この記事のまとめ
- AI面接はAIの特徴と評価基準を理解しておくことが重要
- AI面接には対話型と録画型がある
- AI面接で回答する際に重要なポイントは3つ
近年、AIの技術向上やオンライン面接が増加した影響から、AI面接を導入する企業が増えてきています。そのため、応募する企業によってはAI面接の対策をする必要があります。
AI面接は人間の面接と違ってAIならではの特徴があるため、特徴を押さえて評価されやすい回答をすることが重要です。
この記事ではキャリアアドバイザーの吉田さん、高尾さん、野村さんのアドバイスを交えながら、AI面接の効率の良い対策法や回答する際に気をつけたいポイントについて解説します。
AIの評価基準についても紹介するので、AI面接を受ける人はぜひ参考にしてみてくださいね。
AI面接を行う企業側だけでなく、学生側も就活でAIを活用できる場面がありますよ。どのように活用できるか知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説していますのであわせて確認してみましょう。
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AI面接の対策で重要なのは特徴を理解して「具体的な回答」をすること
AI面接は人間の面接とは異なり、進め方や質問にAIならではの傾向があります。そのため、AI面接を突破するために重要となるのは特徴を理解して、評価されやすい「具体的な回答」をすることです。
とはいえ、AI面接がどのようなものか想像できず、不安を拭えないという人も一定数いるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、まずAI面接の概要や特徴について解説します。大枠を理解しておくことで、イメージを持ちながら対策ができるようになります。
後半では、実際にAI面接の対策法や本番での回答の仕方について紹介するので、参考にしながら精度を上げていってくださいね。
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そもそもAI面接ってなに? 押さえておきたい概要
そもそもAI面接ってなに? 押さえておきたい概要
- 代表的なAI面接サービスは2種類
- AI面接の仕組みと目的
- AI面接が導入される背景
AI面接は2010年代後半から普及し始めた選考方法で、新型コロナウイルス感染症拡大によるリモート面接をきっかけに導入する企業が増えてきました。
まだ新しい選考方法であるため、AI面接についてよく知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、まずAI面接の概要について紹介します。知っておくことで適切に対策ができるようになるので、しっかりチェックしておいてくださいね。
代表的なAI面接サービスは2種類
AI面接はおもに一次選考で採用されており、代表的なサービスには「SHaiN(対話型)」と「HireVue(録画型)」があります。
AI面接といっても、それぞれ大きく形式が異なるため、適切に回答できるようにするためにそれぞれの特徴について理解しておきましょう。
①SHaiN(対話型)
SHaiN(シャイン)は日本のタレントアンドアセスメントが提供する、これまでになかった対話型のAI面接サービスです。
応募者はスマートフォンやタブレットを利用して、時間や場所を選ばずにAIとリアルタイムで対話形式の面接をおこないます。
面接ではAIが投げかける質問に対してその場で回答することで、コミュニケーション能力や思考力が評価されます。回答に対してAIが深掘りの質問をしてくるので、具体的に答えることを意識しましょう。
SHaiNは現在600社以上の企業が導入しているため、あなたの応募先企業の選考でも採用されるかもしれません。
SHaiNでは、リアルタイムでの対話を通じて応募者の「コミュニケーション能力」と「柔軟な思考力」が評価されるようです。特に深掘りされた質問に対して、具体的で的確な回答ができるか、自然な表情や態度かといった点も評価の対象ではないでしょうか。
②HireVue(録画型)
HireVue(ハイアービュー)はアメリカのHireVue.Incによって開発され、世界的に採用されている録画型のAI面接サービスです。
応募者は事前に企業が設定した質問に録画形式で回答する形式で、SHaiNと違って深掘りの質問をされることはありません。
その後は録画をもとにしてAIが動画を解析し、表情、音声、言葉遣い、内容の分析をおこないます。
HireVueには本番と同じ環境で練習できる練習機能があるため、タイマーや録画方法に慣れることができます。HireVueが選考で採用されている企業を受ける際は、この練習機能を使って効率よく面接対策をしましょう。
深掘りの質問がないため、より表情やビジュアル、話の内容といった事前に準備できる点が評価されると考えられます。練習機能もあり対策しやすいので、しっかりと準備することが求められます。
AI面接の仕組みと目的
AI面接は応募者の回答内容を自然言語処理技術で分析し、単語や文脈だけでなく内容が論理的かといったようにさまざまな視点で評価しています。また、回答が質問に対して適切かどうかも評価対象です。
さらに、内容以外にも表情やジェスチャー、話し方といった評価項目もあります。AIは過去の選考通過者のデータから、優秀な回答を学習しており、企業の理想とする傾向にある応募者を識別します。
AI面接は多くの企業で導入されていますが、その目的はおもに、業務負担や採用コストの軽減、また選考の迅速化などです。
自然言語処理技術
自然言語処理技術とは、コンピューターが、人が書いたり話したりする言語を分析・処理する技術です。この技術は、おもにSiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントやチャットボット、機械翻訳などに使われています。
AI面接が導入される背景
AI面接が導入される背景には、人手不足の解消や面接の公平性の向上などがあります。これらの理由から、今後AIを用いた面接はどんどん増えていくと予想されます。
以下では、それぞれの背景について紹介するので、頭に入れておいてくださいね。
人手不足の解消
AI面接を導入する企業が増えている背景には、採用担当者の人手不足があります。特に、知名度のある企業や大企業には応募者が殺到するため、採用に人材コストや時間がかかるのです。
その点、AI面接を導入すれば、大量の応募者の中から自社に合う人だけをある程度絞り込めます。
また、人間がおこなう従来の面接では、会場の準備、面接官や管理スタッフのスケジュール調整、移動費などがかかりますが、AI面接ではこれらのコストがかかりません。
面接の公平性の向上
人間の面接では学生と面接官の相性の問題もあります。もし仮に相性が悪い面接官に当たってしまうと、会話のタイミングが合わなかったり、沈黙の時間に気まずさを感じたりすることもあるかもしれません。これは人間同士だからこそ起きることですね。
相性の悪さが直接合否の判断を変えることはありませんが、自分の最大限のパフォーマンスを発揮できるかにかかわることはありえます。
その点、AIであればどんな学生も平等な基準で評価するため、面接の公平性の向上が見込めます。企業側も多様な人材を公平に選ぶことが可能です。
もちろん、選考が進めば人間との面接になるので、相性の問題はどうしても出てきてしまうことは留意しておいてくださいね。
普通の面接と何が違う? AI面接の特徴
ここからは、AI面接の特徴について解説します。AIは人間とは違い、データに基づいて質問・評価するため、ある程度の傾向がつかめるのです。
傾向を理解しておけば対策もしやすく、本番でも落ち着いて、評価されやすい回答ができるようになります。
効率よく対策して選考突破を狙いたい人は、しっかりチェックしておいてくださいね。
一つの質問に対して深掘りした質問が多い
AI面接では一つの質問に対して回答すると、より深掘りした質問をされます。
たとえば「これまでに経験した成功体験はありますか? 「はい」か「いいえ」でお答えください」という質問に対し、「はい」と回答したとします。
すると、続いて「どのような状況で達成しましたか?」といったように、質問の深掘りをが予想されます。
深掘り質問は、学生が単なる表面的な答えを出すのではなく、問題に対してどう向き合い、どのように考えて行動したのかを明確にするためのプロセスです。
このように次々に深掘りされていくので、対策する際は答えに困らないよう一つのエピソードについてさまざまな角度から分析し、言語化できるようにしておくのがおすすめです。
- 一つの話題に対してどれくらい深掘り質問されるのでしょうか?
複数の質問が想定されるので詳細な内容を準備しておこう
AI面接では、特定の質問に対して、学生がどのように考え行動したかをより深く理解するために深掘りの質問が続きます。深掘りの度合いは質問内容によりまちまちのようですが、具体的な行動や思考のプロセスが明確になるまで繰り返されることが多いでしょう。
たとえば、「成功体験は?」と問われた後には、「その成功をどう達成したか」「課題は何だったか」「結果として得た学びは?」など、複数の視点からの回答を求められることがあります。
そのため、一つのエピソードを多面的に分析し、詳細な内容を準備しておくことが重要ではないかと思います。
具体的に回答しなければならない
AI面接では、質問に対して明確かつ具体的に回答しなければなりません。もしあいまいな回答だと「もう少し詳しく話してください」といった質問が続きます。
AIは抽象的な回答やあいまいな表現を評価することが難しいので、正確なデータを取るために具体的な回答を求めるのです。
具体的な回答を用意できていないと面接時間が長くなってしまい、AIからの評価も下がる恐れがあります。
一般的にAI面接の所要時間は40~60分ですが、具体的な回答ができないとより時間がかかる場合があります。
この後に登場しますが、AIが納得しやすい一貫性のある具体的な回答にするためには、「STAR法」の活用がおすすめです。
状況と課題を簡潔に説明し、その課題に対して具体的にどのような行動を取ったのかを順序立てて述べ、その結果についても数値やデータを用いて明確に示すことで、AIが評価しやすくなります。
人間の面接とは何が違う? AI面接の3つの評価基準

人間の面接とは何が違う? AI面接の3つの評価基準
- 表情や態度
- 話し方や声の調子
- 答えの内容と論理性
AI面接は人間の面接と違い、明確に規定された評価基準をもとに合否を判定します。そのため、人間の面接対策だけでは通用しない可能性が高いといえます。
ここからは、人間の面接と比較したAI面接の評価基準について3つの視点で解説するので、よく確認して対策しましょう。
①表情や態度
人間の面接官は、学生の表情や態度からその真意を総合的に判断します。たとえば、笑顔やアイコンタクトなどが多い学生は、明るい・社交的といった印象を受けると考えられます。
それ以外にも、表情や態度で学生が自信を持っているかどうか、緊張しているかどうかといったことも判断できるのです。結果として、面接官は学生に合わせて話を進めたり、アイスブレイクの時間を設けたりと柔軟に対応することが可能です。
対して、AI面接では顔認識技術を用いて、表情や態度が細かく分析・評価されます。分析により学生の感情や態度が、質問や話の流れによってどのように変化するかがわかります。
- ボディーランゲージはAI面接で評価の対象になりますか?
人間の面接と比較するとAI面接では評価されにくい
ボディーランゲージやジェスチャーは、AIに認知されることはあると思いますが、評価される対象とまではいえないでしょう。
なぜなら、ボディーランゲージはあくまで話している内容を強調し、自然なコミュニケーションを促進するためのものであり、内容の本質的なものや非言語コミュニケーションの補足的な役割だからです。極論をいえば、ボディーランゲージがすごいが内容が良くない人とボディーランゲージはまったくないが内容が良い人であれば間違いなく後者が選ばれます。
ボディーランゲージは、あくまで最後の仕上げ程度の位置づけでとらえておき、それよりも内容などの対策をしたほうが有効でしょう。
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②話し方や声の調子
人間の面接官は、学生の話し方や声の調子から、学生の感情や熱意を感じ取ります。たとえば、自信を持ってハキハキと話す人はやる気が伝わりやすく、好印象となり評価されやすくなります。
一方、自信がなさそうにボソボソと話す人は、コミュニケーション力が懸念されてしまいます。ただし、人間であれば柔軟な対応ができるため、学生の緊張や性格的な特徴(内向的か外向的か)も考慮し、不利にならないように配慮することもあります。
これに対してAIは、声のトーン、ペース、抑揚、話すスピードなどを分析・評価します。話し方の一貫性や流暢さも評価されるため、丁寧さを心掛けることが重要です。
また、AIは音声認識を通じて候補者の回答内容を評価するため、ボソボソと話すと、音声が認識できず、正確な評価を得にくくなることもあります。
AI面接では、明瞭で適切な声量が重要です。大きすぎると不自然に感じられ、逆に小さすぎると音声認識での問題が危惧されます。一般的には、「相手にしっかり聞こえる程度のハキハキとした声」を意識した自然なトーンが良いでしょう。
③答えの内容と論理性
人間の面接官は、学生の答えの内容や論理性に加えて、背後にある志向性や意図なども評価します。たとえば、ガクチカでは何をどう頑張ったのか、その体験から何を学んだのか、さらに経験から得たものを仕事でどう活かせるか、といったところまでが評価の対象です。
また、学生の回答が多少論理的でなくても、面接官はその場で補足質問を投げかけることで、学生の対応力やコミュニケーション能力を踏まえて柔軟に評価します。
対してAIは、学生の回答した内容と論理性を自然言語処理技術を用いて分析します。質問に対して適切な回答ができているか、一貫性があるか、具体的なエピソードや事実があるかどうかがおもな評価のポイントです。
そのため、学生には明確かつ論理的な回答が求められます。
アドバイザーコメント
高尾 有沙
プロフィールを見るAI面接は決まった評価項目に対するピンポイントの対策が可能
AIは明確な評価基準に基づいて、「表情や態度」、「話し方や声の調子」、「回答の内容と論理性」の3つの視点で学生を評価します。このため、評価項目ごとの対策が可能かつ重要です。まず、AIは表情や態度から、候補者の感情や態度の変化を細かく分析します。
次に、話し方や声の調子もAIの分析対象で、声のトーンや話すスピードの安定感が求められます。また、回答の内容については、論理的かつ具体的なエピソードが必要で、一貫性を持たせることが必要です。
安定したアピールができるまで練習を繰り返すのが面接突破のカギ
実際のAI面接の事例として、緊張のあまり話し方のトーンが一定でなかったり、具体例を交えずに抽象的な話に終始してしまうことで、評価がうまく得られなかった事例があります。AIは一定のペースや流暢さを重視するため、練習段階から声の調子や話し方を確認し、安定した印象を与えられるよう意識しましょう。
内容面では、あいまいな表現や抽象的な答えが続くと評価が伸びにくい傾向があります。面接対策として、録画形式の練習や模擬面接を通じて本番に備え、具体的な成果や事実を意識して回答することが挙げられます。
キャリアコンサルタントが解説! 採用担当者はAI面接を見てどう判断する?
AI面接はデータに基づいて公平な評価を出してくれるものですが、完全なものではありません。臨機応変に対応する能力や創造力、協調性など、人間の面接でしか確認できないものもあります。
そのため、AI面接とはいっても、最終的には人間の採用担当者が結果を活用して判断することになります。
そこで、ここでは学生のサポートもしてきたキャリアアドバイザーの野村さんに、AI面接の結果を受けて採用担当者がどう判断するのか質問しました。
実際にAI面接を受ける際、企業側がどう考えているのか確認しましょう。
アドバイザーコメント
野村 芳克
プロフィールを見る採用担当者はAIで判断できない要素も踏まえて合否を決める
AI面接はデータに基づいて公平に評価される一方で、最終的な採用判断は人間の採用担当者がおこないます。AIはおもに、応募者の話し方、表情、声のトーン、論理性などを評価し、その結果をもとに絞り込みをおこないますが、採用担当者はその結果を「参考データ」として活用します。
採用担当者が重視するのは、AI面接で見えてこない「柔軟性」や「創造力」、「協調性」といった要素です。たとえば、AI面接で高評価を得たとしても、人間同士のコミュニケーションでの協調性やリーダーシップを発揮できるかどうかはAIでは測れないため、その点を採用担当者が補完します。
機械的に答えるのではなく自分の人間性もアピールしよう
また、AIがとらえることが難しい「熱意」や「会社とのフィット感」も重要視されますね。採用担当者は、AI面接のデータを確認しつつ、最終面接で直接話をして人柄やチームへの適応性を評価します。つまり、最終的な合否判定は今までの最終面接試験と同じような観点での評価がされると思われます。したがって「最終的には人間の判断が加わる」ことを意識し、バランスの取れた準備が大切ではないでしょうか。
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失敗しないために! AI面接に向けての対策方法
AI面接の特徴や評価基準を理解したら、それに向けてAI面接ならではの対策方法を実践していきましょう。AI面接の対策は、人間の面接の対策とは違ったポイントがあるので、しっかりチェックして練習してくださいね。
もちろん、アピールする強みや具体的なエピソードは、人間の面接の対策と同じもので問題ありません。まずは自己分析をしっかりおこなって、魅力を最大限アピールできる構成を考えるのを忘れないようにしてください。
自己分析のやり方がわからない人や自信がない人は、以下の記事で自己分析の基礎知識や具体的なやり方について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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AI面接練習アプリを使って模擬面接をする
面接対策で重要となるのが模擬面接ですが、それはAI面接も例外ではありません。AI面接の形式に慣れておくことで、本番でスムーズに的確な回答ができるようになり、高評価を残すことにつながります。
模擬面接は、AI面接練習アプリを利用するのがおすすめです。AI面接練習アプリは場所や時間を選ばず練習できるという特徴があり、フィードバックがもらえるので課題が明確になります。
また、AIを活用して評価してくれるため、本番と似た環境・評価基準での練習が可能です。
ちなみに、冒頭でも触れましたが、録画型のAI面接で採用されることの多いHireVueは練習機能が備わっているため、録画型の面接を受ける人はこちらでも練習しておきましょう。
まずはアプリを使うことに慣れましょう。初めて使うアプリや環境はわかりづらく緊張もしているため、準備したものを本番で100%出せないケースがあります。しっかりとアプリや環境を理解し、本番で緊張することなく臨めるよう模擬面接をこなしていきましょう。
頻出質問を予習する
AI面接は人間の面接と違い、ある程度質問のパターンが決まっています。そのため、頻出質問を予習しておくことが非常に重要です。
頻出質問はAI面接対策の問題集やAI面接練習アプリなどに掲載されているので、基本的にはそれらを参考にするのがおすすめです。AI面接でよく聞かれる質問では、以下のように一つの質問に対して回答すると、深掘り質問が予想されます。
予想される深掘り質問
- 学生時代に最も熱中したことは何ですか?
- その活動に取り組もうと思った理由を教えてください。
- 目標達成をするうえでの課題はどのようなことでしたか?
- 行動した結果どうなりましたか?
また、就職サイトはAI面接の頻出質問だけでなく、実際に面接を受けた人の体験談なども載っているため参考になります。
より多くの情報を取得したい場合は、SNSや口コミサイトを見るのも有効です。SNSには同時期にAI面接を受けている学生の口コミが掲載されており、イメージもつきやすくなります。
ただし、SNSや口コミサイトはあくまでも個人の主観で書かれたものであり、事実とは異なる可能性があるので、その点は注意しましょう。
一般的な面接での頻出質問について詳しく知りたい人は、以下の記事で解説しているので、ぜひ併せてチェックください。
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新卒の面接では自己PR、ガクチカ、志望動機などのよくある質問以外にもさまざまなことが聞かれるため対策が必須です。この記事では厳選質問110選と対策のポイントをキャリアコンサルタントが解説します。質問への準備を万全にして内定をつかみましょう。
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特に、必ず話すであろうガクチカ、自己PRをあらかじめしっかり準備しておきましょう。AI面接は回答の具体性と論理性を重視するため、「STAR法」を使って活動内容や成果を整理し、「職務にどう活かせるか」も具体的に説明できるようにしましょう。
本番前に確認しよう! AI面接中の注意点
本番前に確認しよう! AI面接中の注意点
- 話すスピードと声のトーンに注意
- カメラ目線を意識する
- リラックスして自然に話す
AI面接は、従来の人間による面接とは異なる独特のルールや仕組みが存在します。
特に、表情や声のトーン、論理性などをデータとして分析するため、事前準備を入念におこない、本番中はリラックスして自然に振る舞うことが成功のカギになります。
落ち着いて高評価を獲得できるように、本番前に以下の注意点は必ず確認しておいてくださいね。
①話すスピードと声のトーンに注意
AI面接の際は、人間の面接よりも話すスピードや声のトーンに注意が必要です。AIは応募者が話した内容をテキストに変換して分析・評価するため、話すスピードが早すぎたり声の大きさが小さすぎたりすると正確に聞き取ることができません。
面接官が人間であれば聞き返してくれますが、AIは聞き返してくれるとは限りません。最悪の場合は間違ったまま選考が進んでしまい、知らないうちに評価が下がってしまう可能性もあります。
逆に、話すスピードがあまりに遅いと自信がないと判断されることもあるので、適切なペースで話すことを心掛けましょう。また、抑揚をつけてハッキリ話すことで、自信や熱意が伝わりやすくなります。
一般的に、理想のスピードは1分間に300文字程度といわれています。実際に作成した自己PRやエピソードなどを音読して練習してみましょう。
- 自分では明るく話しているつもりなのですが、暗い印象を受けるといわれがちです。話すトーンや抑揚をつける話し方の練習方法やアドバイスがあれば教えてください。
抑揚をつけて話すように意識してみよう
客観的な評価を取り入れていることは素晴らしいです。面接は第三者が評価するものなので、自分がどういうつもりで話しているかどうかは重要ではありません。しっかりと第三者の評価を受け入れましょう。
そして、アドバイスですが、結論は表情と見た目です。話すトーンや抑揚なども大切ですが、印象において大切なのはまず見た目です。メラビアンの法則によると、人の第一印象を決めるうえで約60%が視覚情報、聴覚情報は40%ほどとされています。
笑顔で話すことを意識するだけで印象は大きく変わります。ぜひ実践してみてください。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
②カメラ目線を意識する
AI面接では目の動きや表情を分析して自信や誠実さを評価するため、カメラ目線を意識しましょう。カメラ目線でないと自信がなさそうに見えたり、内気な性格に見えたりするので気をつけましょう。
画面ではなくカメラを見ながら話すのは違和感があるかもしれませんが、カメラの向こうの採用担当者に伝えるつもりで話すのが理想です。
特に、重要なポイントや締めの部分では、しっかりカメラを見て自信や熱意をアピールしましょう。
AI面接ではカメラ目線が重要です。自信と誠実さを伝えるため、画面ではなくカメラを見るように意識しましょう。自然に一瞬目線を外す程度は問題ありませんが、特に重要な発言時にはカメラを見続けることが大切です。
③リラックスして自然に話す
AI面接はアイスブレイクがなく、淡々と質問されるため「人間の面接より緊張する」という学生も一定数います。
AIはデータに基づいて評価するので、緊張して硬くなってしまい、不自然な話し方や落ち着きのない振る舞いは評価を下げる要因になることがあります。AI面接とはいえ、リラックスして自然体で臨むことで、より良い印象を残せるのではないでしょうか。
面接を受ける際は深呼吸をしてリラックスし、自分の言葉でハッキリと話すことを心掛けてください。完璧に話そうとする必要はなく、自分の経験や考えを誠実に伝えることがポイントです。
また、表情や声のトーンといった感情表現も評価の対象なので、笑顔や落ち着いた口調を意識することも忘れないようにしてくださいね。
- AI面接を受ける際に準備しておきたい環境やおすすめのリラックス方法はありますか?
静かで集中できる環境が本番のパフォーマンスを上げる
まず整えておきたいのが、静かな環境です。周囲の騒音がAIの音声認識に影響を与えるため、なるべく静かな部屋でおこないましょう。表情も見られるので、光も十分に確保し、顔がはっきり見える位置にカメラを設置し、シンプルな背景を心掛けてください。
また、AI面接ではカメラに向かって話すため、少し練習しておくと違和感が軽減できます。画面ではなくなるべくカメラを見ることを意識し、重要なポイントや締めの部分でしっかり目線を合わせると、自信が伝わりやすくなります。
同時に、リラックスして本番に臨むための準備も大切です。深呼吸やストレッチなどで緊張をほぐしたり、温かい飲み物を飲むなどして、体をリラックスさせましょう。
さらに、普段から話すスピードやトーンを確認することも効果的です。自分の話し方を録画/録音して繰り返し聞き、スムーズで聞き取りやすいペースがどれくらいであるかを確認しておくと、安心して本番に臨めます。
頭に入れておこう! AI面接回答のポイント
頭に入れておこう! AI面接回答のポイント
- STAR法を意識する
- 具体的に伝える
- 論理性を意識する
AI面接を受ける際は、前述の注意点を理解するだけでなく回答のポイントも押さえておきましょう。AIは話し方や表情だけでなく、具体性や論理性も分析して応募者の適性を評価します。
ここからは、特に注意したいAI面接ならではの回答ポイントについて紹介するので、しっかり頭に入れて本番に臨みましょう。
STAR法を意識する
AI面接で質問に具体的な回答をする際は、STAR(スター)法を意識しましょう。STAR法とはSituation(状況)、Target & Task(目的・課題)、Action(行動)、Result(結果)からなる回答のフレームワークです。
この枠組みに沿ってエピソードを伝えることで回答が論理的になります。STAR法はAIが解析しやすい「具体性」「論理性」「結果」を網羅できるので、特にAIと相性が良く、評価されやすい回答にすることができます。
STAR法についてより詳しく知りたい人は、以下の記事でSTAR法を用いた構成の作成方法について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授
伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。
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具体的に伝える
AIはあいまいな表現や抽象的な言葉をうまく判断できないので、人間の面接よりも具体的に伝えることが重要になります。また、成果やそれに至る過程を具体的な数字で表わすことも有効です。
たとえば、ガクチカでただ「アルバイトを頑張って売り上げがアップしました」というのではなく、「チラシを手渡しするなど販促に力を入れ、25%の売り上げアップを達成しました」と数字を入れることで、より具体性と説得力が上がります。
具体的な情報はAIの分析で高く評価されやすいので、準備段階で自分の経験を詳細に振り返って整理しておきましょう。
論理性を意識する
AIは応募者の回答の一貫性を評価するため、話の内容が明確で筋が通っているかが重要です。論理的に伝えるためには前述のSTAR法を意識して、結論から先に述べる習慣を身に付けておきましょう。
話の展開があいまいだったり飛躍しているなどの論理的でない回答は、質問に対する理解不足が浮き彫りになり、AIや採用担当者にネガティブな印象を与えるリスクがあります。
対照的に、論理的な回答は思考の筋道が明確であり、応募者の分析力が強調されます。論理的な一貫性を意識することで、信頼性や的確さが増し、ポジティブな印象を残せるでしょう。
論理的に話す習慣を身に付けるためには、理論と実践を意識しましょう。論理的に話すことが苦手な学生の大半が、理論を理解できていない、そして実践ができていないの2点がボトルネックになっています。
まず、STAR法などロジカルの理論を学びましょう。そしてそれを日常や仕事の中で話せるように意識して実践していくことで、少しずつ論理的に話す習慣が身に付いていきます。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
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- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
学生にとってここが良い! AI面接のメリット
AI面接に対して「人間の面接より難しそう」「自信がない」とネガティブなイメージを抱いている人もいるかもしれません。確かに、AI面接は相手から反応が返ってこないため、コミュニケーションを取りながら進めることができません。
また、コストの削減などメリットがあるのは企業ばかりのように見えます。ですが、実は学生にとってもメリットはあります。
以下では、学生にとっての2つのメリットについて紹介していくので、面接を受ける際の参考にしてくださいね。
時間や場所を選ばず受けられる
AI面接はスマホやPCなどで実施するオンライン面接です。そのため、場所を選ばずどこでも受けられます。わざわざ企業に出向く必要がないので、地方の学生も応募しやすいメリットがあります。
AI面接を受ける場所は人によってさまざまですが、一般的には自宅がおすすめです。もし自宅のインターネット回線が弱い、生活音があるのでやりにくい、といった場合には、大学やレンタルオフィスを利用しましょう。
また、AI面接の相手はAIであるため、期限までであれば受ける時間も自由です。つまり、十分に準備をした状態で、自信を持って面接に臨むことができます。
面接官との相性に左右されない
人間との面接は、面接官との相性に左右される可能性があるのは否定できません。波長の合う面接官との面接では話が弾んで、リラックスした状態で回答できる可能性がありますが、相性が悪いと緊張がほぐれず、良い印象を残せないかもしれません。
その点、AI面接は評価基準が一定であり、相性も関係ないため公平に選考が受けられます。
どうしても人を目の前にすると緊張してしまうタイプの人や、そもそも人と接するのが苦手な人は、相性など関係なく、繰り返し練習してAIに慣れきってしまえば、安定したパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。
ただし、公平な分、実力差は大きく出るので、入念な準備は怠らないようにしてくださいね。
AI面接では、公平な基準で評価されるため、緊張しやすい人でも実力が発揮しやすくなります。
また、人間の面接で起こりがちな雰囲気や相性の影響が排除されるため、安定して評価が得られます。また、AI面接は事前練習を通じて、論理的かつ具体的な回答を準備できるのも利点です。
こんな点には注意! AI面接のデメリット
こんな点には注意! AI面接のデメリット
- コミュニケーションが難しい場合がある
- 評価基準が不明瞭なことがある
- 機材トラブルのリスクがある
AI面接は誰でも同じ環境で公平に選考が受けられる一方、AIならではのデメリットもあります。デメリットについて理解しておかないと、思わぬところで減点につながったり、結果に納得できなかったりといった事態が起こるかもしれません。
以下で詳しく解説するので、一度目を通して頭に入れておいてくださいね。
コミュニケーションが難しい場合がある
AI面接に慣れていないと、自分の意図を正しく伝えられなかったり、逆にAIが応募者の回答のニュアンスを理解できなかったりする場合があります。これにより、応募者の実力や魅力が十分に評価されないリスクがあるので注意しましょう。
AI面接は客観的で統一された基準のもとに応募者を評価しますが、表情や感情などの非言語的な判定や評価は人間より劣ります。
また人間の面接官であれば、あいまいなニュアンスや会話の流れ、雰囲気などで柔軟に面接を進行したり評価したりできますが、AIはそれができません。
AIとしっかりコミュニケーションを取って評価してもらうためには、AIの模擬面接を繰り返してパターンに慣れておくことが重要です。
AI面接では、非言語的な要素(表情やニュアンス)が人間よりも正確に評価されないことがあります。そのため、回答を明確かつ論理的に伝えることが重要です。できれば、模擬面接でAIの特徴に慣れておくことで、コミュニケーションの不安を軽減できます。
評価基準が不明瞭なことがある
AI面接では、どのような評価基準で評価されているのかが不明瞭なことがあります。その結果、応募者は納得感のないまま結果を受け入れなければなりません。
たとえば、AIは応募者の発言内容だけでなく、表情や声のトーン、話のスピードなどさまざまなポイントを分析し、評価します。しかし、それらの非言語の部分はどのように採点に影響するのかが公開されていないことがほとんどです。
結果として、AI面接の対策をしても、手ごたえを感じられない可能性があります。ただ、評価基準がわからなくても、模擬面接を繰り返したり、論理的な回答を心掛けたりするなどの対策はできるので、確実に取れるポイントを取っていきましょう。
機材トラブルのリスクがある
AI面接はオンライン上でおこなわれるため、スマホの充電切れや回線切れなどの機材トラブルが発生するリスクがあります。
機材トラブルが発生した場合は受け直すこともできますが、採用担当者から「管理がしっかりできていない」と思われるかもしれないので、できるだけトラブルは発生しないように注意しましょう。
スマホやPCなどの利用する端末は事前に、しっかり充電できているかを確認し、不安定なインターネット回線は使わないようにしましょう。
- AI面接の際に用意しておいた方が良い機材はありますか?
せっかくの準備が無駄にならないよう機材と環境はきちんと準備を!
PC環境の場合は、まずカメラ付きのPC、もしくは外付けカメラを準備し、画質が良好で顔がはっきり映るかを確認します。スマホで受ける場合には、手持ちでおこなうと映像がぶれてしまうことがあるため、端末を安定させるスタンドを使用するのがおすすめです。カメラが目の高さに来るよう調整しましょう。
また、PC・スマホともに、ノイズを防いでクリアな音声を届けるためにイヤホンとマイクを用意しましょう。デバイス本体のマイクは周囲の音を拾いやすいため、外付けマイクが安心です。加えて、音声や映像が不安定にならないよう、インターネット環境にも気をつけましょう。
はじめて出かける場所など、インターネット環境に不安がある場所は避け、可能であればWi-Fi機器を通じた安定した接続環境で面接を受けましょう。
AI面接は特徴を理解しておくのがカギ! 適切な対策で選考を突破しよう
AI面接の特徴や対策方法について理解できたでしょうか。AI面接は人間の面接とは違い、非言語でのコミュニケーションや柔軟性は劣っています。
一方、AI面接は時間や環境に左右されずに受けられるというメリットがあるのです。また、評価基準が一定であるため、適切な対策ができれば正確に実力を評価してもらえます。
この記事で紹介した対策内容や本番での立ち回りを参考にして、AI面接を突破できるようになってくださいね。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見るAIではなく採用担当者を意識した一般的な面接対策が重要
ここまで読んでいかがでしょうか。AI面接は特別な面接というわけではなく、あくまで一次面接の補助的な役割でしかないといえます。
加点評価をされるのではなく、表情や内容を確認し、減点評価やネガティブチェックがされるものなので、対人の面接と同様に通常の面接対策をしていれば落ちることはほぼないといえます。
自己分析とエピソードを深掘りしてよどみなく答えられるようにしよう
通常の面接対策をするうえで必要不可欠なものは、自己分析と面接練習です。
自己分析では、過去にどんな経験をしてきたのかをしっかりと棚卸しし、その自分がどんな強みを持っているのか。そしてこれからどんな人間となり、社会のどんな課題を解決したいのか。
そういった過去・現在・未来において一貫性のある等身大のあなたらしさを見つけられるまで自分と向き合うことが必要です。
面接練習では、ガクチカ、自己PR、志望動機といった就活における基本的な質問は完璧に伝えられるよう準備しましょう。特に、ただ準備するだけでなく、想定される簡単な深掘り質問にもしっかりと答えられるよう、想定問答を考えておきましょう。
上記を理解し、入念に対策しておけばAI面接で落ちることはないと断言できます。ぜひしっかりと対策してくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
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