この記事のまとめ
- 業界とは何かを理解すれば就活の基本を押さえられる
- 業種・職種・業態などの似た言葉との違いも解説
- 業界とは何かわかったら業界研究を進めよう
就活を始めるとよく聞くようになる「業界」。しかし、業種・職種・業態など似たような言葉もあり、業界とは何を指すのかいまいちわからない人もいますよね。
「業界」についての知識は、志望動機や自己PRのように選考に直結するわけではないため、素通りしてしまう人が多いかもしれません。しかし業界とは何かがわからないと、あいまいな認識のまま就活を進めることになり、就活で特に重要である業界研究・企業研究を十分にできない可能性があります。
この記事では業界の意味を明らかにし、似た言葉とどう違うのかをキャリアアドバイザーの横山さん、秋田さん、鈴木さんとともに解説します。就活で必ず押さえるべき8大業界や業界研究の進め方も解説するので、この記事で就活の基礎を身に付けましょう。
「業界とは何か」を正しく理解して就活の基礎を固めよう!
業界とは何かが理解できると、世の中の仕事を構造的に把握でき、業界ごとの役割の違いや特徴をつかむことができます。
就活で不可欠な業界研究もスムーズに進められるようになるため、キャリア選択の精度が高まり、選考で業界理解を問われる質問への対策もカバーできます。業界とは何かを正しく理解することは就活において多くのメリットがあるのです。
この記事ではまず、業界・業種・職種・業態という似た言葉の意味や違いを図を用いてわかりやすく説明します。その後、8大業界の例や特徴を解説し、就活で不可欠な業界研究のやり方も紹介するので、最後まで読んで就活のスタートをスムーズに切ってくださいね。
これからの人生のスタート時点である就活で、業種や職種などをよく考えないと、さまざまなミスマッチや後悔を引き起こすリスクがあります。
自分の興味関心や価値観、将来の目標などを明確にしたうえで、業界や職種を調べてしっかり考慮しましょう。
図で解説! 業界・業種・職種・業態の意味と違いとは
就活を始めたばかりの人の中には、「業界って何のこと?」「業種や職種とどう違うの?」と疑問に感じている人も多いでしょう。
ここではまず業界の定義や似た言葉との違いを解説するので、就活でよく使われる言葉を正しく理解して、次のステップに進めるようにしましょう。
業界:同じ産業に携わる業者の集まり
8大業界
- メーカー
- 商社
- 小売
- 金融
- 広告・出版・マスコミ
- IT・通信
- サービス・インフラ
- 官公庁・公社・団体
業界とは、世の中にある仕事をグループごとにざっくりと分けた、「同じ産業に携わる業者の集まり」のことです。日本では上記の8つに分けられることが多く、どの仕事もいずれかの業界に分類されると考えましょう。
たとえば食品や洋服、家具などのモノを作っているグループは「メーカー」と呼ばれ、メーカーが作った商品を実際に販売する企業は「小売」業界に入ります。
なお、メーカーは「製造業」とほとんど同義ですが、就活においてはメーカーを一つの業界としてくくるのが一般的です。それぞれの業界の特徴については後ほど詳しく解説しますね。
業種:事業の種類によって分けたもの
大分類 | 中分類 |
---|---|
水産・農林業 | 水産・農林業 |
鉱業 | 鉱業 |
建設業 | 建設業 |
製造業 | 食料品 繊維製品 パルプ・紙 化学 医薬品 石油・石炭製品 ゴム製品 ガラス・土石製品 鉄鋼 非鉄金属 金属製品 機械 電気機器 輸送用機器 精密機器 その他製品 |
電気・ガス業 | 電気・ガス業 |
運輸・情報通信業 | 陸運業 海運業 空運業 倉庫・運輸関連業 情報・通信業 |
商業 | 卸売業 小売業 |
金融・保険業 | 銀行業 証券、商品先物取引業 保険業 その他金融業 |
不動産業 | 不動産業 |
サービス業 | サービス業 |
業種はその企業が「何を扱うか」によって分類されるもので、「事業の種類」ともいえます。総務省統計局が定めた日本標準産業分類(ISIC)によると、業種は21の大分類とさらに細かく分けた99の中分類があります。
具体的には農林漁業や製造業、建設業などがあり、同じメーカーでも食品メーカーなら「食料品製造業」、飲料メーカーなら「飲料製造業」に属します。そのため大企業であれば1つの企業で複数の業種にまたがっていることもあり、考え方に少し注意が必要です。
業種は種類が多いので、就活では上の図のような、証券コード協議会がより実用的に分類した業種別分類表を参照するのが便利です。
就活をスタートしたときに自分の興味がどこにあるかわからない人は、それぞれの業種について理解することから始めてください。
扱うものによって社会とのかかわり方が違うということが理解できると、「どの分野で活躍したいのか」が明確になってきますよ。
職種:仕事内容による企業内での役割
おもな職種
- 事務
- 総務
- 人事
- 経理
- 営業
- 企画
- マーケティング
- 広報
- 開発
- 研究
- 販売
- エンジニア
- プログラマー
- リサーチャー
- 設計
厚生労働省所管の労働政策研究・研修機構が公表する第5回改定厚生労働省編職業分類によると、日本にはなんと18,000種以上の職種があるとされています。
職種とは実際におこなう仕事内容や役割のことで、具体的には研究職、営業職、事務職、企画職などがあり、同じ事務でも営業事務、貿易事務のようにさらに細かく分かれています。
業界や企業名だけで就職先を選ぶ人も多いですが、同じ企業でも職種により実際の業務内容や部署の雰囲気は異なることが多いので、就活では職種を理解して自分に合う仕事を考えましょう。
ただし、日本の新卒採用では「総合職」として採用され、さまざまな職種を経験することもあります。イメージしていた仕事内容と違ったということもよくあるので、業界や知名度だけで判断せず、自分が日々どんな仕事をしたいかという職種まで調べることが大切です。
- 志望企業を選ぶ際に、業界と職種はどちらの方が重要ですか? それぞれどのように考えれば良いか教えてほしいです。
人によるがまずはどちらも希望を考えてみよう
適性や価値観、将来の目標などによって、どちらが重要か変わってきます。
業界を重視する場合は仕事内容や働き方が大きく異なるので、興味や将来性に焦点を当てて、自分の希望に合った業界を探しましょう。
職種を重視する場合は、自分のスキルや経験に合うものから、得意な分野や将来やりたい仕事を探してみてください。
理想をいうと、業界と職種の両方を十分に考慮して、自分に合った企業を選ぶことが大切です。
業種と職種の違いは以下の記事で詳しく解説しているので、さらに理解を深めたい人は確認してくださいね。
業種と職種の違い|どちらを重視すべきか就活での考え方も解説
職種についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。80以上の職種と向いている職種の探し方を紹介しています。
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう
業態:営業形態のこと
業態という言葉も聞いたことがあるかもしれません。業態とは「営業形態」のことで、おもに小売業や外食業で使われる言葉です。たとえば同じ小売業でも、百貨店、スーパー、コンビニなどさまざまな形態がありますよね。経済産業省の業態分類表では、以下の11種類に区分されています。
業態の11分類
- 大型百貨店
- 総合スーパー
- 専門スーパー
- コンビニエンスストア
- 広義ドラッグストア
- その他のスーパー
- 専門店
- 家電大型専門店
- 中心店
- その他の小売店
- 無店舗販売
上記のように、近年ではネット販売などの無店舗販売も業態に含まれています。就活でこの言葉を使う場面は少ないですが、業界や業種と間違えないように覚えておきましょう。
学生がほかにもあいまいに使いがちな就活用語としては、「面接」と「面談」が挙げられます。
「面接」は企業が採用可否を判断するために実施する厳格なもので、一方「面談」は人となりなどを見るために学生と会うことが目的となっています。
就活用語を調べる意外にも、就活で必要な準備はさまざまにあります。時期や状況別の詳しいステップは、以下の記事を参考にしてくださいね。
就活で必ずやること一覧|時期・状況別で必須の対策を厳選!
世の中の仕事がわかる! 8大業界の特徴と具体例を紹介
業界の意味やほかの言葉との違いは理解できたでしょうか。基本的な言葉がそれぞれ何を指すのか整理できたら、さっそくどのような業界があるのか見ていきましょう。
業界は大きく「メーカー」「商社」「小売」「金融」「広告・出版・マスコミ」「IT・通信」「サービス・インフラ」「官公庁・公社・団体」の8つに分けることができます。
それぞれの業界で扱うものも仕事内容も大きく異なるので、それぞれの特徴を理解して自身のキャリア選択に活かしてくださいね。
8大業界の働き方や給与・待遇などはこちらの記事にまとめています。さらに理解を深めたい人は併せて参考にしましょう。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!
就活で人気な業界について知りたい人は、こちらのQ&Aでキャリアアドバイザーが回答しているので、ぜひ確認してみてくださいね。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
①メーカー
車、食品、化粧品、ロボットなど「モノ」を作っているのがメーカーです。自動車メーカーや食品メーカーなどは毎年学生に人気の業界であり、特にイメージしやすいかもしれません。メーカーの仕事には大きく研究、商品開発、企画、営業、製造などがあります。
一口にメーカーといっても中身は幅広く、たとえば同じ自動車メーカーでも、原料からゴムやガラスを作るメーカー、素材をもとにタイヤやハンドルを作るメーカー、集まった部品で製品を完成させるメーカーなどさまざまなメーカーが密接にかかわりあっています。
モノを作ることで人々の生活に役立つ実感があること、企業によっては海外にも拠点がありグローバルに活躍できることなどが特徴的な魅力といえます。
メーカーの代表的な企業(2021~2022年の売上高にもとづく)
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見るメーカーはものづくりの楽しさやチームワークの達成感が魅力
メーカーでのやりがいは、自分の仕事が直接人々の生活や社会に役立つことではないでしょうか。
ものづくりにおける創造力の発揮とその実現による達成感、困難な課題や問題を改善・解決する充足感、得意な分野でチームを組み協働するチームワーク・人間関係が豊かになることなども挙げられます。
大変なことは、幅広い技術的スキルを駆使し、複雑な技術課題に対処する必要があることです。
またチームでの仕事が多いため、時間や納期の制約など厳しいスケジュールに縛られる可能性が高く、要求や条件も状況に応じて変化するので、それに臨機応変に対応しなければなりません。
技術的なスキルやハードワークへの対応も求められる
このような要件に向いている、あるいはやりがいを感じる人は、ハードワークを嫌がらず新しいことに挑戦したい人、チームワークを大切にして対人関係を重視できる人です。
メーカーでの仕事は多様なスキルと特性に加えて、臨機応変さや忍耐力も必要ですが、ものづくりの楽しさやチームとの協力を通じて達成感を感じることができる魅力的な職業です。
メーカーの中でも人気の食品業界についてはこちらの記事で詳しく解説しています。具体的な仕事内容や内定のコツを知りたい人は必見です。
例文9選|食品業界の志望動機でやりがちなNG例と高評価のコツ
メーカーでは研究職を志望する人も多いです。研究職の特徴や選考のポイントはこちらの記事を参考にしてください。
研究職ってどんな仕事? 狭き門を勝ち抜くための志望動機例も紹介!
「メーカーは文系でも入れる?」という疑問にキャリアコンサルタントが回答しているので、気になる人はこちらのQ&Aも確認しましょう。
②商社
商社は自分たちでモノを作ったり売ったりするのではなく、モノを動かすことで利益を出している業界です。たとえばある地域の山で採れる石を買いたい企業があったとして、その山の所有者と買いたい企業の間に入り、ビジネスを成立させることで仲介料を取るのが商社の役割です。
商社はおもに総合商社と専門商社に分かれていて、総合商社は文字通り形あるもの・ないもの何でも扱い、大きなビジネスを作り出す存在です。専門商社は簡単にいうと総合商社以外の商社で、食品、繊維、ゴムなどそれぞれの強み分野を持っていることが多いです。
商社の仕事は普段身近に見ることは少ないですが、グローバルに活躍できる、給料が高いことなどから毎年人気の業界です。仕事内容では営業がメインとなりますが、事業企画や営業事務、貿易事務といった職種もあります。
商社の代表的な企業(2021~2022年の売上高にもとづく)
次の記事で鉄鋼業界についてより詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
就活で鉄鋼業界を視野に入れないのは損! 業界知識まで完全解説
アドバイザーコメント
秋田 拓也
プロフィールを見る商社では高いコミュニケーション力と分析力が求められる
さまざまな分野の商材を扱う総合商社では、自分が仲介する商材が決まっていないので、扱う分野によって達成感に差が出ます。
一方で専門分野を扱う専門商社は、自分が仲介する商材が決まっていて注力できるので専門性が高まるのが魅力です。自分がどちらにやりがいを感じそうかを考えるのがポイントでしょう。
商社で求められるのは、「コミュニケーション能力」と「分析力」です。メーカーや調達先、海外などで仲介役を担うことになるので、価格交渉や新規商材の商談などにおいては必須の能力です。
仕事の対価が大きいのが魅力だがその分責任も重い
新しいことにチャレンジしたいという好奇心が強いだけでは難しい業界です。高い分析力を備え、リスクヘッジまで考えて行動できる人が商社で活躍できる人材です。
魅力としては、仕事の評価や対価がほかの業種よりも比較的多く得られるのが特徴でもあります。扱う金額が高く、会社の業績に与える影響が大きいので、給与としての対価に大きく反映されます。
逆に、損失を作ったときの責任は重くなること、常に市場動向に敏感でいなくてはいけないことを理解しておく必要がありますね。
商社のさらなる特徴や選考対策はこちらの記事で詳しく解説しています。7大商社に必須の対策を知りたい人はぜひ参考にしてください。
総合商社・専門商社別の志望動機例文10選|必須の対策4選も解説
商社は海外勤務のチャンスが多いのも特徴的です。海外に行ける仕事をこちらの記事で詳しく解説しているので、興味がある人は併せて活用しましょう
海外に行ける仕事29選! 就職の可能性を高める秘訣も公開
貿易事務を志望している人は以下の記事を参考にしてみてください。志望動機の書き方や仕事内容についてもまとめています。
例文6選|貿易事務の志望動機でスキルを活かして熱意を伝える方法
総合商社だけでなく、中規模・小規模の専門商社もたくさんあります。中小企業の商社の実態を知りたい人はこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントの解説を確認してください。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
③小売
小売は特に消費者に身近な業界であり、イメージしやすい人も多いでしょう。スーパー、アパレルショップ、書店、ドラッグストアなどのように、メーカーから仕入れた商品を消費者に販売するのが小売業界です。
仕事内容は接客や仕入れなどの店舗運営、本部での人事や店舗立ち上げなどがあります。どの企業でも入社後しばらくは店舗運営に携わることが多いので、人と話すのが好きな人、その会社の商品や雰囲気に愛着がある人などがおすすめです。
小売の代表的な企業(2021~2022年の売上高にもとづく)
- 百貨店:高島屋、三越伊勢丹HD、セブン&アイ・HD(そごう・西武)
- スーパー:イオン、セブン&アイ・HD、ライフ
- コンビニ:セブン-イレブンジャパン、ローソン、ファミリーマート
- 専門店:ファーストリテイリング、パン・パシフィック・インターナショナルHD、ヤマダHD
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る小売業界は顧客から直接反応をもらえるのがポイント
小売業界のやりがいは、商品販売時やサービス提供時に直接顧客に接することができることから、商品を買ってもらえる達成感や喜びの感情が大きい点です。
おすすめした商品を手に取ってもらって顧客から感謝されることもあり、このように顧客と直接触れ合うことができる点において、やりがいを感じることが多い業界です。
大変なこととして、小売業界ではよく販売促進(販促)期間が設けられます。この販促期間にはどうしても業務が集中してしまい、労働時間が長くなりがちで、体力的にも精神的にもきつくなります。
小売各社ではこの点において労働環境の整備をしていますが、それでも通常時よりも忙しくなってしまうことを覚えておきましょう
人とかかわるのが好きな人や忙しさをやる気に変えられる人は向いている
こうした理由で疲労やストレスを溜めてしまい、きついと感じる人もいますが、反対にこのようなつらさをやる気に切り替えることで乗り越えられる人もいます。
このようなタイプの人は、非常に小売業界に向いているといえるでしょう。また当然、人とかかわることが好きな人や売り込み・セールスが得意な人も、小売業界に向いています。
スーパーの選考対策や業界のトレンドはこちらの記事で解説しています。スーパーへの就職を視野に入れている人はぜひ参考にしてください。
例文8選|スーパーの志望動機で周囲と差別化する4つの秘策
アパレル業界も毎年学生に人気です。志望動機の差別化のコツや求められるスキルをこちらの記事にまとめています。
例文11選|アパレル業界の志望動機に必須の準備と書き方を解説
アパレル業界は販売以外にもさまざまな職種があります。アパレル業界に興味のある人は以下の記事も是非参考にしてみてください。
アパレル業界の全貌がわかる! 最新の動向から選考対策まで解説
④金融
金融業界はお金を専門的に扱う業界で、その中でもさらに銀行、保険、証券、クレジットといくつかのグループに分かれています。
それぞれ簡単に説明すると、お金を預かって企業や個人に貸すことで利益を得ているのが銀行、お金を集めて顧客のリスク管理を提供しているのが保険、お金を動かしてより多くの利益を生み出すのが証券、というイメージです。
金融業界の仕事は基本的には営業や事務が多く、統計や投資、運用の専門的なスキルがある人はファンドマネージャーやアナリストなどより高度な仕事に挑戦する道もあります。
多くの人からお金を預かったり大きな金額を動かしたりするため、普段からニュースに関心があり経済の知識がある人や、責任感があり注意深い人などが向いているといえます。また入社後も勉強や資格取得を求められることが多く、勉強熱心な人が活躍しやすいです。
金融の代表的な企業(2021~2022年の売上高にもとづく)
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る金融業界では継続的な努力やルールの厳守が求められる
金融業界でのやりがいは、経済活動を通して社会へ貢献できることのほか、クライアントの資産を増やす成功体験を得られることなどが挙げられます。
一方で大変なことも多くあります。競争が激しく、スキルと洞察力に常に磨きをかけなければなりません。
また法令遵守やコンプライアンスなど厳格なルールが存在しているので、直面するリスクを最小化し安全性に常に気を配る必要があります。さらに金融市場は常に変化しているため、柔軟に対処する能力も求められます。
マッチする人にはチャンスが多く魅力的な業界業界
必要な能力・適性として、まず数値やトレンドを正確に分析し戦略を立てる能力、クライアントやチームと連携できる高いコミュニケーションスキルが挙げられます。
またプレッシャーに対する心の強さ、法とコンプライアンスに対する意識と遵守能力も必要です。
このように求められる能力も多いですが、金融市場や経済に対して興味を持ち、最新トレンドや変化を楽しめる場合、この業界は多様な職種とチャンスを提供しており、非常に魅力的です。
金融業界はビジネスモデルがさまざまで少し複雑です。詳しい特徴や仕事内容はこちらの記事を参考にしてください。
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖
安定感から人気の銀行ですが、業界の動向は年々変化しています。対策のコツはこちらの記事でつかみましょう。
例文14選|銀行の志望動機がスラスラ書ける簡単6ステップ
銀行の将来性についてはこちらのQ&Aでもキャリアコンサルタントが解説しています。銀行員に興味がある人はぜひ併せて確認してください。
⑤広告・出版・マスコミ
広告・出版・マスコミは人々に情報を届ける業界です。
広告業界は、顧客である企業や依頼主の利益を伸ばすために、より効果的な広告を作るのがおもな仕事です。テレビCMや電車広告など身近でイメージできるものも多いですよね。
出版業界は作家と契約して本を作り、書店に商品を届けています。マスコミはテレビ局や新聞社が代表的な例で、新鮮な情報をより多くの人に届ける役割を担っています。広告・出版・マスコミをすべてまとめてマスコミ業界と呼ぶこともあります。
共通しているのは情報感度のアンテナが必要であること、質もスピードもどちらも大事であり業務量が多いことなどです。それでも華やかなイメージがあり、世の中に与えるインパクトも大きいことから、毎年学生には人気の業界です。
アドバイザーコメント
秋田 拓也
プロフィールを見るどの分野のどんな媒体で情報発信したいかを考えよう
広告・出版・マスコミ業界では、自分がどの媒体を使って情報発信をしたいのかによって、やりがいや仕事内容も違ってきます。
マスコミ業界はイメージだけで志望する人も多い業界なので、人気も高く、狭き門でもあります。広告・出版の業界でも「社内の仕事/社外の仕事」によって役割や仕事の内容もまったく異なります。
実際の仕事内容を理解したうえで、情報発信媒体を選択してください。業界ごとの仕事内容の理解は必須です。職種としては、アナウンサー、営業、企画、マーケティング、技術、事務など、さまざまな役割があります。
常に社会やトレンドにアンテナを張っている人は向いている
単にこの業界で働きたいからではなく、どの分野でどういった活躍をしていきたいかを明確にすることで、入社後のキャリアビジョンが描けます。
そのため志望する企業のキャリアステップの流れを研究しておくことは、選考を進めていくうえで合否にかかわる重要なポイントです。
業界における共通のスキルは情報収集能力です。日頃から最新の情報やトレンドに興味があり、情報収集することが好きな人は向いています。
自分が発信した情報によって世の中に大きな影響を与え、大きな業績を上げたときはやりがいを感じますが、逆に効果が出ない場合には、クライアントから対応を迫られることになります。
広告・出版・マスコミ業界は選考の難易度が特に高く、内定を勝ち取るには業界ごとの選考対策をマスターする必要があります。それぞれの業界の特徴や選考のポイントを以下にまとめているのでぜひ参考にしてください。
広告業界
例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ
出版業界
出版社への就職を叶える5つの必須準備|トレンドや選考対策も解説
テレビ業界
テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介
クリエイティブな業界に興味がある人はこちらのQ&Aもおすすめです。具体的にどのような仕事があるかキャリアコンサルタントが解説しています。
⑥IT・通信
IT・通信業界は、情報技術を使ったサービスを売る業界です。システムを開発するソフトウェア業界、機器を作るハードウェア業界、クラウドなどのネット上のサービスを展開するWeb業界、通信環境を開設・維持する通信業界など、事業内容によりさらに細かく分けることができます。
ITや通信は私たちの生活にもはや欠かせない存在であり、将来性も高いといわれています。仕事内容もプログラマー、エンジニア、営業、開発など多岐に渡るため、文系・理系にかかわらず活躍のチャンスがあります。
日本企業では労働人口の不足により業務のシステム化やAIの導入が叫ばれており、IT・通信業界は日々状況が変化しています。その変化に対応していくのが大変でもありますが、専門的なスキルを身に付けられるのが魅力の業界です。
IT・通信の代表的な企業(2021~2022年の売上高にもとづく)
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るIT・通信業界は世の中に新しい変化を提供できるのが特徴
IT・通信業界は今もなお急速に成長している分野です。新しいテクノロジーの開発や情報処理などでのイノベーションが、現在私たちの置かれている環境に変化をもたらしてくれています。
IT業界ではこのように大きな影響を与えることや、変化を起こす喜びを感じることができる点がやりがいになります。
知識のアップデートや臨機応変な対応力が求められる
大変なこととしては、常に目まぐるしい成長を続けている業界であるため新しい知識の習得が必要であり、ミスがあるとシステム自体が止まってしまうというプレッシャーに打ち克つ精神も求められることです。
IT・通信業界に向いている人は、日々の変化に対応できる柔軟性を持っている人、新しい技術を習得したいという好奇心旺盛な人でしょう。
また期限が決まったプロジェクトを任されることが多い業界のため、チームワークを発揮できるコミュニケーション能力が高い人材、プロジェクトの管理ができる調整力がある人材も向いています。
IT業界は難しい言葉も多く、なかなか全体像を把握しにくいですよね。より細かく理解したい人は、以下の記事を参考にしてください。
IT業界
IT業界を徹底解剖! 押さえておきたい将来性やトレンドまで解説
Web業界
Web業界の全貌を徹底調査|選考突破の秘訣や自己PR例文も解説
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界のすべてがわかる! 選考を突破する方法も解説
IT業界はブラックだという噂を聞いて不安な人もいるかもしれません。実態はどうなのかという疑問にキャリアコンサルタントが回答しているので、こちらのQ&Aも併せて確認しましょう。
選考通過率がグッと上がる!
就活対策で悩んだらプロンプト集がおすすめ!
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⑦サービス・インフラ
サービス・インフラ業界はかなり幅が広く、物流、エネルギー、不動産、ホテル、教育など「形のないもの」を売る業界のことです。サービスそのものが商品であるともいえます。
多くの業界をまとめてこう呼んでいるため、当然その仕事内容はさまざまです。ホテルや旅行、美容院などのサービス業界、電力・ガスなどのエネルギー業界はイメージしやすいでしょう。弁護士・コンサルタントのような専門的な職業や、人が主体の人材業界もサービス業界に含まれています。
サービス・インフラの代表的な企業(2021~2022年の売上高にもとづく)
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見るサービス・インフラ業界は社会を支えるという貢献感が大きい
サービス・インフラ業界のやりがいは、社会的影響力の大きい電力、通信、交通などの基盤を提供し、社会や経済活動を支える役割を果たすことによって、社会への大きな貢献感を感じることができることでしょう。
また大規模な事業において最新の技術やシステムの導入に関与できるなど、技術革新に対してのプライドややりがいを持つことができます。
ただし、インフラは基盤事業であるため24時間体制での監視や対応など、非常に負担がかかるメンテナンス業務も避けては通れません。また高コストな事業も多く、限られた予算枠で活動しなければならないケースも多く存在します。
責任感や突発的な事態に対応する力も必要
この業界に向いている人は、突発的な問題や課題に対して迅速かつ効果的に対処する問題解決能力がある人です。
また新しい技術に興味を持ち学習する情熱がある人、多様なステークホルダーと協働するコミュニケーションスキルがある人、責任感と信頼感が強く実行力をもって取り組める人などが挙げられます。
社会に欠かせない重要な役割を果たすために強い責任感を持ち、予期せぬ状況や災害への対応にチャレンジできる人にはやりがいのある業界です。
サービス業界の中でもコンサル業界は特に選考時期が早く、内容も特殊です。コンサルを志望する人は以下の記事も合わせて読んでおきましょう。
例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
人材業界の志望動機には押さえるべきポイントがあるので、気になる人はこちらの記事も併せて活用してください
例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
次の記事では、人材業界が向いている人について解説しています。こちらも併せて読んで、より業界への理解を深めてみてくださいね。
人材業界に向いてる人の特徴8選! 仕事内容別に徹底解説
エネルギー業界を目指している人は以下の記事も参考にしてみてください。仕事内容や対策方法を詳しく解説しています。
エネルギー業界に向いている人は? 仕事内容や将来性を徹底解説
⑧官公庁・公社・団体
最後が官公庁・公社・団体です。官公庁とは国や地方自治体の役所のことを指し、内閣府、国会、最高裁判所、日本銀行などもここに含まれます。公社・団体は地方公共団体や独立行政法人のことで、公立の学校や病院なども含まれています。
共通するのは営利目的でないことです。人々の生活や暮らしを支えるために平等なサービスを提供しており、「公務員」とイメージするとわかりやすいでしょう。
官公庁・公社・団体は、民間企業への就職とは異なり、独自の試験を受ける必要があることがほとんどです。基本的に副業が禁止されていること、業績に関係なく給料が一定であることなど働き方も民間企業と異なる点があります。
官公庁・公社・団体のおもな例
- 官公庁
- 市役所・区役所、町役場
- 警察
- 自衛隊
- 国税局
- 独立行政法人
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る公共性が高く社会に直接貢献できるのが魅力の業界
官公庁・公社・団体における仕事のやりがいは、公共性や社会性が大きいことが特徴的です。
この業界では公共の利益の追求や社会課題の解決など、社会に対して直接貢献することができます。自分が政策を立案することや、市民へのサービス提供をすることをモチベーションとして感じられるでしょう。
大変なこととしては、仕事を成し遂げるまでの手続きやルールが非常に煩雑である点です。
また配属先によっては自分の理想としている仕事とまったく違うこともあるため、仕事へのモチベーションを一から作り上げなければならないという点も挙げられます。
課題解決力や状況の分析力も求められる
このようなことから、社会に対する公共の利益を追求できることや社会課題を解決することにモチベーションを感じられる人が向いているでしょう。
またこの業界においては、一つの問題が形を変えてさまざまな結果として現れてくるため、優れた分析力や問題解決能力が必要になります。論理的思考力を鍛えておくことが必要な業界です。
公務員は民間企業と併せて志望する人も多いですが、スケジュール管理が甘いと共倒れになる可能性もあります。こちらの記事で両立のポイントを押さえておきましょう。
公務員と民間企業の併願で共倒れ? 状況別で両立のコツを解説
業界とは何かわかったら! 業界研究で就活をさらにリードしよう
ここまでどんな業界があるのかについて解説してきました。8大業界の全体像がざっくりと理解できたら、就活の必須準備である業界研究に着手しましょう。
業界研究とは、さまざまな業界を見比べたり興味のある業界を詳しく調べたりすることで理解を深め、幅広い視野でキャリア選択をおこなうプロセスです。
就活が本格化する前におこなうことが重要なので、ここでは業界研究をする意味や具体的なやり方を紹介します。ぜひこれからの就活に活かしてくださいね。
業界研究をすることで志望業界や企業をより深く理解でき、自分の将来像を描けるようになることで就活が成功につながります。ぜひ早い段階から業界研究を始めましょう。
業界全体の概要を把握し、志望企業の事業内容や経営理念、社風などをしっかりと押さえてください。
業界研究をおこなうメリット
まずは業界研究がなぜ必要で、何のためにするのかを整理しましょう。業界研究には大きく以下の2つのメリットがあります。
業界研究のおもなメリット
- 自分に合う仕事がわかる
- 選考対策になる
業界研究をすると今まで興味のなかった仕事のおもしろさがわかったり、反対に興味のあった業界の具体的な仕事内容を知って、自分には合わないとわかったりします。
なんとなくのイメージだけで志望業界・志望職種を選ぶことがなくなるので、客観的に世の中の仕事を見ることができ、自分に合う仕事をより正確に見極められます。
また業界研究をすることはそのまま選考対策にもなります。筆記試験や面接でその業界の基本知識、業界に対する考えなどを問われることがあるからです。知識がないと、「そこまで入社意欲がないのかも」と思われてしまう可能性もあります。
選考が本格化してくると面接が急に決まることもあり、なかなか業界理解を深める時間が取れないこともあるため、事前に業界研究を進めることが重要なのです。
業界研究を深めていくと、その業界の課題や将来の動向などが理解できるだけでなく、業界内の企業の特徴がわかります。
面接では同業他社について聞かれることがあるので、同業他社と比較した場合の志望企業の強みや魅力を伝えることができますよ。
さらには業界研究をおこなうことで「なぜこの会社を選んだのか」という筋の通った理由につながるので、志望動機の説得力も増します。
業界研究の具体的なやり方
業界研究をいざ進めようと思っても、どんな方法で何を調べれば良いのかわからないと不安ですよね。ここでは効果的な業界研究ができるように、見るべき内容とおすすめの方法を紹介します。
業界研究で見るべき基本内容
- 業界のビジネスモデル
- その業界のおもな仕事内容
- 求められる知識や能力
- その業界の代表的な企業
まず調べたい基本的な内容はこの4つです。仕事内容だけでなく、どんなスキルが求められるか、どんな人がマッチするかを調べると、よりイメージしやすくなります。
調べる際にはおもに以下の方法があります。まずはインターネットを使ってやりやすいものから始めて、基本的な情報を得られたら、いくつかの手段を組み合わせて理解を深めていくのがスムーズでおすすめです。
業界研究のおもな手段
- 就職情報サイト
- 企業ホームページ、SNS
- 就職四季報
- 会社説明会
- OB・OG訪問
- 学校のキャリアセンター
- 就職エージェント
業界研究のより詳しいやり方はこちらの記事でも解説しています。正しい方法で終わらせて余裕を持って就活を進めましょう。
業界研究のやり方|業界全体を捉えたうえで気になる業界を研究しよう
業界研究は自己分析と同時におこなうとさらに効果的です。やりたいことや自分に合う仕事に自信がない人はこちらの記事を参考にしてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
- 業界研究はすべての業界について調べるべきですか?
すべてを義務的に調べるより興味のある業界をきちんと調べよう
業界研究については、必ずしもすべてを知っている必要はありません。
どちらかといえば自身の興味のある業界や、自己分析の結果から向いていると思われる業界を中心に調べることをおすすめします。
仕事に就くということは、これから長い時間その業界内で働き続けるという可能性を秘めています。したがって、自分に合った業界を優先して調べることが非常に重要です。
業界とは何かを理解して就活をスムーズに進めよう
業界には業種・職種・業態など似た言葉がいくつかありますが、違いを押さえれば意味は難しくありません。基本的な言葉の意味がわかれば、業界研究や選考対策などその後のステップもスムーズに進めていくことができます。
記事ではおもな業界ごとの仕事の特徴や、業界研究を深める方法も解説しました。この記事をもとに業界について大枠を理解できたら、興味のある業界のリサーチを進めて、さらに周囲と差をつけていってくださいね。
アドバイザーコメント
秋田 拓也
プロフィールを見るややこしいと感じた人は業界研究から始めれば問題ない
ここまで「業種」「業界」「職種」などの意味について解説してきましたが、就活においては業界研究から活動をスタートすれば問題ありません。
業種という大枠では範囲が広すぎるので、より簡単に理解できる「業界」で理解を深めましょう。
業界の中での仕事の役割が「職種」になるので、営業や企画、事務職など具体的に自分はどんな仕事をしたいのかという順序で絞り込んでいきます。
職種や仕事内容から業界を絞っていく手もある
業界研究をスタートしてもどの業界に興味があるのか絞れない場合は、「職種」から絞っていく方法もあります。
自分が好きな仕事や向いている職種は何か、営業か企画か事務職なのかを特定し、次にどの業界で活躍ができるのかを探っていきます。さらに、扱う商材やサービスに興味があるかどうかもポイントです。ここまでくれば、業界を絞れてきます。
ほかには興味の無い業界・職種をピックアップして、消去法で選んでいく方法もあります。この場合は残った「業界」「職種」に多少なりとも興味があるということです。
似た言葉が多く違いもわかりにくいと思いますが、「何に興味があって」「どんなことがしたいか」を知ることが就活のスタートラインだということに変わりはありません。自分と合う業界を見つけていきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Takuya Akita〇人事・採用の責任者として7年間、新卒・中途採用を担当。To Be Myselfを起業後、企業内のキャリアコンサルティング、新卒・中途の就職をサポートしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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