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「システム運用保守がきつい」というのは本当ですか?
IT業界を志望しているのですが、システム運用保守の仕事についてネットで調べると、「きつい」「やめておいたほうが良い」といったニュアンスの書き込みが多くありました。
自分でも仕事内容などは調べてみたものの、具体的にはわからず、どのような点が「きつい」と言われるのか知りたいです。
エンジニアとしてキャリアを積んでいきたいと思っているのですが、運用保守の仕事から始めるのは避けるべきなのでしょうか?
システム運用保守の仕事のリアルな部分や、向いている人の特徴などについて教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
24時間365日の安定稼働を支える重要な仕事! 労働環境がきつい場合も
「システム運用保守」とは、皆さんが普段使うWebサイトやアプリなどが24時間365日いつでも当たり前に動き続けるように見守る、社会の「縁の下の力持ち」のような仕事です。
大変な面もあり、たとえば突然システムに問題が起きれば夜中でも対応が必要ですし、絶対にミスが許されないため細かいルールに沿って毎日同じ作業を繰り返すことも多く、そうした点から「きつい」と感じる人もいるかもしれません。
しかしその一方で、「社会の当たり前を守っている」という大きな責任感とやりがいがあり、トラブルが起きたときにはまるで探偵のように原因を突き止めて解決に導く知的な面白さもある、非常に魅力的な仕事です。
働きやすい環境かどうかの入社前確認は必ずおこなおう!
きつい労働環境を避けるには、自動化や効率化に積極的な職場を選ぶこと、障害対応の手順や体制が整っているかを確認することが重要です。
また、クラウド技術やセキュリティ、上流の設計・構築へとスキルを広げることで、キャリアの選択肢も増えていきます。
まずは監視業務からはじめ、少しずつ担当範囲を広げていくのがおすすめです。
運用保守は昼夜問わず対応が必要! 責任感の強さが求められる
「システム運用保守はきつい」という話についてですね。自身で調べられて、不安に思う気持ちはよくわかります。この仕事が「きつい」と言われるおもな理由は、その責任の重さと緊急対応の多さにあるでしょう。
運用保守の使命は、システムを問題なく稼働させ続けることなので、たとえば銀行のATMシステムのように社会に不可欠なシステムで障害が起きた場合、昼夜を問わず、復旧するまで最優先で対応にあたる必要があります。
こうした予期せぬ事態に冷静かつ柔軟に対応する力や、強い責任感が求められる点が、大変だと感じる部分でしょう。
職種ごとの適性を見極めるのが重要! 自分に合った仕事でキャリアを築こう
また、日々の定期メンテナンスや報告書、手順書の作成といった、地道で細かい作業も非常に多く、大雑把な性格の人や、すぐに焦ってしまう人にはつらいかもしれません。しかし、これは裏を返せば、細かな作業が得意で、責任感を持って物事に取り組める人にとっては、非常に適性がある仕事だということです。
実際に、開発の仕事が合わずに苦しんでいた人が、運用保守の仕事では生き生きと活躍しているというケースも少なくありません。同じIT業界でも、開発と運用保守とでは求められるスキルや特性がまったく異なりますので、もしIT業界に興味があるのであれば、一つの職種に絞らず、幅広く調べてみることをお勧めします。
そのうえで、自身の性格や強みがどちらに合っているのかを見極めることが、納得のいくキャリア選択につながりますよ。
システム運用の業務内容や向いている人を詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみましょう。具体的にどんな仕事をしているのかを解説しています。
こちらの記事ではシステムエンジニアはやめとけと言われる理由について、キャリアのプロが解説しています。運用や保守についても説明しているのでチェックしてみましょう。
インフラ企業に興味がある人は、次の記事もチェックしてみてください。インフラ企業の魅力や就職事情について解説しています。
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