Q
大学3年生
女性
タイピング検定は履歴書に書いておいたほうが良いですか?
就職活動に向けて履歴書を書いています。
パソコンスキルを示すために、高校時代に取得したタイピング検定の資格を書こうか迷っています。準1級を取得しているのですが、履歴書に書いてもあまり評価はされないのでしょうか?
もしアピールになり得る場合、どのように伝えれば評価につなげられるのかも知りたいです。また、もし大して評価されないとしても、書くか書かないかで言えば書くほうが良いですか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
記載がおすすめ! 持っている資格はすべてアピール材料にしよう
タイピング検定の資格をお持ちなのであれば、履歴書にはぜひ記載しておくことをお勧めします。
どのような仕事に就くかにもよりますが、持っている資格は基本的にすべて記載するのが良いでしょう。履歴書への記載は、面接でその話題に触れるきっかけにもなります。
そして、面接でその資格についてアピールする際は、単に「タイピングが速いです」と伝えるだけでなく、なぜその資格を取得しようと思ったのかという動機を明確にしましょう。たとえば、「仕事でパソコンを多く使うと考え、スムーズに業務を進めるためにタイピングスピードを向上させたいと思った」などです。
資格取得のプロセスを語って計画性や目標達成力を示そう
さらに重要なのは、その資格を取得するためにどのような目標を立て、どんな計画で努力したのかというプロセスを具体的に語ることです。
たとえば、「〇カ月で〇級合格という目標を設定し、毎日〇分の練習を継続しました」といった具体的な取り組みを説明することで、あなたが目標達成に向けて計画的に努力できる「計画性」や「実行力」を持っていることの強力な裏付けとなります。
タイピング検定合格という客観的な結果があるため、このアピールは非常に説得力を持つでしょう。
タイピングスキルそのものが直接的にどれだけ役立つかは職種によりますが、目標を設定し、それに向かって努力して成果を出した経験は、どんな仕事にも通じるあなたの強みとしてアピールできます。ぜひ、そのプロセスを自信を持って伝えてください。
タイピング検定は記載価値あり! 特に事務・IT系で有効
タイピング検定準1級であれば、履歴書に記載する価値が十分にある資格です。特に、IT関連職、一般事務、カスタマーサポート、営業事務といった職種では、PC入力の速さと正確さが求められるため、実務能力を示す即戦力として評価されやすいでしょう。
ただし、資格名をただ記載するだけではアピールとしては少し弱いため、そのスキルが実際の業務でどのように役立つのかにつなげて説明することが重要です。「ブラインドタッチが可能で入力が速い」「正確性が高い」といった点を、具体的な業務シーンに結びつけて伝えましょう。
スキルを業務価値につなげよう! 客観的な指標を示すと効果的
たとえば、「タイピングスキルを活かして、会議の議事録を即日中に共有できます」「データ入力業務において、〇%の誤入力率削減に貢献できます」「お客様との電話応対中に、会話内容をリアルタイムで正確に入力できます」といった具体的なメリットを示すと効果的です。
履歴書の資格欄には「タイピング技能検定 イータイピング・マスター 準1級」のように正式名称と級数を正確に記載しましょう。そしてこのスキルを特に強くアピールしたい場合は、自己PR欄などで「速度(〇〇打/分)と正確性(〇〇%)を両立できます」といった客観的な指標を添えると、あなたの能力がより具体的に伝わりやすくなります。
こちらの記事では就活に必要なPCスキルとその習得方法を解説しています。PCスキルを効果的にアピールするための準備についても説明しているので、ぜひチェックしてみてください。
履歴書の免許・資格欄の書き方については、次の記事を参考にしてみましょう。採用担当者に好印象を残すための書き方のルールや注意点について解説しています。
履歴書の資格欄には何を書くべきか悩んでいる人もいるでしょう。次のQ&Aでは、応募する企業に関係のない資格やアピールにならない資格をあえて書かないほうが良いのかどうかについて、キャリアコンサルタントが回答しています。ぜひ確認してみてください。
履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!
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