Q
大学3年生
男性
アルバイト経験は重要でしょうか。
就活におけるアルバイトの重要性について質問させてください。
現在大学3年生なのですが、私は3年間アルバイトしてきませんでした。親族の介護による家庭の事情で自由な時間が少なく、どうしても長期ではアルバイトをすることが難しかったためです。
今振り返れば短期でも何かやっておけば良かったと思います。
社会人との関わりが少ないと就活で好印象を与えられないと思い、2年生の頃から少額謝礼ありのボランティアを続けています。ほかにはアルバイトをしない分、学業に力を入れて成績上位を獲得して奨学金もいただくこともできました。
このような事情があったとしても、短期でアルバイトをやらなかったことは事実であることから企業にとって印象が悪くなってしまうでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
アルバイト経験がなくても心配する必要はない
就職活動において、アルバイト経験は実務経験や社会人としての基本的なマナーなどを身に付けられる機会として重要視されている側面はあります。ただ、就職するうえで必須の条件ではないので安心してください。
自分の強みはたくさんあるはず
あなたは家庭の事情によりアルバイトしてこなかったとのことですが、その分、親族の介護やボランティア活動、学業に力を入れて成績上位者として奨学金を獲得するという経験をすることができています。
親族の介護の経験の中でも、介護する親族、介護に関わるケアマネージャーの人や行政の人などさまざまな人とコミュニケーションを取った体験から、責任感、忍耐力など多くの力が培われたと思います。学業で奨学金を獲得するためのスケジュール管理や継続的な努力など、具体的な事例を出せば就活であなたの魅力や強みをアピールできますよ。
上記に挙げたものはあくまでも一例です。「親族の介護やボランティア、学業における活動を通してどんな能力を得る事ができたのか」、そして「これらの能力を企業でどのように活かしていきたいのか」について言葉にして伝えることができれば大丈夫です。
アルバイト体験にこだわる必要はありません。学生時代に時間やエネルギーをかけてきた活動に自信を持って、これからの就職活動へ臨んでくださいね。
アルバイト経験がないことだけで印象は悪くならない
アルバイト経験がないことが印象が悪くなることはないので、安心してください。
介護・ボランティア・学業など、この3年間でたくさんの経験をしてきたことには胸を張ってください。社会人との関わりを増やす努力もちゃんとやってきたのも、とても良いですね。
不安な気持ちが拭えない場合は情報収集をしてみよう
あなたがアルバイト経験がないことに不安を抱いているのは、「売上・利益・ビジネス」に対する感覚値が養われていないことから来ているのかもしれません。「私はアルバイトでこんな工夫をして、売上向上に貢献しました」なんて自己PRを聞くと、気後れしてしまいますね。
これは、経済新聞を読んだり積極的にニュースに目を通してみたりすることで知識を補うことができます。企業研究でも必要になるので早いうちから慣れておきましょう。
また「少しでもアルバイトをしておけば」とずっと気になっているなら、今からでも土日単発などのアルバイトをしてみてはどうでしょうか。アルバイトの経験をしてみることで「長期アルバイト経験がないのはそんなに気にすることでもない」とスッキリすると思いますよ。
バイト経験がないと不安に感じる学生は多くいます。こちらのQ&Aでもバイト経験がなく不利になるのでは? と感じる学生へキャリアアドバイザーが回答しているので、併せて参考にしてください。
アルバイト以外でも「学生時代に力を入れたこと」で自己アピールができます。こちらの記事では「学生時代に力を入れたこと」の作り方を解説しているので、チェックしてみましょう。