Q
大学3年生
女性
新卒でWebマーケティング職に就職するのは難しいですか?
現在、就職活動中の大学3年生です。Web広告やSNS、SEOなど、Webマーケティングの仕事に興味を持っています。
ただ、Webマーケティングは専門性の高い職種で、新卒採用の枠が少ないと聞きました。
さらに、実務経験が重視されることも多いらしく、未経験の新卒では採用されにくいのではないかと不安に感じています。
Webマーケティング職に新卒で就職するのは、やはり難しいのでしょうか?
もしそうだとすれば、どのような対策をすれば採用担当者にアピールできるのか、教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
新卒でもなれる! 職種への熱意と学習意欲を見せることが大切
新卒でWebマーケティング職に就くことは十分可能です。専門性が高いため、最初は先輩のサポート業務から始めることも多いですが、新卒採用の時点では実務経験は問われません。
Webに強い広告代理店や、成長中のベンチャー企業などを狙ってみるのもおすすめです。中途採用では実務経験が重視されますが、新卒はポテンシャルで評価されます。
大事なのは、この仕事への熱意と学習意欲です。
SNS運用を今すぐ始めて実績を作ろう
もし本気でこの仕事を目指すなら、今すぐ自分のSNSアカウントを使って、フォロワーや閲覧数をどうすれば伸ばせるか、試行錯誤を始めてみてください。それが一番の勉強になります。
そして、就活の際に「自分で考えてこれだけの実績を出しました」と語ることができれば、ほかの学生にはない強力なアピール材料になります。机の上の勉強だけでなく、実践を通じて得た知見こそが、あなたを輝かせる武器になります。
難しいが道はある! 仮説と検証サイクルの再現性が評価される
Webマーケティング職は、専門性が高く、企業の売上に直結する責任の重い職種です。
そのため、新卒の採用枠が他職種より相対的に小さい企業が多いといえます。企業によっては未経験者よりも即戦力となる中途採用を重視する傾向が強いです。
また、新卒枠が未経験でも成果イメージを示しにくい点から「難しい」と感じられやすいです。
個人のSNSなどを使用して実際の運用経験を積もう
ただ、採用側は才能だけではなく「仮説」「施策」「検証」「学び」の流れを意識してPDCAサイクルを回せるかを重視しています。そのため、学生でも再現性を示すことができれば、入社できる可能性はあります。
たとえば以下のような方法が有効です。
①個人ブログやSNSでテーマを決めて3カ月運用し、PV・CV・離脱率などの数値推移と打ち手をまとめる
②小規模でも、少額の検索・SNS広告などの広告運用を実費で試し、キーワード設計と改善履歴を残す
③GA4・GSC・各種SNSアナリティクスのスクリーンショットを用意し、ポートフォリオとして整理する
実務の経験が既にあり、成果イメージを伝えられることが大切です。
SQLやLP制作も併走し、選択肢を広げよう
上記に加えて、以下のいずれかを併走させてみましょう。採用側が、任せる最初の仕事を想像しやすくなるため、採用の確率は上がります。
・SQL基礎やスプレッドシートでの集計を学習する
・自作のWebサイトなどを通して、コピーのABテストの経験をする
・簡単なLPのノーコード制作をする
事業会社と代理店の双方への応募を検討しつつ、長期インターンシップや業務委託に近い選考ルートも並行することで、初期キャリアの選択肢が広がります。
以下の記事では未経験からIT業界への就職を実現する方法を解説しています。必要なスキルや対策方法なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
以下の記事ではマーケティング職の特徴や向いている人などを解説しています。マーケティング職への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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