、毎日外出する習慣が付いた」といったエピソードも有効です。
また、まずはアルバイトから始めて、「1日に○時間は集中して就労できる状態にまで回復しました」といった実績を作るのも、社会復帰が進んでいることを示す具体的な証拠になります。
職歴を作るという意味でも、働くことへの自信を取り戻すという意味でも、非常に有効なステップになると思いますよ。
また状況によっては、医師に診断書を作成してもらい、自分の心身が現在は就労可能な状態であることを客観的に示すことも、企業側の安心材料につながる場合があります。
さらには、あなたの社会復帰に対して第三者からのお墨付きがあると、採用する企業側も不安が軽減されるケースもあるでしょう。
大切なのは過去をただ説明するのではなく、そこからどのように立ち直り、今、そしてこれからどうしていきたいのかという「未来に向けた意欲と行動」を示すことです。
ニートからの就職を成功に導くためのポイントについては以下の記事で解説しているので、併せて確認してみてください。
就活に失敗し悩んでいる人は以下のQ&Aも参考にしてみてください。現状を打開するためにできることを解説しています。
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