Q
グループワークではどのようなテーマが出されますか。
志望企業の選考でグループワークが実施されます。グループワークの大方の流れは理解したのですが、どのようなテーマが出されるかわからず、対策が万全とはいえません。
社会問題に関するテーマや変わったテーマなど、さまざまなテーマ例があると聞きました。さまざまなテーマを想定して練習したいので、なるべく多くのテーマを知りたいです。
また、それに応じて対策しておくべきことなどがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
グループワークのテーマはキャリアや社会課題に関するものが多い
グループワークのテーマについてですが、まず仕事そのものや働くことを切り口にしたテーマはよく扱われます。たとえば「ワークライフバランスについて」「仕事とモチベーション」「自己成長とキャリア開発」「リーダーシップとチームワーク」などです。
また、社会課題や時事問題にかかわる切り口のテーマも頻出です。たとえば「サステナビリティと環境問題」「人口減少と高齢化問題について」「再生可能エネルギーについて」「AIの発達と雇用問題」などです。
グループワークで扱われるテーマは業界によってある程度の傾向があることも踏まえておきましょう。
質問者さんはどのようなテーマが出されるかわからないとのことですが、仕事や働くことを切り口にしたテーマはまず押さえておくと良いかもしれません。そのうえで、質問者さんが志望している業界で注目されているキーワードについて基本知識を入れておくと安心です。
さらにたくさんのテーマを知りたいということであれば、「就活」「グループワーク」「テーマ例」で検索してみると多くのまとめサイトがヒットします。ただ、さまざまなテーマを使って練習をしていくうちに、テーマ自体がそれほど大きな問題ではないことに気づくかと思います。
グループワークで必要なのはコミュニケーション力! 練習して身に付けておこう
グループディスカッションで最も大切なのは、他人とのコミュニケーションをどのように取るのかという部分です。
先に挙げたテーマ例を確認し、練習を重ねるのはとても大切です。知識として「こういうことに気をつけましょう」「こういうことを見られています」と理解したとしても、実際にできるかどうかは別問題。
特にグループワークは面倒くさがってあまり練習しない人もいるので、実際に練習することでほかの就活生と差別化しやすくなる分野でもあります。友人と声を掛け合う、もしくはネット上で一緒にする人を募集するなどもできるかと思います。
「実際に練習する」これに勝る対策はありません。
こちらの記事では、グループワークの目的や進め方、種類、事前準備の方法などを解説しています。参考にしてグループワークのコツを押さえてくださいね。
テーマを知ることより流れに応じて臨機応変に対応することが大事
対策すべきことは、数多くのテーマを知ることではなく、対策していないどのようなテーマでも、場の会話の流れに応じて自分の考えを述べられることです。
そもそも企業は対策していない状態でどのようなコミュニケーションを取れるのかを見たくて、グループワークやディスカッションを取り入れているのですよ。テーマはむしろ知らなくていいのです。
正解のない状況で目の前の人・課題と向き合う力を付けておこう
実はグループディスカッションの際、知らないテーマの場合よりも、対策をしてきたテーマになった途端、記憶に頼ろうとして会話がちぐはぐになって評価を下げる学生をたくさん見ています。
目の前にいる相手と会話しているはずなのに、頭の中では練習したものを思い出そうとして過去に飛んでいるので、目の前の話し合いの流れに乗れず、相手を無視してしまうのです。こうなると過剰な対策は逆効果になってしまいます。
面接官の立場から言えば、ディスカッションに正解は求めていません。仕事の場面では答えのわからない課題が毎日のように出てくるわけですから、臨機応変に目の前の相手や状況としっかり向き合うことの方が大切です。
グループディスカッションは、コツをつかめば選考通過率を上げることができます。こちらの記事で解説しているので、チェックをして対策をしましょう。
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こちらのQ&Aでは、グループディスカッションが苦手な人へのアドバイスを掲載しているので、チェックしてみてください。
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