Q
大学3年生
男性
企業分析ノートってどうやって作ればいいですか?
就職活動を始めたばかりの大学3年生です。企業分析の重要性は理解しているのですが、いざ始めようと思っても、何から手をつけて良いのか、どのように情報を整理すれば良いのかわからず困っています。
先輩から「企業分析ノートを作ると良い」と聞いたのですが、具体的にどのような項目を盛り込めば良いのでしょうか? ノートにまとめることで、どのようなメリットがあるのかも知りたいです。
企業分析ノートにおいて、効率的な情報収集の方法や、自分なりの視点で企業を深掘りするためのコツなど、企業分析ノートの具体的な作り方や活用方法について、何かアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ノートを作る目的が大事! 知りたい情報を記録しよう
企業分析ノートを初めて作成する人が、どのように情報を整理すれば良いか、また先輩に勧められた場合の作成の進め方に関する質問ですね。
先輩に勧められたからといって漠然と作成しようとすると、迷ってしまうでしょう。まず、自身がその企業分析ノートを作成して何を得たいのか、目的を明確にすることが最も重要です。
ノートを作成したからといって何でもわかるわけではありません。
たとえば、「企業の将来性を知り、具体的なキャリアパスの可能性を知りたい」という目的であれば、現在の給与水準といったデータだけでなく、同業の人がどのようなキャリアパスを辿っているのか、数年後にどのような可能性があるのかといった情報を知りたいと思うはずです。
そうなると、そうした情報は公開されていないため、OB訪問をしたり、インターンシップに参加して質問したりと、さらに踏み込んだ情報収集が必要になります。
記録するだけでなく企業の何を知りたいのか考えよう
このように、目的が明確であれば、どのように情報収集すべきかが見えてきます。ノート作成は、自身の行動のきっかけにもなるでしょう。
単に項目を並べて点数をつけたりするだけでは、わざわざノートを作成する必要はないかもしれません。自身の視点で、この企業について何を最も知りたいのかを最初に決め、そこから作成を始めるべきです。
調べた事実と気付きを記録して企業同士を比較しよう
企業分析ノートは、特にアナログでの情報整理が得意な場合におすすめの方法です。Excelやパワーポイントが好きであれば、ノートにこだわる必要はありません。
作り方としては、A4見開きで左に「事実」、右に「気付き」を書き込むフォーマットを10社分くらい用意し、比較しやすくしておきます。
左の「事実」欄には、経営理念や主要事業、売上・利益率・成長率といった財務3指標、そして競合や直近のニュースなどを記載します。情報源はIR資料・日経テレコン・OB訪問のメモなどを活用すると良いです。
左側を埋めながら、右の「気付き」欄には、その企業の強み・弱みや、自分の貢献アイデア、そして面接でききたい疑問などを、必ずご自身の言葉で要約するのが大事です。企業ごとの相違点をマーカーで可視化できると、より良い分析になります。
ノートを活用して知識が身に付け逆質問も量産しよう
このノートを作成するメリットは「知識の定着」と「逆質問の量産」です。
10社分を縦に並べると志望業界の傾向が視覚化でき、ノートが厚くなるほど自信が付く仕組みなので、お守りにもなります。
企業分析のやり方に悩んでいる人は次の記事も参考にしてみてください。正しい企業分析のやり方や就活を効率的に進めるためのコツを解説しています。
企業分析のフレームワークについては、以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが説明しています。これから企業分析を始める人はチェックしてみましょう。
企業分析のポイントを知りたい人は、こちらのQ&Aも確認してみてください。どのような点に注目したらよいかをキャリアコンサルタントが解説しています。
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