Q
大学4年生
男性
ダブルディグリーの場合、最終学歴はどう書けば良いですか?
大学のダブルディグリー制度を利用して、日本の大学と海外の大学からそれぞれ学位を取得する予定です。
この場合、最終学歴はどのように記載するのが正しいのでしょうか? 2つの大学名と学位をすべて書くべきなのか、それともどちらか一方を記載すれば良いのか迷っています。
また、就職活動の履歴書にはどのように書けば、この経験が最大限に評価されるでしょうか? 採用担当者に正確に伝わる書き方や、注意すべき点について、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
相手に響く経歴を選んで戦略的にアピールしよう!
これはケースバイケースで、正解は一つではありません。応募先企業にどちらの経歴がより響くかで判断すべきです。
日本の大学にインパクトがあれば日本の大学だけを書いても良いでしょうし、もし志望する会社が海外展開を強くしている企業であれば、海外の大学を書いておいたほうが良いでしょう。
また、海外の大学が世界の大学ランキングの上位に位置するようなインパクトの強い大学であれば、日本の大学よりもそちらだけを書いておいたほうが良いという判断もできます。
しかし、私は両方書くのもまったく問題ないと考えます。
志望企業に合わせて記載内容を変えるのがおすすめ
また、大学と大学院といった形で最終学歴を記載する場合、専門性が異なることもあります。
片方が理系で片方が文系といったケースや、海外の大学に進学する人がその前に別の学部を卒業しているなど、まったく違う経歴をアピールすべき仕事もあるはずです。
総じて、「相手がどれを見れば最もインパクトを受けるか」という判断は、志望企業のニーズやご自身の学校のレベル、学部、学科によって一律ではありません。その相手のニーズに合わせて、記載を変えても良いと思います。
ダブルディグリーは両方記載! 最終学歴は最新の学位を
ダブルディグリーの場合、履歴書は学歴欄を時系列で両方記載し、学位名もそれぞれ明記します。日本の履歴書は「最終学歴」欄が一つなので、最後に取得した学位が最終学歴になります。
最終学歴は最新の学位ですが、ダブルディグリーの価値を伝えるためにも、もう一方は学歴欄に同列で記載し、エントリーシート(ES)本文で価値を補足するのがおすすめです。
以下の例を参考にしてみてください。
2021年4月 〇〇大学 △△学部 △△学科 入学
2023年9月 ×× University, Faculty of ○○ 交換留学開始(ダブルディグリー)
2024年6月 ×× University 卒業(Bachelor of ○○ 授与)
2025年3月 〇〇大学 卒業(学士(△△)授与)
2つの学位の価値を示そう! ES本文での補足がカギ
片方は材料・もう片方は情報など学修内容の分担と、論文・プロジェクトといった成果物を添えることで印象付けることができます。
海外の大学で学位を取得予定とのことなので、英語履歴書も併用しておくことが望ましいです。
学外実務がなくても、二つのカリキュラムをどう両立し、何を身に着けたかを具体の科目名・課題で示すだけでも、勤勉性や計画性、向上心などが伝わり、評価が上がります。
たとえば、多拠点の調整、英中日での資料作成など、応募職務の要件にどうつながるかまで記載できるとより良いです。
履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
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実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。





