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すぐに仕事を辞めたいのですが、どのような伝え方だと納得してもらえますか?

入社してまだ数カ月ですが、仕事内容や職場の雰囲気が自分にはどうしても合わず、毎日辞めたいという気持ちが募っています。

ただ、実際に辞めると伝えるとなると、どう言えば良いかわかりません。

感情的にならず、上司や同僚との関係も悪くしないように、自分の意思をきちんと伝えるにはどんな伝え方が適切でしょうか?

退職の意思を伝えるときの言い方の例や、気を付けたほうが良い点などがあれば、教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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ポジティブな理由を伝えることが円満な退職につながる

退職の意思を伝える際は、感情的にならず、事実にもとづいた客観的なコミュニケーションを心掛けることが非常に重要です。

まず、退職理由を述べる際には、「事業・キャリア上の方向性の違い」などを主語にし、誰も悪くないというニュアンスを強調しましょう。

具体的な表現としては、「○○の専門領域に進みたいという目標が明確になり、現職ではその実現が難しいため、〇月末をもって退職したく存じます」といった形が挙げられます。

この伝え方は、ポジティブな理由で次のステップに進むという姿勢を示すことができ、円満な退職につながりやすくなるため、おすすめです。

ほかの人に迷惑がかからないように最大限の配慮が必要

また、退職を伝えるうえでの注意点がいくつかあります。

特に、会社の繁忙期であれば直前に伝えるのは避け、余裕を持って前もって意向を伝えることが大切です。

そして、後任者やチームのために、引継ぎ資料はきちんと作成し、業務に支障が出ないよう最大限配慮することが求められます。

さらに、退職交渉においては、こちらから具体的なスケジュールを提示することで、交渉の余地を減らし、スムーズな手続きを進められるようにしましょう。

これらの点を意識することで、プロフェッショナルな姿勢を保ちつつ、円滑な退職を実現できます。

キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

有馬 恵里子

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他責思考はNG! 退職理由は「自分自身の都合」として伝えよう

まず大前提として、本当に今すぐに辞めなければならない状況なのか、まだ何か打てる手立てはないのか、といった点は、最終的な決断を下す前にもう一度じっくりと考えてみてほしいと思います。

そのうえで、やはり状況の改善は見込めず、退職の意思が固いということであれば、上司に伝える際は「相談」という形ではなく「報告」という形で伝えましょう。

つまり「退職の意思は揺らがない」という明確な姿勢で伝える必要があるということです。

入社後まだ数カ月という状況で、ただ漠然と「自分にはこの仕事が合わないと感じました」といった伝え方をしてしまうと、「もう少し頑張ってみたらどうか」「具体的に何が合わないのか」などと、上司から説得されたり、引き留められたりする可能性が非常に高くなります。

明確な理由と感謝を伝えて誠実な対応を心掛けよう!

そういった状況を避けるための伝え方のコツとしては、具体的にどのような点が自身が思い描いていたものと違うと感じるのか、そして今後どうしたいのかを明確に伝えることです。

たとえば、「実際にこの会社で働かせていただくなかで、私は〇〇という業務よりも、以前から関心のあった××という分野の仕事に挑戦したいという思いが明確になりました」といった形で伝えると良いと思います。

退職の意思を伝える際に気を付けるべきポイントとしては、まず、会社の環境や待遇、人間関係など、いわゆる「環境のせい」にするのではなく、あくまで「自分自身の都合」で退職したいという旨を伝えることです。

そうすることで、不満や批判として受け取られにくく、比較的円満に話を進めやすくなります。

次にこれまでの感謝の気持ちを伝えることも大切です。特に数カ月という短期間であれば、まだ研修段階である可能性も高く、上司や先輩社員も、忙しい業務の合間を縫ってあなたの指導や教育のために時間を割いてくれていたはずです。

そのことに対する感謝の気持ちを誠意をもって伝えましょう。

そして、自身の考えの甘さや至らなさについても、正直に伝える姿勢が求められます。

たとえば、「本来であれば入社前にもっと深く企業研究をおこない、業務内容について理解しておくべきでした」とまずは反省している旨を伝えましょう。

そのうえで、「実際に入社してからのギャップが想像以上に大きく、このまま仕事を続けることは、かえって会社にご迷惑をおかけしてしまうのではないかと考えました」といったように伝えると良いと思います。

ただし、このような伝え方は、「それは入社する前にわかることだったのではないか」と、かえって相手を冷めさせてしまう可能性もあるため、言葉選びには細心の注意が必要でしょう。

仕事を始めたばかりで辞めたいと感じている人は、以下の記事を読んでみてください。仕事をすぐ辞める場合のメリットやデメリット、退職することを冷静に考えるためのステップを解説しています。

転職のタイミングも気になっている人は、次の記事も要チェックです。記事を参考にして仕事をすぐに辞めて転職するかどうかを考えていきましょう。

こちらの記事では、入社後の試用期間中に退職できるのかを社労士が解説しています。角を立てずにスムーズに退職理由を伝える方法についても説明しているので、参考にしてみましょう。

会社を辞めるまでの期間についての相談は、こちらのQ&Aも参考にしてみましょう。キャリアコンサルタントがアドバイスをしています。

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