この記事のまとめ
- 自己分析をすれば自分の強みは誰でも見つかる
- 自分の強みは3ステップでアピールすると効果抜群
- 就活で強みをアピールする例文10選を紹介
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
面接や履歴書で必ずといっていいほど聞かれる「自分の強み」。質問を通して、「自社の社風に合っているか」や「入社後に活躍できるか」が見られていますが、見つけられていない人やどのようにアピールしていけばいいかわからないという人は多いかと思います。
この記事では、キャリアアドバイザーの鈴木さん、田邉さん、横山さんと、自分の強みを見つけるための自己分析方法やアピール方法について解説していきます。
すでに自己分析を実施した人向けに、自己分析以外で自分の強みを見つける方法や就活で使える強み一覧、自分の強みをアピールする際の例文も解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめの対策ツール
「自分の強み」を見つけるには自己分析が不可欠! 最適な強みを見つけよう
この記事では、まず自分の強みとは何か、長所や自己PRとの違いをふまえて解説します。
そのうえで、自分の強みを見つけるために必要な自己分析の方法について解説するので、実践して自分の強みを正しく認識しましょう。
また、自己分析をすでに実施したけど強みが見つかっていない人向けに、自己分析以外で強みを見つける方法を解説します。強みが見つけられず悩んでいる人やあまり時間を割けない人でも強みが見つかります。
見つかった強みをふまえて、強みを実際にアピールする方法や例文も解説していきます。自分の強みを武器に選考を突破できるよう参考にしてください。
自分の強みがわからない時は、自己分析ツールを活用してください
就活では自分の強みを理解しておく必要があります。ただ、就活が進むにつれ「これは、本当に自分の強みなのかな?」と悩み出してしまう人が多いです。
そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、自己分析が完了し、あなたの強み・弱みを正確に把握できます。
自己分析ツールを活用して効率的に自己分析を終わらせ、あなたの強み・弱みを正確に把握しましょう。
・自己分析のやり方がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
強みとは
そもそも強みとは次のような意味があります。
強みとは
仕事で成果を出すためのスキル
強みと似た言葉で長所などが挙げられますが、それぞれ似ているようで意味は異なります。意味をしっかりと押さえないと企業の質問意図と異なる回答をしてしまうので、次で解説していく内容を押さえていきましょう。
長所との違い
長所とは
本人が持つ優れた資質・人柄・性格
長所と強みの違いとしては、メリットを享受できる相手がいるか、いないかの違いです。
長所と強みは、どちらも本人が持つ優れたスキルであることに変わりはありませんが、長所はほかの人より秀でた特徴自体を指します。一方で、強みは第三者が享受することができるほかの人より秀でた特徴を指します。
そのため、強みの場合はどのように活かしていくかまで回答することが求められます。
「強み」と「長所」は別物です。
就活をしていく中で、「強み」と「長所」のどちらを問われているかを考えて答えることができないと、就活に対して準備不足な学生ではないかと企業側に判断されることにつながりかねません。
長所は短所とセットで聞かれることが多いですが、長所・短所が見つけられないと悩む人は多くいます。次の記事では、長所・短所の見つけ方やアピール方法を解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介
次の記事では、履歴書における長所・短所の書き方について解説しています。履歴書の長所・短所は狭いスペースで自分自身を最大限にアピールすることが求められます。これから履歴書を作成する人はぜひ参考にしてみてくださいね。
例文25選|履歴書の長所・短所の書き方と選考通過に導くポイント
自分の強みがわからない時は
3分で終わる自己分析ツールを活用してください
就活では自分の強みを理解しておく必要があります。ただ、就活が進むにつれ「これは、本当に自分の強みなのかな?」と悩み出してしまう人が多いです。
そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、自己分析が完了し、あなたの強み・弱みを正確に把握できます。
自己分析ツールを活用して効率的に自己分析を終わらせ、あなたの強み・弱みを正確に把握しましょう。
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・時間をかけずに自己分析をしたい人
自己PRとの違い
自己PRとは
企業に対して自分の良いところをアピールすること
自己PRはアピールする行為そのものを指すので、自分の強みをアピールする手段として考えましょう。強みや長所とは別の概念として捉えてくださいね。
自己PRは自分の強みをダイレクトにアピールできる貴重な機会です。何を伝えれば良いのかわからない人は、こちらの記事も参考にしましょう。
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!
こちらの記事では自己PRと強みの違いについてより詳しく解説しています。自分の強みを自己PRとしてアピールする方法も解説しているので、ぜひ選考対策の参考にしてみてください。
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例文10選|自己PRと強みは違う? 各質問の適切な回答方法を解説
「自己PRをしてください」「あなたの強みは何ですか」。面接で問われたときの的確な回答法をキャリアコンサルタントとともに解説。自己PRで使える強み一覧付き。さらに回答例10選も。
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強みは大きく3種類に分けられる
強みは「ヒューマンスキル」「ポータブルスキル」「専門的なスキル」の大きく3種類に分けられます。
この後で詳しく解説しますが、企業には学生の強みを質問する意図が存在します。そのため、意図にそぐわない強みをアピールしてしまうと、自分自身を最大限にアピールすることができずに面接が終わってしまう可能性があります。
次では強みに該当するスキル3種類をそれぞれ解説していくので、まずは自分の「強み」がどれに該当するかを押さえていきましょう。
ヒューマンスキル
ヒューマンスキルとは、人柄など性格的な部分が該当します。先ほど解説した「長所」にも近しいものといえるでしょう。
具体的には次のような強みが挙げられます。
ヒューマンスキルの該当例
- 協調性
- 気配り
- 向上心
- 聞き上手
- 人を尊重できる
- チャレンジ精神
こちらの記事では、向上心を自己PRとしてアピールするコツを解説しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点
ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、環境・業種・職種に関係なく使えるビジネススキルを指します。
汎用性の高いスキルのため、社会人になると習得することが求められますが、学生のうちから持ち合わせていることは十分なアピールになります。
具体的には次のような強みが挙げられます。
ポータブルスキルの該当例
- ロジカルシンキング
- 課題解決力
- リーダーシップ
- マネジメント能力
これらは一長一短で身につくものではありませんが、過去のエピソードを深掘りすることで見つけられます。詳しくは後ほど解説していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
- ビジネスにおけるマネジメント能力と部活動で経験するマネジメント能力は性質が異なる面があるかと思います。安易にアピールしない方が良いのでしょうか?
異なる点は多いがアピールすることは問題ない
ビジネスにおけるマネジメント能力と部活動で経験するマネジメント能力については、異なる点が多く存在することは確かです。
しかし、部活動で経験したマネジメントについての詳細を自分の中で理解し、説明することができるようであれば、あなたの強みとしてアピールすることができます。
自分の強みを理解して展開できるということは、ほかの学生との差別化にもつながります。
自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人
専門的なスキル
職種に特化した資格や知識を指すのが、専門的なスキルです。具体的には次のような強みが挙げられます。
専門的なスキルの該当例
- プログラミングスキル
- デザインスキル
新卒における就活では、学生のポテンシャルや人柄を評価して内定が決められるので、専門的なスキルはそこまで重視されない傾向にあり、基本的には中途採用などで重視されています。
自己PRではヒューマンスキルとポータブルスキルを「強み」としてアピールしよう
強みにはヒューマンスキル、ポータブルスキル、専門的なスキルの3種類が挙げられますが、就活で求められる強みはヒューマンスキルとポータブルスキルです。
先ほど解説したように新卒の就活では、基本的に専門的なスキルは重要視されません。そのため、専門的なスキルを持っていないからといって評価が下がるということはありません。
もちろん専門的なスキルはあるに越したことはないので、専門的なスキルを持っている場合は、履歴書の資格欄に記載してアピールしましょう。
また、専門的なスキルを習得する過程で、ヒューマンスキルやポータブルスキルを活かした経験があるかもしれません。ヒューマンスキルやポータブルスキルを活かした経験はアピールになるので、自分の強みを裏付けるためのエピソードとして、使っていきましょう。
例外として、理系学部で専門分野を専攻していたり、Web系のクリエイティブ制作を専攻したりしている学生は、専門的なスキルのアピールが有効になるケースもありますよ。
就職先で活かせる専門性がある学生は積極的にアピールしましょう。
自己PRの書き方やアピール方法についてはこちらの記事で詳しくまとめています。自己PRで悩んでいる人は併せて参考にしてみてください。
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自己PRの作文で選考を突破するためのコツを解説。書く前の準備の仕方から伝わる文章にするためのコツや字数調整の仕方までキャリアアドバイザーとともに解説します。強み別の例文も紹介するので、自己PRの作文が上手くかけず悩んでいる人は参考にしてみてください。
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企業が学生の強みを知りたい背景
就活で質問される強みでは、ヒューマンスキルやポータブルスキルが重視されていますが、これらが重視される理由の1つとして、企業が学生の強みを知りたい背景が関係しています。
次では、企業が学生の強みを知りたい2つの背景について解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自社の社風に合っているかを知るため
同じ業界・業種でも企業によって、会社の雰囲気や在籍している社員の特徴はそれぞれ異なります。
やりたいことが実現できる環境であっても、会社のカルチャーと合っていない社員が入ってしまった場合は、入社してもすぐに離職してしまったり、在籍している社員とうまくいかないといったことが発生してしまいます。
そのため、企業側は学生の強みを聞いたうえで、その強みが自社で活かすことができるかどうかを判断するのです。
入社後に活躍できるかを知るため
企業が社員に求めているのは、入社後の活躍です。
企業は学生の強みを通して、自社に入社後も同様に強みを発揮し、自社の売上や個人として成長することができるかを見極めています。
学生の強みを聞いたうえで自社の業務を任せたときのことをイメージし、高いパフォーマンスを発揮することができるかどうかを把握するために強みの質問を実施するのです。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る逆境に対して克服できたかどうかも見られるポイント
人事目線で企業が強みを聞く目的として、「逆境に対して克服できるか」が挙げられます。
自分の置かれた状況で、自己分析を実施し、自分の弱みを認めたうえで、その課題に対してあなたがどのように対処・対応してきたかが見られています。
企業は日々課題や問題に直面しています。
この問題や課題に対して立ち向かうことができる力をもった社員がいると、企業は成長する推進力を手に入れることができるのです。
自己分析を通して「逆境に対して克服できたかどうか」を見つけよう
「強み」はインパクトのある経験や内容がなくとも、コツコツ積み上げてきたことが自分の強みとなっていることもあります。
そのため、自己分析を実施することで「逆境に対して克服できたこと」は、見つけられます。
自分の過去の経験の中で小さいことでも「逆境に立たされたな」ということがあれば、その経験から考えることで逆境に対し克服できた強みを見出すことができるはずですよ。
あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
自分の強みを探すにはまず自己分析を実施しよう
自分の強みを見つけるために、まず実施するべきことが「自己分析」です。
自己分析は多くの学生が就活を始めたタイミングで実施するもので、就活の軸や業界・企業を絞る際に効果的な手段ですが、自分の強みを見つけるためにも有効な手段です。
自己分析を通して、自分の強みを見つける場合は「褒められた経験」や「他人よりも上手くできた経験」を深掘りしていくことがおすすめです。具体的な見つけ方については、次で解説していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
自己PRは自信を持って語れる必要があります。
考えて文章を絞り出しただけでは、まだ自分の本当の強みとは言い難いです。心の底からこれは自分の強みであるとPRできる「本物の強み」を発見するためには、自己分析が必ず必要です。
自分の強みが見つかる! おすすめの自己分析方法6選
自分の強みが見つかる! おすすめの自己分析方法6選
- 自分史
- モチベーショングラフ
- 自己分析ツール
- マインドマップ
- 自己分析本
- 自己分析セミナー
自分の強みを見つけるためには、自己分析が有効的な手段ですが、自己分析の方法はいくつか存在します。自己分析は実施することが目的なのではなく、自分の知り得ない強みや価値観を見つけることが目的です。
次では自己分析の方法をさまざま解説していくので、自分に合った方法を探してみてくださいね。
①自分史
自分史とは
自分自身の生涯あるいは半生の出来事を文章化したもの
自分史は、上記の3ステップに沿って過去の経験を洗い出していく自己分析の手法です。
「自分の強み」を見つけるためには、それぞれの経験で活躍できたことや褒められたことを洗い出していきましょう。洗い出した内容には共通点が出てくるので、それが自分の強みとなります。
自分史を作成することで自分の強みや価値観がわかります。以下の記事では作成した自分史を就活で最大限活かす方法をまとめているので参考にしてみてください。
自分史を最大限就活に活かす方法とは? 記入例付きで作り方から解説
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人
②モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、縦軸をモチベーション、横軸を年齢に設定して、モチベーションの浮き沈みを上記の画像のようにグラフで設定します。
小学校以前から現在までで起きた主な出来事を洗い出し、それぞれ自分のモチベーションにどのように寄与したかを考えてみましょう。
モチベーショングラフで上振れしている部分に注目して、モチベーションが上振れとなった要因から自分の強みを探っていきましょう。
モチベーショングラフから自分の強みを見つける例
モチベーション高く取り組めた出来事
・大学受験(成績や点数が目に見えて上がっていくから)
・携帯販売のアルバイト(売り上げをどのように上げるか試行錯誤するのが楽しかったから)
↓
ここから読み取れる強み
目的に向けて努力を積み重ねることができる
成果を上げるために楽しんで努力できる
こちらの記事では、モチベーショングラフのテンプレを用いながら作成方法をより詳しく解説しています。作成のイメージが湧かない人は、ぜひチェックしてみてください。
関連記事
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ
自己分析に有効な手法としてモチベーショングラフがあります。モチベーショングラフは適切な書き方や活用方法を知らないと、就活にうまく活かせません。この記事ではキャリアアドバイザーがモチベーショングラフで自己分析を極める方法を解説します。
記事を読む
自己PRで努力家をアピールしたいと考えている人は以下の記事を参考にしてみてください。自己PRの作り方とタイプ別に例文もまとめています。
努力家の自己PRの作り方|努力タイプ別例文で徹底解説
③自己分析ツール
自分ひとりで自己分析を実施することが難しい場合は、自己分析ツールを活用してみることもおすすめです。
診断ツールでは、質問に回答するだけで、自分の強みを発見することができます。
就活の自己分析に特化したサービスも多く、診断ツールの結果をもとに企業からスカウトやオファーが届くものもあります。
具体的には次のようなツールが挙げられます。どれも無料で利用することができるので、ぜひ活用してみてくださいね。
診断ツールを使用して自己分析をおこなう場合は、ひとつの診断ツールに偏らずに複数の診断ツールを実施し、その結果をもとに複合的に自己分析するようにしましょう。
複合的に取り組むことで偏った自己分析にならないようにすることができます。
④マインドマップ
新しい気づきを得られる有用な自己分析ツールとして、マインドマップもおすすめです。
マインドマップとは
頭の中で考えていることを書き出すことで、記憶の整理や発想をしやすくするもの
マインドマップを用いて、自分の強みを見つけるためには、まず無地の紙を用意し、用紙の中央に「自分」と記載し、「褒められた経験」や「他人よりも上手くできた経験」を深掘りしていきましょう。
褒められた経験であれば、「なぜそれが褒められたのか」「自分では何を意識したのか」など、自分に対して質問を繰り返していくことで、経験を通して活かされた強みにたどり着くことができます。
マインドマップの自己分析のやり方はこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
⑤自己分析本
先ほど自己分析ツールについて解説しましたが、自分自身での自己分析が難しい人におすすめなのが自己分析本の活用です。
自己分析本は、自己分析ツール同様に質問に対して回答していくだけで自分の強みがわかるようになっています。具体的には次の書籍がおすすめです。
本を読むことで自己分析の方法がわかるものから、付録として自己分析シートがあり、シートを埋めることで自己分析することができるものなど、さまざま存在します。書店などに足を運び、何冊か手にとって、自分に合ったものを選んでみることがおすすめです。
『ストレングス・ファインダー2.0』は学生だけでなく社会人も活用している自己分析本で特におすすめです。簡単な診断を受けると34の資質として強みを特定することができますよ。
⑥自己分析セミナー
自己分析を第三者に手伝ってもらうことができるのが、自己分析セミナーです。
自己分析セミナーは座学・実践・フィードバックの構成で実施されます。基本的に就活に特化した専門のアドバイザーが講師として登壇するので、就活のプロに方法論や客観的な意見をもらえる機会となっています。
自己分析のやり方を基礎から学ぶことができるので、「自分の強み」のみならず、就活の軸などを見つけるきっかけになることもメリットですよ。
自己分析セミナーに参加したい場合は、就活情報サイトに掲載しているイベントから探してみましょう。就活情報サイトでは、就活イベントやおすすめのツールについて案内しています。次で紹介する就活情報サイトを活用してみてくださいね。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見るモチベーショングラフを活用した自己分析は特におすすめ
自己分析はさまざまな方法があって、自分には何があっているのか悩む学生が多いのではないでしょうか。このように悩む学生は、自分の強みをグラフでわかりやすく理解できるだけでなく、就活の軸も見つけられるモチベーショングラフがおすすめですよ。
モチベーショングラフは物心ついてから現在に至るまでの、モチベーションをグラフ化するだけなので、誰でも簡単に作成することができます。また、分析するポイントも明確で、グラフの最大値と最小値の経験を深堀りすることで強みを見つけるきっかけになります。
グラフの最大値は、自分が最も力を入れて取り組んだ経験なので、経験を振り返ると自分の強みを見つけるきっかけになります。
グラフの中での共通項が「就活の軸」発見につながる
また、グラフが上振れしている部分に共通することを見つけると、就活の軸を見つけることもできます。たとえば、「尊敬するメンバーと協働するときにやる気が出る」などがわかれば、「一緒に働く人を重視したい」という軸も見つけられますよ。
どの自己分析が向いているかわからない学生は、モチベーショングラフを活用しましょう。
自己分析の方法はこちらの記事でさらに詳しく解説しているので、併せて参考にして自己理解を深めましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析シートを作成することで、分析した結果をわかりやすく整理することができます。こちらの記事では自己分析シートの作成方法と併せてフォーマットも展開しているので、ぜひ活用してみてください。
関連記事
簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選
自己分析をおこなうなら、自己分析シートの活用がおすすめ。比較的短時間で的確な分析が可能であり、時間がない学生も自己分析を十分におこなうことができます。記事では、キャリアコンサルタントと自己分析シートの作り方や活用方法を解説します。
記事を読む
自己分析をしたけど自分の強みが見つからない場合の対処法3選
自己分析をしたけど自分の強みが見つからない場合の対処法3選
- 他己分析
- 弱みから強みを言い換える
- 就職エージェントの利用
前提として、自己分析が自分の強みを見つけるためには有効的な手段ですが、自己分析で見つけられないという人は、それ以外の方法を模索してみましょう。
次では、自己分析以外で自分の強みを見つける方法について解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
①他己分析
他己分析とは
他人が自分の性格や長所・短所を客観的に分析すること
他己分析では、友人や家族から自分の客観的な評価をもらうことができるため、自己分析では気づけなかった気づきを得ることができます。
他己分析を通して、自分の強みを知るために「自分の強みは何か」を聞いてみましょう。
注意点として、「自分の強み」が友人や家族自身の主観になってしまうことがあります。なるべく具体的なエピソードと合わせて聞くことがおすすめです。
また、他己分析の結果が偏らないように特定の人物だけではなく、友人の中でも付き合いの長い友人・付き合いの短い友人など、複数名から聞き、それぞれの発言から共通するものを探してみてくださいね。
②弱みから強みを言い換える
何となく「これが強みなのではないか」と感じていても、「自分の強み」とすることに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。自己分析をしていても、短所にばかり目が向いてしまうという人もいるかと思います。
こうした抵抗感を持つ人におすすめの方法が「弱みから強みを言い換える」手法です。
強みと弱みは一貫性が求められます。たとえば、強みが「慎重」で弱みが「大胆に行動し過ぎてしまう」の場合、慎重なのか大胆なのかわかりませんよね。
そのため、強みと弱みは一貫する必要があり、強みを見つけるために弱みから考える方法が効果的といえます。
次の記事では、短所から長所を見つける方法を解説しています。言い換え例を参考にして、自分の長所を見つけましょう。
言い換え例35選|短所を長所に変える方法と選考への役立て方を解説
③就職エージェントの利用
就職エージェントとは
学生一人ひとりにアドバイザーが付き、自分にあった企業を紹介してくれるサービス
就職エージェントは企業の紹介がメインですが、志望企業の内定獲得まで書類の添削や面接の練習など、選考のサポートも実施しています。
そのため、自己分析がうまくいかずに自分の強みを見つけられていない場合は、就職エージェントに相談してみることもおすすめです。深掘りを手伝ってくれたり、おすすめの自己分析方法を教えてくれますよ。
おすすめの就職エージェント
- 就職エージェントは赤の他人になるので、強みを見つけてもらえるのか不安です……。
キャリアアドバイザーは強みを見つけるプロ!
就職エージェントは、友人や家族に比べるとかかわる時間が短く、本当の強みを見つけてもらえるか不安になりますよね。
しかし、就職エージェントは相談実績が多数ある就活支援のプロです。強みを引き出すためのカウンセリング技法や強みを分析するノウハウを習得しています。そのため、短いと感じる期間であっても、学生の魅力を引き出してくれますよ。
もちろん、キャリアアドバイザーとの相性もありますが、相性が悪いときには別のアドバイザーへ変更をすることもできるので安心してくださいね。
自分で強みを見つけることが不安な人は、就活のプロから支援を受ける方法も検討しましょう。
こちらの記事では就活でアピールできる得意分野の一覧や、得意なことを見つける方法を紹介・解説しています。得意なことからも自分の強みを見つけることができるので、併せてチェックしてみてくださいね。
得意分野の一覧
就活で得意分野をアピールする3ステップ|専攻別例文15選付
得意なことの見つけ方
得意なことを見つける10の方法|得意を仕事にする方法も解説
企業に合わせた強みを見つけることも重要
自分の強みを見つけるためには、自己分析をおこなったり、他己分析や自己分析ツールを活用するなど、さまざまな方法が挙げられます。
自分の強みを探していく中で、強みが複数見つかったという人もいるかと思います。強みが複数ある場合は、企業の求める人物像を加味して選定していくことがおすすめです。
冒頭で解説したように企業は、学生が「自社の社風に合っているか」「入社後に活躍できるか」を知るために強みの質問を実施します。そのため、自分の強みと企業の特徴や業務が関連している必要があるのです。
また、強みが見つからない人は業界や企業で求められるスキルが何かを業界・企業研究を通して探してみることもおすすめです。
たとえば、不動産業界を志望しているのであれば消費者と顧客企業の間に立つことが求められるので、「信頼関係を構築する力」が求められます。そこで「信頼関係を構築する力」が活きたエピソードはないか過去の経験を深掘りしてみると良いでしょう。
- 自分の強みと企業の求める人物像が合わない場合はどうすればいいですか?
あえてチャレンジすることも選択肢
自分の強みと企業の求める人物像を合わせることがゴールではありません。ここで言う「合う」とは、自分の強みを活かせるか、あるいは自己実現をしていくことができるかです。
もし企業が求める人物像と自分の強みがマッチしないなら、強みを活かすにはいくつかのハードルがあると言えます。
もっと自分の強みを活かせる企業を探すのも良いですし、あえてチャレンジすることもできますよ。
ハードルを越えるとは、つまり大きく成長することです。企業の求める人物像に合わせるのではなく、あえてチャレンジするという気概を持つことで、大きく成長することができるでしょう。
就職というピンポイントではなく将来のことを考えてチャレンジするというメンタルを持てば、今後の自分の大きな強みとなっていくでしょう。
言葉選びがわからない人必見! 就活で使える強み一覧
なんとなく自分の強みをイメージすることができても、具体的にどのような言葉で表現すれば良いのかわからないという人も多くいるかと思います。
ここでは、就活で使える強みとその意味を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コミュニケーション力 | 他者と意思疎通を上手に図る能力 |
気配り | 物事がスムーズに進むように、先回りしてあらゆることに気をつけること |
リーダーシップ | 集団をまとめ、その目的に向かって導いていく機能のこと |
継続力 | 取り組みに失敗しても方法を見直し改善して継続できること |
巻き込み力 | 目標に向かって事を進める際に周囲の人から主体的な協力を引き出し、成果を出す力 |
実行力 | 目標へ向けて計画を立てて、最後までやり遂げる力 |
行動力 | 自ら考えたことを実行に移せる力 |
主体性 | 自らの意志や判断に基づいて、自らの責任のもとで行動しようとする態度や性質 |
課題発見力 | 現状を分析し課題や目的を明らかにするスキル |
計画性 | 目標に向かって必要な行程や予想されるトラブルなどを鑑み計画を立て、着実に実行して、目標を達成すること |
想像力 | 目には見えないものを思い浮かべる能力 |
発信力 | 自分の意見をわかりやすく相手に伝える力 |
協調性 | 立場や主張が異なるメンバーとも円滑にコミュニケーションを取り、同じ目標に向かって仕事を進めることができること |
傾聴力 | 相手の話に耳を傾け、熱心にきくスキルのこと |
柔軟性 | その場に応じて臨機応変に適切な処理ができたり、決まりや物事に縛られたりせず対応できること |
適応力 | 新しい環境にすぐに適応し、以前の環境にいた頃と同様のパフォーマンスを発揮できる能力 |
順応力 | その時におかれている環境や境遇に対し、心身を変化(調整)させる人間がもつ能力 |
3ステップ! 選考で自分の強みをアピールする方法
3ステップ! 選考で自分の強みをアピールする方法
- 冒頭で自分の強みを述べる
- 強みが活かされた経験を述べる
- 入社後の強みの活かし方を述べる
自分の強みが見つかっても、アピール方法が適切でなければ意味がありません。せっかく見つけた強みも採用担当者にうまく伝わらず、「選考に通過できない」といったことになりかねません。
次では自分の強みをアピールする方法を解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ステップ①冒頭で自分の強みを述べる
まずは自分の強みを端的に述べましょう。結論の見えない話は、聞き手にとっては話の意図がわからず、内容がうまく入ってこないということがあります。
冒頭で自分の強みが何かを述べることで、聞き手である面接官は内容が入ってきやすくなるのです。これはPREP法と呼ばれ、物事を伝達する際のフレームワークです。
PREP法とは
結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論の頭文字をとった、この順番で話を展開するフレームワーク
自分の強みを伝える際は、具体的に次のような形で冒頭に述べていきましょう。
強みの伝え方
私の強みは困難な状況においても常に挑戦していくチャレンジ精神です。
言葉で物事を伝える時、論理的であればわかりやすく説得力も増します。PREP法やSDSサンドイッチ法などは、相手が理解しやすいように話し方に順序という構造を持たせるものです。
質疑応答など口頭でちょっとした内容をわかりやすく伝える場合に効果を発揮します。
ステップ②強みが活かされた経験を述べる
冒頭で「自分の強みが何か」について述べたら、次は強みが活かされた経験やエピソードを述べていきましょう。
自分の強みが具体的にどのように活かされたのか、経験やエピソードがないと回答に説得力がなく、採用担当者も本当にそれが強みなのか判断しづらくなってしまいます。
自分の強みは自己分析やそのほかの方法で見つけた過去のエピソードを述べていくようにしましょう。具体的には次のような形がおすすめです。
強みが活かされた経験の伝え方
私は大学時代、トライアスロン部に所属していました。私はトライアスロン未経験で当初は練習についていくことで精一杯でした。ですが、持ち前のチャレンジ精神を活かして、さまざまな練習方法を取り入れ、自分の技術を磨いていきました。その結果、個人としてインカレに出場し、入賞することができました。
- 強みをアピールするうえでエピソードが少し弱いと感じてしまい、自信がないです……。どのようにアピールすれば良いのでしょうか?
自信を持って等身大としての自分をアピールしよう
「他の学生のように成果をあげた経験がない」と不安になる学生も多いのではないでしょうか。
しかし、自分ができることを等身大で伝えることが大切です。つい周りの学生と比較したくなりますが、採用担当者が知りたいことは「あなたは何が強みなのか」であり「他の学生と比べて何ができるのか」ではありません。
また、エピソードが弱いと感じるときには、まだ抽象度が高い可能性があります。
たとえば、上の例は「10種類以上の練習方法」や「動画をとり分析する練習方法」などと具体化できますよね。すると、エピソードにオリジナル性が感じられて、印象に残る強みがアピールできますよ。
ステップ③入社後の強みの活かし方を述べる
冒頭で解説したように、企業が強みを聞く目的は「入社後に活躍できるか」を見極めるためです。そのため、強みが活かされた経験を述べたら、最後に「入社後に自分の強みをどのように活かしていくか」を述べていきましょう。
強みをどのように活かしていくかを盛り込むことにより、聞き手である面接官はより具体性を持って、話の内容をイメージすることができます。
ポイントとして、「どのような形で企業の利益や成長に貢献していくか」を述べられると良いです。次を参考にしてみてください。
入社後の強みの活かし方を伝える方法
入社後は、強みであるチャレンジ精神を活かして、さまざまな仕事にチャレンジしていきたいと考えています。また、困難や壁にぶつかっても強みを活かして、乗り越え、貴社の利益に貢献していきます。
強みのアピール例文10選
就活で述べる強みはさまざまあります。前項で解説した強みをアピールする方法をもとに、次では、アピールしたい強み別に例文を解説していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
①コミュニケーション力
コミュニケーション力の例文
私の強みはどんな環境でも誰とでも仲良くなれることができるコミュニケーション力です。
私は大学時代に国際交流サークルに所属していました。学内の外国人留学生が多数所属することもあり、外国語のみならず異文化理解が必要不可欠でしたが、持ち前のコミュニケーション力を活かして、サークル内でさまざまな交流を深めていきました。その結果、3年次には代表を任され、100人規模のサークルを束ねることになりました。
貴社に入社後は強みであるコミュニケーション力を活かして、顧客との信頼関係を構築していきたいです。
コミュニケーション能力を強みとしていることがわかる内容になっていて良いですね。
自分の経験談の部分で、具体的にコミュニケーション能力がどのような強みになっているのかを記載するともっとよくなりますよ。
誰とでも仲良くなれる能力は、自己PRでのアピール要素になります。こちらの記事で自己PRとして活用する方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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②気配り
気配りの例文
私の強みはさまざまなところに目を向け気配りができる点です。
私は学生時代にカフェでアルバイトをしていました。私はバイトリーダーを任されていたのですが、バイト中はキッチンとホールに常に目を向け、顧客の反応をみながら、接客や商品の提供タイミングを見計らっていくことを心掛けました。
その結果、私がバイトリーダーに就任後は店舗運営が円滑になったと店長からお褒めの言葉をいただきました。
貴社に入社後は社内のみならず顧客に対しても「気配り」をしていきながら、利益に貢献していきます。
実際の店長のセリフを入れることで、強みを活かしたことが十分に伝わる自己PRですね。
このように、取り組みの結果どのように変化したのかを事実を交えて書くことは、説得力を持たせるために重要なポイントです。
③リーダーシップ
リーダーシップの例文
私の強みは組織やチームを引っ張っていくことができるリーダーシップです。
小学校からサッカーをしており、高校まではJリーグのユースチーム、大学では部活動としてサッカーを実施しています。私はチームメイトを鼓舞する役割になることが多く、試合中などで劣勢に立たされているときはチームを落ち着かせて鼓舞していくことを心掛けて、プレーしていました。
その結果、各年代において主将を任せていただき、リーダーシップを育むことができました。
貴社は若手のうちから責任のあるポジションを任せてもらえると伺いました。入社後は強みであるリーダーシップを活かして、20代で管理職に就き、貴社の利益に貢献できるチームを作っていきます。
あなただけがもつリーダーシップをもっと掘り下げるとさらに良くなりますね。
リーダーシップは自分のうちに育むというよりも外へ向かって発揮するものです。
「もしあなたがいなかったら、もしあなたが責任のあるポジションに着いていなかったら、チームはどうなっていたか」まで振り返ると、独自のリーダーシップ像が見えてきますよ。
④巻き込み力
巻き込み力の例文
私の強みは周囲の人を巻き込んで物事を進めていく力があることです。
私が所属していたゼミでは大学2年次に産学連携で地元企業の商品開発をおこないました。ゼミ内で1チームあたり5名のメンバーに分かれて、商品開発をおこなうのですが、当初メンバーの士気が低く、プロジェクトが思うように進みませんでした。
私はリーダーではありませんでしたが、それぞれの役割が明確でなかったこともあり、自らリーダーに立候補し、メンバーの役割を明確にさせてプロジェクトを進めていきました。
その結果、私たちのチームの商品は売上1位となり、企業に表彰していただきました。
貴社に入社後は周囲の人を巻き込んでいきながら、プロジェクトを推進し、サービスの満足度向上や利益に貢献していきます。
人を巻き込みながらプロジェクトを進行できる力が、入社後もしっかりと活かされることが想像できる良い内容です。
特にメンバーの役割分担を明確にさせたという部分は具体性がありますね。プロジェクトの推進に必要不可欠な点だと思います。
⑤継続力
継続力の例文
私の強みは困難な状況においても諦めずに物事を進めていく継続力です。
私は大学時代にドイツに留学をしました。ドイツ語は大学から学習を始め、当初はまったくわからない状態だったのですが、動画での学習や学内の留学生との交流など、座学にとどまらず、さまざまな方法で習得を目指しました。その結果、ドイツ語能力が向上し、学部内で1枠しかなかった交換留学の枠を得ることができました。
この経験から貴社に入社後は困難な状況においても諦めずに、さまざまな方法を模索し、顧客の開拓ひいては売上に貢献していきます。
学習を始める前の状態「まったくわからない状態」から、強みを活かした後の状態「交換留学の枠を取ることができました」がわかりやすく書かれており、就職後にも未経験のことにチャレンジし成長することがアピールできている自己PRですね。
継続力の自己PR方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、継続力を強みに持つ人は併せて参考にしましょう。
例文13選|「継続力」を魅せる自己PRの鉄則を職種・業界別に解説
⑥計画性がある
計画性の例文
私の強みは、目標に対して逆算的に考え計画していく計画性の高さです。
私は大学2年の冬に簿記2級を取得しました。
3級も持っていない中での取得のため、取得を目指すにあたって、自分の現在地から逆算して学習計画を立て、勉強を進めていきました。
細かいスケジューリングが功を奏し、2ヶ月半の勉強で取得をすることができました。
貴社に入社後は高い目標に対してもしっかりとマイルストーンを置き、達成に向けてアクションを起こして、売上に貢献していきます。
計画性の高さの背後にある慎重さや、用意周到さ、絶対に失敗をしないという執念などがあなたの強みになると思います。
信条やモットーを紹介すると伝わりやすい内容になりますよ。
計画性のアピール方法はこちらの記事でさらに詳しく解説しているので、計画性を強みに持つ人は参考にしてください。
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
⑦協調性がある
協調性の例文
私の強みは、常に相手の視点に立って物事を考える協調性です。
これは私が大学時代のラクロス部で主将としてチームをまとめる中で意識していたことです。それまで結果でチームに貢献してきた歴代の主将の方々と比べると、私は競技力が低く背中でチームを引っ張ることができませんでした。そのため、自分にしかできないことは何か考え、一人ひとりに寄り添い相手の立場に立って行動し後ろからチームを支えることを意識しました。
その結果主将としての求心力が高まり、チーム全体の競技力の底上げにもつなげることができました。
この経験から他者からの信頼を得るには常に相手を思いやって行動することが必要だと考え、貴社に入社後も顧客の立場に立って考えることができる営業マンとして、貴社の利益に貢献していきます。
協調性の具体例はたくさんあるなかで、相手の視点に立って物事を考えることができる点を強みとしている良い内容ですね。
⑧課題解決力
課題解決力
私の強みはどんな課題に対しても、要因を見極め解決に向けてアクションを起こしていく課題解決力です。
大学時代、マーケティングのゼミに所属していたときにこの強みは発揮されました。
ゼミでは企画コンペに出場するためにゼミ生とともに準備を進めていったのですが、ゼミ生同士の意見がぶつかる機会がありました。
この際、双方の意見を聞いたうえで要因を見極め、課題となっていた部分は別にあると考えて、新しい案を打診しました。
この結果、コンペで優勝することができました。
この経験から、貴社に入社後はどんな状況でも俯瞰的に物事を見つめ直し課題を解決し、利益に貢献していきます。
入社後に貢献する「俯瞰的に物事を見つめ直し」がきちんとエピソードの中で書かれており、説得力がある自己PRですね。このように内容と入社後に貢献したいことが一致しているかどうかは採用するうえで重要なポイントです。
⑨傾聴力
傾聴力の例文
私の強みは相手の立場になって話を聞くことができる傾聴力です。
私は大学時代にサッカー部でゴールキーパーとして主将を務めていました。私の代のサッカー部は個性的なメンバーが多く所属しており、試合中にプレーを巡って意見がぶつかり合うことは多くありました。
私はどんな状況においてもまずは相手の意見を聞くことを心掛け、各々が納得のいくプレーをできるように後ろからチームを支えていきました。
その結果、インターハイでは創部して初のベスト8に進出することができました。
この経験から貴社に入社後は顧客の立場に立って考え、提案ができる営業マンを目指していきます。
傾聴の本質的効力は、傾聴によって相手はどのように変化したか、です。あなたがチームの人たちの話を傾聴した結果、チームやメンバーがどのような行動の変化が起こったのか、具体的なものがあればぜひ書きましょう。
⑩適応力
適応力の例文
私の強みはどんな状況においても、環境になじみ適応していくことができる適応力です。
私は学生時代に中国に留学をしていました。
文化や言葉の違いに対してギャップを感じ、ストレスを抱えてしまう留学生が多いのに対して、私はすぐに環境になじみ、持ち前のコミュニケーション力を活かして、現地の人と仲良くなることができました。
その結果、中国語も上達し、帰国後中国語検定1級を取得することができました。
この強みを活かし、貴社に入社後はどんな環境においても自分の力を最大限に発揮して、売上に貢献していきます。
置かれた環境にすぐに適応することができる点が強みということで、入社後も適応してくれるであろうと想像できる具体的エピソードがあって良い内容です。また、環境の中で努力していることも想像できる構成になっています。
適応力のアピール方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、適応力に自信がある人は併せて参考にしましょう。
適応力は現代の必須スキル! 高め方や就活でのアピール方法を解説
ここまで強みの例文を解説しましたが以下の記事では強み別の例文のほかに言い換えの活用についてもまとめているので参考にしてみてください。
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さまざまな方法で「自分の強み」を見つけて選考を突破しよう!
自分の強みを見つけるための方法はさまざまです。手段がたくさんあるからこそ、悩んでしまう人は多くいるかと思います。
見つけ方に悩んでいる人はさまざまな方法を試してみることがおすすめです。自己分析や他己分析を通して、自分の強みを探してみることで今まで気づけなかったような強みを知ることができます。
強みを知ることで自分に自信をつけることができるので、就活のみならず今後の社会人生活でも役に立ちますよ。
ぜひこの記事で解説した方法を参考にして、自分の強みを見つけ選考を突破してくださいね。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る「強み」は優れたところではなく「自分らしさ」と捉えよう
多くの学生の皆さんが、「自分には強みがない」と感じているようです。それは、人よりも自分が優れているところを探そうとしているからではないでしょうか。
強みは、実は自信がない、無理に背伸びをしていると感じるようでは本当の意味での強みではありません。就職活動で伝えるべき強みとは、優れたところというよりも、その人だけが持つ自分らしさのことだと考えると良いでしょう。
希望する職種や業界などに合った強みのアピールがカギ
また、強みは相対的なものです。たとえば人付き合いが良くいつも笑顔であるという特性は、研究者などの専門家としてはあまり重要な強みとはならないですよね。相性も重要なので、希望する職種や業界などに合った強みをアピールする必要があります。
もし強みが見つけられていないのであれば、自分がありたい姿になるために強みを獲得しようと自分を磨く、あるいはチャレンジをしていることそのものを伝えることも強みのアピールになります。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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