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短所として「八方美人」を伝えるのは不利ですか?
私の短所は、周りの人に良く思われたいという気持ちが強く、誰に対しても良い顔をしてしまう「八方美人」なところです。
その結果、自分の意見をはっきり言えなかったり、中途半端な対応をしてしまい、かえって周りに迷惑をかけてしまうこともあります。
就職活動の面接で短所について聞かれた際、この「八方美人」な点を正直に伝えるのは、やはり不利になるでしょうか? 主体性がないとか、責任感がないといったマイナスな印象を与えてしまうのではないかと心配です。
もし、面接でこの短所について触れる場合、どのように伝えれば、ネガティブな印象を最小限に抑えられますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「八方美人」だからこそできることもある! ポジティブな側面も理解し伝えよう
「八方美人」という言葉をそのまま短所として伝えると、主体性や決断力に欠けるというネガティブな印象を与えかねないため、伝え方の工夫が重要です。
この言葉の裏には「周囲との調和を大切にする」という長所が隠れています。まずはそのポジティブな側面を認め、自己理解の深さを示しましょう。
強みをセットで伝えポジティブな印象に変えよう
そのうえで、「調和を重んじるあまり、自分の意見を主張できない場面がありました」と課題を正直に伝えます。
そして最も重要なのが、「現在は、チームのために言うべきことは、相手への配慮を忘れずに主体的に発言するよう心掛けています」といった、具体的な改善努力をセットで語ることです。
これにより、誠実さと成長意欲を同時にアピールできます。
八方美人は短所であり長所でもある! 前向きな姿勢が鍵
伝え方によっては長所にもなるという点を意識すると良いでしょう。
「八方美人」もとらえ方によっては、「誰とでも仲良くなれる」「さまざまな人に分け隔てなく接することができる」と見ることができるので、一概に不利とは言えません。
ネガティブな印象を与えないためには、「日頃から、どのような人とも分け隔てなく対等に接しています」といった言い方をしたり、あるいは「対等に接するなかで、言いづらいことも自然と嫌味なく伝えることができています」といった点をセットで話せると良いでしょう。
主体性を意識し、業界特性も考慮しよう!
「短所は何ですか」と聞かれた際に、「八方美人なところがあるかもしれません」と答えたうえで、「日頃は、どのような人とも分け隔てなく接するようにしていますが、とらえ方によっては八方美人とみられてしまうかもしれません」といった伝え方が良いかと思います。
「自分の短所は八方美人なところです」と直接的に伝えても大丈夫です。
この短所が、「主体性がない」といった印象につながる可能性もあるかと思いますが、主体性や責任感がないとみなされることが特にマイナスに働く業界としては、やや懸念されるかもしれません。
「面接での長所や短所の回答方法がわからない」と悩む人は以下の記事を参考にしてください。面接官に刺さる長所や短所の伝え方を解説しています。
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