Q

大卒で契約社員になるのはもったいないのでしょうか。

動画・画像作成の企業から内定をいただき、大変嬉しく思っていますが、契約社員としての内定であり、周囲から反対を受けているので相談させてください。

興味のある職種であったのと、面接した社員の方が皆優しいことに加え、残業時間が少なく、給与水準も良いので、この会社に入社したいと思っています。

しかし両親からは「大学まで卒業して契約社員になるなんて」などと否定的な発言をしています。ですが、なぜ契約社員ではダメなのかあまり説得力のある説明は受けられませんでした。

また大学の同級生にも先輩にも、「契約社員になるのは怖くない?」などと言われています。実際、大卒の友達で契約社員として就職している人はほとんどいません。

私は正直、契約社員になることが悪いことだとはまったく思っていません。社員の方にも契約社員と正社員に大差はないと説明を受けています。また、「結果を出せば正社員になることもできるよ」とも言われています。

正社員の応募を見ていても、この会社よりも給与が低かったり、残業が多かったりするところはたくさんあります。それでも正社員として働いたほうが良いのでしょうか?

大卒が契約社員として就職するデメリットを具体的に教えていただきたいです。それとも、契約社員だからと言ってもったいないとは感じずに思い切って入社しても良いのでしょうか。

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キャリアコンサルタント/atWill代表

三好 真代

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興味のある職種で、「入社したい」と思えた企業から内定をもらえたのですね。面接の際には社員の方の様子をしっかり観察したり、給与や残業時間もちゃんと確認した上で気持ちを固めていることと思います。まずはそのような企業に出会えたこと、そして選考を受けて内定を獲得したこと、おめでとうございます。

正社員と契約社員の最も大きな違いは「契約期間」です。正社員は「無期雇用」であるのに対し、契約社員は「有期雇用」となります。この違いについてはしっかりと理解しておく必要があります。

企業側が「有期雇用」で契約するのはなぜだと思いますか?企業にとって採用活動は大きなリスクを伴うものであることを理解しましょう。1人のミスマッチな採用が、会社に大きなダメージを与える可能性を含んでいるのです。中には全ての新入社員に対し、「働いてみないとわからない」をお互いに確認し合うための「試用期間」を設けている企業もあります。

契約期間の他、賞与条件や福利厚生、仕事内容の相違についても確認する必要があります。「結果を出せば正社員になることもできる」ということですから、いずれ正社員になる可能性も考えなければなりません。「契約社員と正社員に大差はない」とはいえ、何かしらの「差」があるから契約形態が違うことは間違いありません。どちらがいい悪い、ではなく、その「差」についてあなた自身が理解し、納得感をもって意思決定することで、周囲への説明ができるようになるでしょう。

希望する企業は内定を出してくれています。あなたが今抱いている不安材料を少しでも減らし、安心して入社してもらいたい、と思っているはずです。あなたの入社への意思を明確に伝えた上で、周囲からの反対を受けて説明する必要があることを正直に伝えてみてはいかがでしょうか。

今あなたは、周囲から反対を受けていることに対して流されることなく、そして理解を得られないことに投げやりにもならず、自分の納得感を求めてこうして情報を得ようとしています。これから社会人として働く上で必要とされる行動がすでにとれていると感じますよ。自分を信じて、行動してみてくださいね。

ベストアンサー

キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

鈴木 洵市

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①契約社員のデメリットとしては、その会社の中で現在おこなっているプロジェクトの終了時や、企業が経営不振に陥ったときに最初に契約解除される可能性があるという点です。

この点については、現在内定いただいている企業に、なぜ契約社員制度を導入されているかを伺ってみることが良いです。また現在の経済環境下ですと、大手企業以外は内部留保資金が少ないため、倒産の可能性はどの企業にも潜んでいるということを認識しておくとよいです。契約社員と正社員の差はこの点が一番大きいデメリットです。

②自分の興味ある職種からの内定ということで契約社員だということですが、同業界での同職種の正社員採用の企業は探されていますでしょうか?職種のみが就職の選択要因であれば可能性を広げる作業は行っていた方がよいです。

ご自身がやりたい仕事について既に出会えているので、メリットデメリット、その他の選択の可能性を知っておくことは無駄にはなりません。自分にとって良い選択をしてください。

キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表

岩﨑 千夏

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大卒で契約社員、ご自分ではもうほとんど決心できているのではないですか。周囲が反対したから辞めるのであれば、厳しい言い方をすればそれくらいの気持ちだったということです。

何をやろうとしても、周囲が100%賛成することはないかもしれませんし、就職後に選んだ道を正解にするか不正解にするかは自分の行動次第です。誰も責任はとってくれませんよ。

正社員と契約社員の違いはご存知でしょうか?正社員は期間の定めなしであるのに対し、契約社員は1年更新であったり条件面が異なるでしょう。また、入社時は同等の条件面でも、将来的に給与があまり上がらない、役職に制限があるなど制約がある可能性もあります。入社時だけで比べることのないよう、たくさん考えて選択してくださいね。

以前と比べ、人材の流動性はずいぶん高まっています。一社で定年までと考える若者もかなりすくないようですから、目先のことだけでなく、自分が将来何を成し遂げたいのか、そのために今何を選択するのが良いのか、じっくり考えてみてください。応援しています!

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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大卒で契約社員になることが必ずしも悪いことではありません。自分のやりたいことができそうな会社から内定をもらえたことはとても素晴らしいことだと思います。

また現在は、正社員、契約社員、業務請負などの垣根が段々と低くなりつつあります。正社員として雇われていたが、他にやりたいことをやるために、業務請負という形式に契約を変え、会社での仕事は継続しながら、他にも仕事をするという複業スタイルにする人もいます。

契約社員であるということのデメリットを挙げるとすれば、やはり契約期間が定められてる有期雇用だということです。契約社員として働いている以上、契約期間が終わればそれで終了となることもある、ということは踏まえておきましょう。何年も契約更新していたとしても、会社の経営状況によってはやむを得ず契約終了せざるを得なくなることはあり得ます。正社員であればそういうことがほぼありません。

ただし、有期雇用も雇用期間が通算5年を超えた契約更新の際には、無期雇用へ転換しなければならないという、いわゆる「5年ルール」というものも存在します。契約社員そのものがいけない、というわけではなく、仕事の内容とあわせて給与面、契約更新の条件、有給休暇や退職金などの福利厚生など、さまざまな条件をきちんと踏まえた上で、自分が納得できるかどうかを見極めるのが大切です。

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