Q

学歴フィルターがあるのは当たり前なのでしょうか?

多くの企業にエントリーしているものの、書類選考で落とされてしまうことが多く、なかなか面接までたどり着けません。あまりにも通過率が悪いので、学歴フィルターの影響ではないかと思っています。

実際のところ、学歴フィルターで応募者を絞り込む企業は当たり前のようにあるのでしょうか?

そもそもなぜ企業は学歴フィルターを使うのでしょうか? また、学歴に自信がない人は学歴フィルターとどのように戦っていけば良いのでしょうか? 対処法を専門家の人に聞きたいです。

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キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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学歴フィルターを設定している企業は一定数あると考えられる

まず学歴フィルターについてですが、これは一部の企業で採用の一環として設定されているといわれています。大量の応募者から適切な候補者を見つけるために、学歴を一つの指標として利用するためです。

しかし、すべての企業が学歴フィルターを使用しているわけではありません。特に中小企業やベンチャー企業では実力が重視されるので、学歴よりもスキルや経験、人物像を重視する傾向にあります。

次になぜ企業が学歴フィルターを使用するのかという問いについてですが、これは企業が求める人材の質を保証するための一つの方法として用いられています。

技術者などを募集している一部の企業では、特定の大学の卒業生が一定の基準を満たしていると考え、その大学の卒業生を優先的に採用することがあります。しかし、これはあくまで一部の企業の考え方であり、すべての企業が同じように考えているわけではありません。

学歴フィルターと戦うためには対策が必要

学歴に自信がない人が学歴フィルターとどのように戦うべきかという問題ですが、以下の3つの対策を考えてみてください。

1つ目の対策は、自分の強みを見つけてそれを活かす方法です。まずは学歴以外の部分で自分が優れている点を見つけ、それをアピールすることが重要です。

それは特定のスキルかもしれないし、特定の経験かもしれませんが、強みを明確にして、活かすことで学歴フィルターを乗り越えることが可能です。SNSのフォロワー数が何万人という規模の学生が学歴を超えて採用になった例も実際にありますよ。

2つ目の対策は、学歴を重視しない企業を探すことです。すべての企業が学歴を重視しているわけではないので、中小企業やベンチャー企業、または実力を重視する企業を探し、そこに応募することも一つの方法です。

3つ目の対策は、人間関係を構築することです。人脈を広げ、自分の能力を認めてくれる人を見つけることも重要です。その人があなたの推薦者となり、あなたの能力を企業に伝えることで学歴フィルターを乗り越えることが可能になります。

ぜひこれらの対策を試してみてください。そして何よりも大切なのは、自分自身を信じることです。あなたは自分自身の価値を持っており、それは学歴だけで決まるものではありません。自分の能力を信じて、挑戦し続けていくと開けてくるものがあります。

自分の強みがわからないという人は、この記事を参考に9つの方法で自分のアピールポイントを見つけましょう。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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応募者の多い企業では学歴フィルターが設定されている可能性が高い

応募者が多い企業では、採用担当者の業務量が増えるだけでなく採用経費が膨らむなどの理由から、学歴フィルターで応募者を絞り込んでいるケースは十分にあると考えられます。

学歴を重視する企業は、学歴フィルターを設定することで、「効率的な書類選考ができる」と考えているのです。学歴も立派な実績ですが、学歴フィルターを設定することで逆に活躍できる人材を逃しているケースもあるともいえますね。

学歴フィルターの有無を調べるためには、求人情報に掲載されている社員の出身大学が特定の大学に偏っているかどうかを確認するなどの方法があるので、気になる人は社員の学歴を調べてみても良いかもしれません。

学歴フィルターにこだわりすぎず幅広くエントリーしよう

また選考に通過しないことに悩んでいるなら、これまでエントリーした企業が大手企業や人気企業など応募者数が多い企業に偏っていないか一度チェックしてみてください。

大手企業でなくても魅力的な企業はあります。企業規模や知名度に捉われずに幅広くエントリーすることを考えてみましょう。また出身大学の社員が在籍している企業であれば、学歴フィルターがかかっていないと考えられるので、大学のキャリアセンターなどで確認をしてみましょう。

学歴フィルターの実態は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。

書類選考を突破できないのは、学歴フィルターではなくエントリーシート(ES)に問題があるケースもあります。こちらで通過率を上げるコツを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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