Q
Web面接にカンペを持ち込んでも問題ないですか?
今度Web面接を受けますが、面接官の質問に答えられる自信がありません。そこで、カンペを見ながら面接を受けようと思っています。
しかし、「面接官にカンペがバレてしまったらどうしよう」という不安な気持ちもあるので、カンペを作るかどうか悩んでいる状態です。
もしWeb面接でカンペを見ていることがわかったら、面接官にどう思われてしまうのでしょうか......?
またカンペを使っても良い場合は、どんな感じでカンペを準備しておくのが良いのか教えていただきたいです。よろしくお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ベストアンサー
カンペを用意するのは可能だが真実味が感じられなくなるリスクがある
Web面接であれば、カンペを用意することは物理的には可能です。ただしカンペを見ていたらほぼ100%の確率で面接官にはバレるでしょう。
目線の動きなどでもわかるのですが、最もわかりやすいのは「書いてあるものを読んでいる」という話し方です。ものを読みながら話すと必ず不自然さが生まれます。そして内容が相手に伝わりません。これを不自然に聞こえさせないのは俳優やアナウンサーなど話をするプロだけです。
面接官はカンペを読んでいることに対して良い・悪いという判断ではなく「話していることが伝わってこないなあ」と感じるでしょう。そうなると質問者さんの話していることに真実味が感じられず、人柄も能力も相手に理解してもらえません。
カンペは伝えるべきキーワードを簡潔にまとめたものにしよう
理想はカンペなしですが、どうしてもカンペを作りたいのであれば、文章ではなく、伝えるべきキーワードだけを書いたものにしましょう。それをカメラの横に貼っておくと、話すべきことを思い出せ、目線や話し方も不自然になりにくいです。
忘れてならないのは何を話すかを紙に書いて整理したものを使い、何度も口に出して実際に話をする練習をすることです。1〜2回読み上げて終わりではありません。キーワードを見れば、伝えたい内容がスムーズに出てくるくらい5〜10回口に出して練習することです。
原稿を書いて話したい内容を整理するというのは、面接における準備の半分です。残りの半分は「本番同様」口に出すことです。
面倒臭いと思うかもしれませんが、面接で話をすることに自信がない人はこの練習をすることで、落ち着いてやりとりすることができるようになるのでぜひ実践してみてください。
カンペを用意しても良いが目線に気を付けよう
Web面接でカンペを用意することは問題ありませんが、カンペを使用するうえで注意が必要です。Web面接では、画面を見て回答するのではなく、カメラを見ながら回答すると下向きにならず面接官を見ながら回答している印象を与えます。
カンペもできる限りカメラの近くに貼っておくことで、視線をそらさずに使用することができます。
視線が下がったりしていると、面接官はカンペを使用していると考えます。カンペを使用していることがわからないように、カメラを見ながらカンペを見るようにすると良いでしょう。
パソコンを使用するならばモニターに貼り、スマートフォンの場合でもカメラの近くに貼っておくようにしましょう。
カンペは伝えたいことを伝えるための補助的なツールとして使おう
カンペには、文章ではなく回答のキーワードを書いてください。文章を記載するとカンペを読み上げているといった印象を与えます。カンペを読み上げていると感じれば、学生本人の考えを伝えているのではなく、信憑性がない回答だと考える面接官もいます。
面接で上手く話そうなどと思わず、伝えたいことをきちんと伝えようという気持ちで臨むと良いでしょう。
ただ、カンペは、あくまでも回答を忘れないための補助的なツールであり、できる限りカンペを使わずカメラを見ながら、面接官に向かって回答するようにしてください。事前に模擬面接をおこない、どう映るか確認をしておくと良いですよ。
Web面接でやりがちな失敗や攻略法については、この記事で詳しく解説しているので、これからWeb面接を受ける人は参考にしてください。
こちらの記事は対面での面接練習の方法を解説していますが、Web面接でも共通することは多くあります。練習をするときの参考にしてくださいね。
以下の記事でZoom面接カンペを使うリスクを解説しているので、企業からZoomを指定されている人は確認しておくと思わぬ失敗を防ぐことができます。
以下のQ&Aでは、オンライン面接時に騒音が評価に影響するか不安に思っている学生へキャリアアドバイザーが回答しています。併せてチェックしてみてください。
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