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中途採用の書類選考通過率はどれくらいですか?
現在、転職活動中で、職務経歴書や履歴書の作成に苦労しながらも、なんとか複数の企業に応募しました。
ただ、なかなか書類選考を通過できず、これまでの経験・スキルが市場でどれくらい評価されるのかわからなくなり、自信を失っています。
中途採用の書類選考の通過率は、平均でどれくらいなのでしょうか? また、応募する企業の規模や業界、職種によって通過率に違いがあれば教えていただきたいです。
書類選考を通過するために、どんな点を意識して書類を作成すればよいか、アドバイスをお願いいたしします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
中途採用の書類選考は通過率が低い! まずは応募書類を見直そう
公式な統計はありませんが、企業の知名度や募集枠によっては1桁台のパーセンテージになることも珍しくない、非常に厳しい世界です。
中途採用は、20名応募がある会社であっても、採用人数が1~2人と決まっているケースもあります。中途採用の場合には、新卒採用と違って採用人数は非常に少ないです。
当然そこに応募者が多くなれば、倍率が上がるため、落ちる可能性も高くなります。
そして、書類選考で落ちている場合には必ずしも外部環境とも限らないので、自分自身の応募書類がどうだったのか見直しましょう。
不採用は自己否定ではない! 次につながる改善点を見つけ出そう
書類で不採用になったとしても、それはあなた自身が否定されたわけではなく、単に企業が求める要件と合わなかっただけです。
ただし、もし不採用が続くようであれば、応募書類をもう一度みなおし、改善することも重要です。相手にしっかりと伝わる強みや志望動機、自己PRなどを作成して、やれることをやっていきましょう。
中途採用における書類選考の通過率は希望職種との親和性で決まる
一般的に中途採用の書類通過率は2〜3割前後といわれますが、実は「職種の親和性」と「業界の親和性」によって大きく変わります。
たとえば、これまでの経験が応募先の職種・業界どちらにも近い場合は50〜80%と高水準の傾向です。一方で、職種は同じでも業界が異なると40〜60%ほどです。逆に業界は近いけれど職種がずれると20〜40%に下がり、どちらも遠い場合は10〜30%と狭き門になります。
つまり「今までの経験とどのくらい接点があるか」が通過率に直結しているんですね。
自分と企業の関連性を見つける! 企業で活かせる部分を示そう
対策としては、まず求人票に書かれている業務や要件を丁寧に読み、自分の経験のなかでつながる部分を強調すること。成果を数値で示す、似た業務経験を具体的に書く、といった工夫が有効です。
職務経歴書は単なる経歴の羅列ではなく「御社でこう活かせます」という提案書です。通過率はあくまで目安なので、数に一喜一憂せず「親和性を意識したカスタマイズ」で少しずつ改善していきましょう。
きっと経験を活かせる企業と出会えるはずなので、焦らず前向きに取り組んでくださいね。
こちらの記事では、中途採用の面接のコツを解説しています。記事を参考にして新卒採用との違いを押さえて臨みましょう。
転職の書類選考が通らないと悩んでいる人は、次の記事もチェックしてみてください。書類選考に通らない原因や、書類選考の通過率を高めるコツを解説しています。
以下のQ&Aでも中途採用の書類選考で落ちる状況が続いている相談者に向けて、キャリアコンサルタントがアドバイスをしています。同じような状況の人は、ぜひ参考にしてみてください。
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