Q
大学3年生
男性
鉄道会社の年収って低いですか?
鉄道会社への就職に憧れている大学3年生です。
人々の生活を支える仕事に魅力を感じて志望していますが、ネットで「鉄道会社は年収が低い」「給料が上がりにくい」といった意見を見て少し不安になっています。
大手JRや私鉄なら平均年収は比較的高そうですが、なかには年収が低い鉄道会社もあるのでしょうか?
もしそうならどんな企業の年収が低くなる傾向があるのか、また鉄道業界全体の平均年収はどのくらいなのか詳しい情報を教えていただきたいです。
将来の生活設計も関わってくるので、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
鉄道会社は安定高収入! 地域による違いも知ろう
鉄道会社の年収が低いかどうかは、都市部と地方でイメージや実態が異なります。
都市部では他の高収入企業が多いため相対的に低く見られがちですが、安定性は高いです。
東京などの都市圏の大手企業では、平均年収は700万円程度の試算もあります。
一方地方では非常に安定性が高く社会的信用度も高いことから、福利厚生や給与水準も良い高収入の職業として見なされることが多いです。たとえば、JR九州に入社した際は、親族などからポジティブな評価を受けるイメージです。
地方でも高収入の部類に入る場合も多く、役職によっては年収1,000万円を超えるケースもあります。
給料だけではない! 将来性への魅力
キャリアの最初期には駅員や車掌といった現業職に就くことが多く、交代制の夜勤や早朝勤務がともなうため、生活リズムを整えるのが大変な時期もあります。
しかし鉄道会社は近年、鉄道事業だけでなく新規事業や新しい挑戦を積極的におこなう会社も増えています。そういった新しい事業領域に貢献することで、会社としても個人としてもさらなる成長が期待できます。
また鉄道は社会インフラであり、社会的信用が非常に高いです。多くの企業が福利厚生や教育制度、人材育成に力を入れているため長期的なキャリアという面で非常に魅力的な業界といえます。
高くはないが低くもない! 安定性が大きな魅力
「非常に高い」わけではありませんが「低い」と一概にいうこともできません。
年収は駅員や乗務員といった現場で働く現業系か、本社で企画などをおこなう総合職かによっても異なります。
現業系は早朝・深夜勤務の手当がつく一方、総合職にはそれがありません。また地方の小規模な鉄道会社であれば、年収は低くなる傾向にあります。
生活基盤を固めたいならメリットは大きい
大手鉄道会社に共通する大きなメリットとして「転居をともなう転勤が少ない」という点が挙げられます。
JRは分割民営化されているため会社によっては移動範囲が広い場合もありますが、多くの私鉄では沿線外への転勤はほとんどありません。
生活基盤を安定させやすいという点は、年収額だけでは測れない大きな魅力といえるでしょう。
鉄道会社に就職したい人は、次の記事も要チェックです。鉄道業界の就活のコツを詳しく解説しています。
鉄道を含むインフラ業界の仕事については、こちらの記事で詳しく解説しています。インフラ企業の魅力や就職事情についても説明しているので、併せて参考にしてみましょう。
鉄道業界の志望動機に悩んでいる人は、次のQ&Aも確認してみてください。どのようなことを書くべきかについてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。
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