Q

大学4年生
男性

就活で全落ちしたその後について、教えてください。

就職活動で志望していた企業すべてから不採用の通知を受け取り、全落ちしてしまいました。周囲の友人は内定を獲得しており、自分だけ取り残されてしまったという強い絶望感と焦りで、何にも手を付けられません。

このまま諦めて就職浪人や留年を考えるべきか、それともまだ採用活動を続けている企業を探して再チャレンジすべきか、判断に迷っています。このような状況下において、私は何をすべきなのでしょうか。

全落ちしたその後について、就活の先輩たちの経験談があれば教えてください。

また、もし再チャレンジするなら、今の時期からでも採用のチャンスはあるか、何を改善すれば良いかのアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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「全落ち」でも諦めないで! 反省・分析し秋採用に挑もう

「全落ち」した時期によって次の行動が変わってきます。

たとえば、3月から始めた選考がゴールデンウィーク明けにすべて終わってしまったという学生は毎年一定数いますが、その時期であればまだまったく問題ありません。

なぜ落ちてしまったのかを客観的に反省・分析し、対策を練り直して、再度エントリーしていけば大丈夫です。

秋でも採用をおこなっている企業はある

「秋採用」でも、辞退者が出た枠の補充などで大手企業が募集をかけることもあり、春に比べて応募者数も減るため、受かりやすくなる場合もあります。

また、企業の採用サイトには載せず、大学のキャリアセンター経由で「貴学から数名」という形で募集が来ることも増えます。

そのため、諦めなければ道はあるのです。

留年する場合はその理由まで意識して!

「就職浪人」や「留年」についてですが、現在は卒業後3年以内は新卒枠で応募できる企業が非常に多いため、卒業後も諦めずに活動すれば結果は出ます。

「就職が決まらなかったから留年する」という選択は、履歴書上「留年」の事実が残るため、面接で理由を問わることになるでしょう。

その際、「留学していた」など前向きな理由があれば良いですが、「就活がうまくいかなかったから」という回答を面接官がどうとらえるかは、意識しておく必要があります。

落ちた段階を分析しよう! 地道な課題克服がカギ

全落ちしてしまった際は、どの選考段階で落ちているかをみ直す必要があります。

エントリーシート(ES)が通らない場合はESの書き方に問題があるのでしょう。設問の意図を汲み取れているか、アピールポイントがずれていないかなどを精査してください。

面接が苦手な人は、練習を繰り返すしかありません。指摘された点を修正し、場数を踏んでいけば必ず上達します。

地道な努力になりますが、一つひとつ課題を潰していけば、結果はついてきますよ。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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全落ちでも終わりじゃない! ここからが就活の再スタート

志望企業からの全落ちという状況で絶望感や焦りを感じるのも無理はありませんが、就職浪人や留年を考える必要はまったくなく、諦めずに再チャレンジすべきです。

私が過去に支援した学生のなかにも、1月まで内定が無く絶望していた人がいましたが、彼はそこから自己分析と面接対策を徹底的に見直し、最終的にスポーツ用品の営業職として内定を獲得し、さらに、入社後わずか3年でトップセールスに上り詰めています。

秋冬でもまだチャンスは残されている!

多くの企業が採用を終える時期であっても、内定辞退者の補充や、あえて遅い時期に優秀な学生を確保しようと秋採用・冬採用をおこなう企業は存在します。

特に、中小企業やベンチャー企業、採用時期が遅い業界にはまだチャンスが残されていますよ。

不採用の原因を具体的に見直すことが逆転の鍵

今の時期からでも採用のチャンスは十分にあるため、すぐに再チャレンジを始めましょう。

改善すべき点は、不採用の原因を特定して改善することです。

具体的には、「なぜその企業なのかを明確に語れたか」「採用担当者が納得できる能力のマッチングをアピールできていたか」「志望業界に固執せず自分の能力が活かせる異業種・異職種にも目を広げてきたか」といった点を洗い出してみましょう。

そして、面接でのコミュニケーションの取り方や熱意の伝え方を見直す面接対策の改善が必要です。就職浪人や留年は最終手段とし、まずは残された期間で「何としても決める」という強い意志を持って行動を再開してください。

以下の記事では面接で落ちた際に考えられる原因を10選紹介しています。自分に当てはまるものがないか確認し、改善・対策に取り組んでいきましょう。

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