目標達成力自体が評価される、されないという絶対評価ではなく、どのように表現するかによって変わります。

まずは、質問者さんの言う目標達成力とは具体的にどのような能力か説明できるでしょうか。「他の人なら諦めてしまうような場面でも」とありますが、ほかの人なら諦めてしまうような場面とはどのような場面なのか。また「折れずに乗り越え」とはどういうことか。

このように自分が考えていることをさらに具体的に説明できるように準備することが、物事を効果的に伝えるために必要です。

伝えたい内容を整理して根拠のあるアピールにしよう

さらにそれを納得させるための具体的なエピソードを用意しましょう。結論→具体例の順番で構成し、それをにこやかに、堂々とした態度で伝えることで、聞き手は引き込まれ、納得感を持ち、良い印象が残ります。

「私の長所は目標達成力が高いことです」と結論からスタートし「ほかの人なら諦めてしまうような〜」と続き、「学生時代には〜なことがあり、そこでは〜をおこない、目標を達成しました」と具体例につなげるわけです。

これを誰かに向かって伝える練習をしてフィードバックをもらうと、準備としてはさらに良いでしょう。このような準備は面倒で多くの人はやりたがらないので、やる人は差別化されます。

最後に「ほかの強みの方が良い場合」とありますが「別のものの方が多分ウケが良いかもしれない」と思って質問者さんが最も自信を持っているものをアピールしないのはおすすめしません。自分が自信を持っているものを、どのようにすれば相手にささる内容になるのかを工夫することに注力しましょう。

目標達成力は、多くの企業が新卒採用の際に重視する能力の一つです。学生がこれまでの学生生活の中でどれだけの目標を持ち、それをどのようにして達成してきたかを知ることは、企業側にとってその学生の持つポテンシャルや仕事に対する取り組み方を評価するうえで非常に有意義です。

目標達成力をアピールする際は、具体的な事例を挙げましょう。あなたがこれまでに達成した目標や、それを達成するためにどのようなアクションを取ったかを具体的に述べることで、面接官や読者にあなたの目標達成力を実感してもらうことができます。

また、目標を達成するまでの過程や、その中で遭遇した困難、それをどのように乗り越えたかを強調することで、あなたの持つ柔軟性や問題解決能力も同時にアピールすることができるでしょう。

さらに、目標を達成した結果、何が得られたかを明示することで、あなたの行動がどれだけの価値をもたらしたかを具体的に伝えることができます。

目標達成能力に偏りすぎず企業に刺さるアピールを心掛けよう

もちろん、目標達成力は非常に評価される能力ですが、それだけに頼るのではなく、あなたの持つほかの強みや経験もしっかりとアピールすることが大切です。

たとえば、「持続力」「課題解決能力」「自己管理能力」など、目標達成力と類似する能力も多くの企業が求めるものです。これらの能力を適切にアピールすることで、あなたの魅力をさらに伝えることができるでしょう。

最後に、就活の過程で自分の強みや経験をしっかりと伝えることで、より多くの企業から評価を受けることが期待できます。