この記事のまとめ
- 「学生時代に力を入れたこと」は3ステップで作成しよう
- 「学生時代に力を入れたこと」の題材別の例文12選を紹介
- 「学生時代に力を入れたこと」は自分の魅力を存分にアピールできるチャンス
履歴書やエントリーシート(ES)を作成したり、面接を受けていると、「学生時代に力を入れたこと」は必ずといって良いほど聞かれる質問です。
「学生時代に力を入れたことが特にないな……」「言いたいことはあるけどうまく文章にまとめられない」など、すらすらと書けずに悩んでいる学生は多いはず。
この記事では、キャリアアドバイザーの井上さん、板谷さん、田邊さん、杉原さんのアドバイスを交えつつ、「学生時代に力を入れたこと」の作り方を解説します。これから本格的に就活を始める学生はぜひ参考にしてくださいね。
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3ステップで魅力的な「学生時代に力を入れたこと」を作成しよう
「学生時代に力を入れたことを書くのは難しい」「受かる回答を作れる気がしない」と不安になっている学生もいるかもしれません。しかし、最初から回答文を書こうとせず、例文を読んでイメージをつかんだうえで、3ステップを踏めば思いのほかすらすら書けるようになることがあります。
記事ではまず、「学生時代に力を入れたこと」の作成手順について解説し、そのうえで魅力アップの方法や文字数に応じた書き方を伝授します。今まさに「学生時代に力を入れたこと」の回答を考えようとしている人は、まずは3ステップに則って題材を決めて、題材に応じた工夫を実践しましょう。
記事の後半では、「学生時代に力を入れたこと」がよく聞かれる理由や選考における重要性について解説しています。就活を進めていくうえで知っておくべきことなので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
ガクチカが思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。
そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。
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3ステップ! 「学生時代に力を入れたこと」の作り方
では、ここからは「学生時代に力を入れたこと」の作り方を解説していきます。作り方は大きく3段階に分けられます。「回答がまったく思い浮かばない」という人、「題材は決まっているけど文章が書けない」という人のいずれも、ぜひ1ステップ目から実践してください。
一つずつ確実にクリアにして、あなたの魅力が存分に伝わって企業の担当者を惹きつける「学生時代に力を入れたこと」に仕上げましょう。
ステップ①学生時代を振り返って候補となるエピソードを書き出す
「学生時代に力を入れたこと」は、通称「ガクチカ」と呼ばれ、さまざまな企業が学生に投げかける質問です。言葉の通り、学生時代に注力した活動や出来事について紹介するように求められています。
学生時代を振り返ってみて、コツコツ取り組んだことや、何かを成し遂げたなど、思い入れのあるエピソードを振り返ってみましょう。特に、以下に関連するエピソードで印象的な経験をしている人は多いのではないでしょうか。
「学生時代に力を入れたこと」の題材
- 学業・ゼミ
- 部活動・サークル
- 委員会活動
- 留学
- アルバイト
- ボランティア
- インターンシップ
- 資格勉強
- 趣味
すぐに答えを出そうとすると、直近の体験やインパクトの大きかった出来事ばかりに注目しがちです。
学生時代をじっくり返ってみると、自分は当たり前だと思ってやっていることでも、ほかの人から見れば簡単にはできないことであったり、あなたならではの工夫が発揮されているエピソードが見つかる場合があります。
まずは、企業からどう思われるのかは気にせず、「学生時代に力を入れたこと」と言われて思いつくエピソードを自由に書き出してみましょう。
「学生時代に力を入れたこと」のエピソードがどうしても思いつかない人にはこちらの記事がおすすめです。
例文16選|ガクチカがない悩みから必ず抜け出せる3つの方法!
- 「学生時代に力を入れたこと」が思いつきません。おすすめの振り返る方法はありますか?
モチベーショングラフを活用すると力を入れた経験が振り返れる
モチベーショングラフとは、横軸が学生時代で縦軸をモチベーションに設定して、曲線でグラフ化するものです。感覚的にグラフ化できるため、言語化が苦手な学生でも振り返りやすいですよ。
さらに、グラフが上昇する箇所はモチベーションが上がるほど努力をしている可能性が高いです。つまり、モチベーションが上昇している箇所を振り返ると、力を入れたことが見つかりやすくなるのです。
自己分析に時間がかかる人は、モチベーショングラフも活用してください。
モチベーショングラフの書き方や活用の仕方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ
ステップ②企業に刺さるエピソードを選定する
さまざまなエピソードが見つかったら、その中からどれを「学生時代に力を入れたこと」の回答として取り上げるか決める必要があります。回答を決める際は、もちろん自分がどのエピソードに思い入れがあるか、何が1番印象に残っているかなどの主観的な視点も大事ですが、同時に企業側の視点も意識しましょう。
企業側にどのようなエピソードが刺さるのかを見極める判断材料は、以下の2つです。
企業に刺さるエピソードの判断材料
- 求める人物像
- 業務に活かせる特性やスキル
一見「このエピソードは地味だからあまり効果的ではなさそう」と思うものであっても、いずれかに合致する内容になっていれば、その企業にとって効果的なエピソードとなります。
「求める人物像ってなに?」「業務に活かせる特性やスキルはどう調べれば良いの?」という人もいますよね。選考で効果的なアピールをするために知っておくべきことなので、必ず押さえておきましょう。
求める人物像
求める人物像とは
企業が採用する人材の基準を明文化したもの。企業の採用ホームページ(HP)や就活サイトの募集要項で発信されている
たとえば、求める人物像として「リーダーシップ経験のある人材」と掲げている企業があったとします。それに対して、「学生時代は一人でコツコツと勉強に取り組んで高成績を修めました」と伝えるのは、効果的なアピールとはいえませんよね。
志望企業の求める人物像をしっかりと把握していなければ、的を得ていないアピールをしてしまう場合があります。企業のHPや就活サイトの募集要項を確認して、求める人物像について発信されていないか確認しましょう。
業務に活かせる特性やスキル
求める人物像はすべての企業が示しているわけではなく、採用基準について発信していない企業も少なくありません。しかし、どのような人材を企業が欲しているのかは、業務内容を理解すれば予想することができます。
たとえば、営業であれば複数の顧客と良好な関係を築く必要があり、そのためにコミュニケーション力や臨機応変に対応する力が活かせます。そうすると、「学生時代に力を入れたこと」では、コミュニケーション力や臨機応変に対応する力を発揮したエピソードを取り上げると、業務への適性が高いと判断されやすくなります。
「業務でどんな特性やスキルが活かせるのかイメージできない」という人は、企業研究をおこないましょう。インターンシップや説明会に参加して勉強するのがベストですが、時間がない人もいるでしょう。その場合、企業のHPや就活サイトを熟読するだけでも効果があります。
特に社員インタビューでは、普段の業務内容について詳しく述べられている場合が多いので、ぜひチェックしてくださいね。
企業分析は適切な方法でなければ、必要な情報はなかなか得られません。こちらの記事で方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
企業研究で得た情報はノートにまとめることで、効率よく情報を収集することができます。こちらの記事でノートのまとめ方を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
就活初心者は、企業の業務内容について深く理解することによって、自分がどのように貢献できるかを具体的にイメージすることができます。
また、面接時に自己PRや志望動機を述べる際、自分の経験やスキルが企業の業務にどのように関連するかを示すことができるようになります。
ここまで解説した内容以外にも、刺さるエピソードの条件はさまざまあります。こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
コピペで使えるガクチカがChatGPTでかんたんに作れます
「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)が志望動機や自己PRと被る…」と悩む人は多いです。ガクチカのネタがなくて困っている人こそ、ツールを活用して悩みを解消しましょう。
「ガクチカ作成ツール」なら、複雑なステップは一切なし、たった数分でガクチカを作成できます。
ツールで採用担当者に刺さるガクチカを作成して、効率的に志望企業の選考を突破しましょう。
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ステップ③適切な構成に沿って回答を組み立てる
エピソードが決まったら、面接官や企業の担当者にわかりやすく伝えるために回答として整える必要があります。上記を参考にして、構成に沿いながら回答を組み立ててみましょう。
ポイントはまず、結論から述べることです。ビジネスの場では、相手に何かを伝えるときは結論から述べるのが大切です。結論から述べることで、相手はこれからどんな話題が展開されるのか予想できるため、その後の説明も理解しやすくなるのです。
エピソードについては、なるべく具体的に述べることで相手も状況をイメージしやすくなります。最後は、経験や学びを仕事にどう活かしたいのかを述べ、前向きに締めくくりましょう。なかなか文章が書けない人は、この後紹介する例文も参考にしてください。
構成に沿って整えた回答の例
結論
①何に力を入れたのか
例)吹奏楽サークルで全体の演奏技術のレベル上げに尽力しました。
具体的なエピソード
②どんな目標や課題があったのか
例)毎年コンクールに参加していたものの、同じ地区に強豪がいて、支部大会への出場を毎年逃していました。
③どんな行動を起こしたのか
例)私たちの代ではなんとしてでも支部大会に出場したいと全員で意思統一を図り、具体的な施策として私は指揮者の変更を提案しました。(省略)
④どんな結果になったのか
例)支部大会に出場することができ、支部大会でも金賞を受賞しました。
⑤そこから何を学んだのか
例)既存のやり方を見直し、より良い環境や条件を整えることで、目標に近づけることを学びました。
仕事への再現性
⑥経験を入社後どう活かしたいか
例)吹奏楽部での経験を通して学んだことを活かし、若手ならではの視点から貴社の利益につながる提案をしていきたいと考えています。
「各構成でどのようなことを書けば良いのかわからない……」という人は、以下の記事を参考にしてください。
ガクチカの構成は7ステップで高評価を狙おう! 例文12選付き
- 文章が下手なので「学生時代に力を入れたこと」も変な文章になっている気がします。どうしたらうまい文章が書けるのでしょうか?
文章はうまくなくても良いが伝わるかどうかには気を付けよう
あなたの伝えたいことが読み手に伝わっていれば、うまい文章でなくても問題ありません。
どうしても文章に自信がない人は、友人や家族など身の回りの人に読んでもらいましょう。わかりづらいところがないか確認してもらったり、面接のように質問してもらったりすると、どの部分をより深掘りすべきかが明確になります。
併せて、伝えたいことを盛り込みすぎて文章が長くなりすぎないように注意しましょう。
企業によってはESに字数制限を設けている場合もあります。そのため、まず伝えたいポイントをリストアップし、優先順位をつけてから文章作成に取り掛かるようにしましょう。
「学生時代に力を入れたこと」を魅力的に見せるコツは題材によって異なる
上記で解説してきた3ステップは言ってしまえば、ほとんどの就活生がやっていることです。選考を突破するには、ほかの学生よりも魅力的な回答にしなければなりません。
そこでここからは、「学生時代に力を入れたこと」の回答をより魅力的に見せるコツを解説していきます。
3ステップの中でエピソードの選定について解説しました。このとき選んだ題材によって、工夫の仕方は異なります。自分が選んだ題材に応じた工夫を実践して、魅力的な「学生時代に力を入れたこと」に仕上げましょう。
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例文付き! 「学生時代に力を入れたこと」の題材別の作り方
自分が選んだ題材で「学生時代に力を入れたこと」を作るときの工夫の仕方や注意点、魅力的に見せるコツを習得しましょう。各題材ごとに例文も掲載しているので、イメージをつかむためにぜひチェックしてくださいね。
就活のプロとしてさまざまな就活生や求職者のES作成や面接対策のアドバイスをしているアドバイザーたちが、各エピソードを題材とする際の注意点を解説しているので、そちらも併せてチェックしてくださいね
①学業・ゼミ
学業・ゼミを題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- GPAや成績順位など客観的に評価できる成果を示す
- 専門用語を極力使用せず、誰もがわかる回答を意識する
学業を「学生時代に力を入れたこと」の題材とするなら、成績や研究成果を必ず盛り込みましょう。言ってしまえば学業を頑張るのは、学生であれば当たり前のこと。
そのため、平均的なレベルよりも高い水準まで極めたことを証明できなければ、アピールとしては印象が薄くなってしまいます。「全学年200名中10位」「GPA3.9」など、イメージしやすい数字で示せると効果的です。
一方で、ゼミの研究成果をアピールしようとすると、専門用語を用いて伝わりづらい回答になってしまいがちです。以下で紹介している例文を参考に、その分野に詳しくない人が読んでもイメージしやすい説明を心掛けましょう。
学業に力を入れた経験は、深い専門知識や研究能力を示す証となります。具体的な研究内容を説明することで、専門性や取り組みへの熱意を伝えることができます。
ただし、専門用語を多用しすぎると理解が難しくなるため、簡潔かつわかりやすい言葉選びが大切です。また、必要に応じて補足説明を加えることを意識できるといいですね。
学業をテーマにガクチカを書くメリットや注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
例文14選|学業はガクチカになる! 評価される伝え方のコツを解説
学業・ゼミの例文①
学業・ゼミの例文①
私は学生生活でフランス語の習得に力を入れて取り組みました。
昔から両親が自宅でフランス映画を鑑賞しており、フランス語の持つ発音の美しさに惹かれ、いつかフランス語を話せるようになりたいと思っていました。
大学の第二外国語でフランス語を選択し、毎回予習を万全にしておくことで、授業時間を有効に使えるように努めました。併せて、フランス語のオンラインレッスンを受講してスピーキングを徹底的に鍛えました。
こうした努力を続けた結果、スピーチコンテストに参加する機会をいただきました。先生の個別指導を受け、自宅でも空き時間はすべて練習に費やした結果、特別賞を受賞することができました。以前から憧れていたフランス語で評価されたことが、とても嬉しくて自信につながりました。
貴社に入社してからも毎日の努力を怠らず、日々成長を続け、着実に自信をつけていきたいです。
学業・ゼミの例文②
学業・ゼミの例文②
私はゼミの活動に力を入れました。特に大学2年生の秋に3つのゼミの合同合宿があり、その際はリーダーに立候補し、60名の規模の合宿を成功させるために力を注ぎました。
リーダーに立候補した目的は、積極性がない自分を変化させたいと思ったからです。
合宿は2泊3日でおこなわれ、ゼミごとの活動時間のほかにも、ゼミ同士の交流時間を多くとりました。その中でもほかのリーダーと力を入れて企画したのは、ワークショップを通した意見交換会です。
それぞれが、社会課題について研究を重ねるゼミだったため、この機会に意見交換を深めてより良いゼミ活動につなげたいと思ったからです。
現場は、とても盛り上がり、お互いのゼミについての理解も深まった時間になり、参加したゼミ生からは「卒論を進めるうえで視野が広がった」という意見がありました。
元々積極的な性格ではなかった私は、この経験を通して、前向きに挑戦する大切さを学ぶことができました。貴社に入社しても、この姿勢を常に忘れずに成長する糧にしていきたいです。
この例文のように「数字を使って説明すること」と「具体的な声を入れること」は積極的に取り入れましょう。数字を使うことで、はじめてエピソードを見聞きした面接官もイメージができるようになります。
さらに、ゼミ生やアンケート結果などの声の引用も、結果のアピールにつながり好印象になります。
ゼミをテーマにガクチカを書くメリットや注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
例文8選|ガクチカでゼミ経験を魅力的にアピールする8ステップ
履歴書やESで「ゼミで取り組んだこと」を書く欄があり、書き方に悩んだ人もいると思います。以下の記事では「ゼミで取り組んだこと」の書き方のコツをまとめているので参考にしてみてください。
例文12選|「ゼミで取り組んだ内容」がさくっと書ける作成のコツ
学業はガクチカだけではなく自己PRの題材にもなります。以下の記事では学業を自己PRでアピールする場合の作り方を解説していますので参考にしてみてください。
例文12選|学業の自己PRに欠かせない下準備と組み立ての手順
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ガクチカ作成が進まず、焦っていませんか?ガクチカは、自己PRや志望動機と並ぶ重要なアピールポイントですが、作成に苦戦する人もいます。
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➁部活動・サークル
部活動・サークルを題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- チームのために主体的に行動したエピソードを盛り込む
- 自分だけでなく、周囲にとってどんな影響をもたらせたかまで言及する
部活動やサークルについて取り上げることでチームワークの経験が伝えられるため、特に営業職やアシスタント職など、社内・社外と連携が多い仕事で効果的なアピールになります。
特に、リーダーや主将などの責任ある役職に就いて、チームに大きく貢献した経験は仕事に直接的に活かせる可能性が高く、企業側からもプラスな印象を持たれやすいです。
チームのために主体的に行動し、結果的に自分だけでなく周りにもプラスの影響をもたらせたことを示しましょう。
部活動での学びを選考でアピールしたい人には、こちらの記事もおすすめです。
例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
部活動・サークルの例文①
部活動・サークルの例文①
私は合唱部の活動に力を入れて取り組みました。
高校生から合唱を始め、合唱の楽しさやチームで取り組むことの素晴らしさを体感できたため、大学でも合唱部に入部しました。
しかし大学の合唱部で実際に練習を重ねていくと、部員たちは歌うことが楽しいと思っていないようでした。理由を聞くと、大会に出場してもどうせ入賞できないという諦めムードがいつもあるということでした。
その時点で大会まではまだ日があったため、もっと歌う楽しさを全員が感じられれば、大会の結果にもつながると考えた私は、先輩に相談し、近所の夏祭りへの出演を希望しました。
すると、部の半数以上が参加したいと言ってくれて、大会とはまた雰囲気の違うポップな曲を披露することができました。
それから徐々に歌うことの楽しさを部員同士で分かち合うことができ、コンクールに向けた練習もより一層力を入れられるようになりました。
どんな状況でも、打開策を見つけ行動に移せる力を活かし、貴社でも飛躍していきたいです。
部活動での経験は、成果や役割など客観的な情報を入れられることに加え、社会人として重要な協調性をアピールしやすいというメリットがあります。
例文のように、チームとしての成果ではなく、自分自身が取り組んだことを盛り込むのがポイントです。
部活動・サークルの例文②
部活動・サークルの例文②
私は学生時代、よさこいのサークル活動に力を入れました。
よさこいサークルに参加したのは大学の演舞を見たことがきっかけでした。大きなステージの上で踊る姿がカッコよく、踊った経験はありませんが挑戦してみようと思いました。
ダンス経験がなかったため、最初は足を引っ張りがちな存在でしたが、それが悔しくて自主練習を重ねました。自分が踊る姿を録画し、どこを修正すべきなのか徹底的に分析したり、筋トレを始めて踊るための筋肉を付けました。
現在では、同じように未経験の後輩たちを育成する担当になり、よさこいを踊る以上のやりがいを得ています。
私はこの経験を通して、未経験のことに挑戦する面白さを感じました。貴社の社風は挑戦すること、失敗することを歓迎していると伺いました。挑戦する行動力を常に大切にしながら、貴社で飛躍できるように尽力していきたいです。
サークルでの経験を取り上げることでそこから何を学び、どのように成長したかを具体的に伝えることが可能になります。これは、企業でどのように活躍できるかをイメージしやすくするメリットがあります。
例文のように、具体的な行動や思考過程を明示することで、その人の特性や価値観が伝わりやすくなる点を意識してみましょう。
③委員会活動
委員会活動を題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- 委員会に所属した目的を明確に示す
- 活動に込めた意思や思いを丁寧に言語化する
学部や学科の自治会や文化祭の実行委員など、学校の運営のために委員会に所属して活動していた人もいますよね。これらの委員会への参加は強制ではなく、任意で引き受けるケースがほとんどです。そのため、なぜ携わろうと思ったのかが非常に重視されやすいポイントです。
「学部生にこういうメッセージを発信したかった」「イベント運営のノウハウを学ぶため」など、目的を見据えたうえで行動できていると仕事においても目的意識を持って行動できると見込まれ、高評価を獲得しやすくなります。
一方で、所属したきっかけは「友だちに誘われたから」「なんとなく」など、漠然としている人も多いはず。その場合は、心情の変化や何をきっかけにより力を入れて取り組もうと思ったのかを伝えましょう。
委員会活動の例文①
委員会活動の例文①
私は文化祭実行委員の活動に力を入れて取り組みました。
文化祭実行委員になった目的は、イベント運営に興味があり、文化祭の準備や当日の運営を通して勉強したいと思ったからです。
特に力を入れたのは昨年の文化祭です。その年のテーマは「地域と一緒に」でした。地域の方にも私たちの大学の良さや雰囲気を知ってもらいたいという想いを掲げ、近隣の方向けのチラシや、SNSを活用したPRを続けました。
運営委員としての打合せと並行しながらの広報活動は大変でしたが、チラシを回覧板に挟むなどの提案をし、できる限り時間をかけない広報をおこないました。
その結果、当日には老若男女問わずさまざまな年代のお客様が文化祭を楽しんでくれました。文化祭の事後アンケートでも、「近所にある大学だけど、行く機会がなかったので良かった」という声が届きました。
この経験からPRの仕事に興味を持ち、裁量大きく仕事を任せてもらえる貴社を志望しました。どんな状況でも前向きに取り組んでいきたいです。
文化祭実行委員は企業とやり取りをしたり、ゴールから逆算して行動したりと、仕事で求められるスキルをアピールしやすいです。ただし、縁の下の力持ちのような仕事も多いため、自分なりにどう工夫したかを伝えるようにしましょう。
ガクチカで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「学生時代、何も頑張ったことがない…」と悩む人でも、簡単にガクチカを作れます。
「ガクチカ作成ツール」は、簡単な質問からあなたの強みや経験を引き出し、魅力的なエピソードへとブラッシュアップします。
ツールを活用して、自分の強みや経験を再発見し、自信を持って選考に挑みましょう。
・強みや経験別に作れる
・1回で3パターン作れる
委員会活動の例文②
委員会活動の例文②
私は学生自治会の活動に特に力を入れました。
理由は、私は大学生活がとても楽しく、その楽しさを新入生に伝えられる立場が自治会だと思ったからです。
一番の成果としては、大学生活についてまとめた自治会冊子の作成です。新入生が感じるであろう新しい環境に飛び込む不安を軽減してあげたいという想いから冊子の作成を提案しました。
制作過程で一番苦労したのは、サークルへのインタビューです。私の大学には40種のサークルがあり、それぞれにインタビューと写真撮影をお願いすることになりました。
これを実現させるにあたり、自治会の中で役割分担を細かく設定し、無事にスケジュール通り完成させることができました。入学式では、この自治会冊子を無事に配布することができ、多くの新入生が読んでいる姿を見ることができました。
私は貴社の「想いをカタチに残す仕事」というスローガンに感銘を受けています。培ってきた行動力や計画性を活かしながら活躍していきたいです。
学生自治会の経験をアピールすると、学生の意見を集めたり大学へ提案したりする過程を通じて、自主性があることをアピールできます。ただし、能動的に行動したエピソードを伝えないと、受け身であると捉えられるので注意してください。
④留学
留学を題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- 語学力をアピールする機会だとは捉えない
- 行動を起こすハードルの高さや難しさがイメージできるようにする
留学経験がある学生は実は珍しくなく、その経験だけで周りからリードできるとは限りません。
語学力をアピールしようとしても、一定期間海外で暮らせばその土地の言語をある程度習得するのは自然なこと。大切なのは、留学先でどれだけ難易度の高い困難や課題に取り組めたのか、学びを整理して社会人生活に活かす見込みがあるのかどうかです。
そのため、行動力や課題解決力をアピールすると捉えた方が効果的なアピールができます。留学先は普段とは勝手が異なる環境で、行動を起こすには一層気力や工夫が必要だったはず。
課題に取り組む過程で生じた、困難や難しさも盛り込んでいくと、行動力や課題解決力の効果的なアピールになりますよ。
「学生時代に力を入れたこと」として留学経験を取り上げると、異文化理解をしていることやチャレンジ精神をアピールできます。ただし、課題や達成したことを具体化しなければ、時間を浪費していたと思われてしまうので注意してください。
留学の例文
留学の例文
私は学生時代、3カ月間のアメリカ留学へ挑戦しました。英語力の向上と自己成長が目的でした。
英語力は留学前に上げていたつもりでしたが、現地の学生と話すと「まるで赤ちゃんと話しているみたいだわ」と言われ、だんだん英語を話すことが怖くなりました。
しかし、「帰国する頃には、英語力も、自分自身も成長させてみせる」と留学初日の日記に書いていたことを思い出し、自分を奮い立たせました。
その日から、友達の話しているフレーズを真似してみるなどできることから始めてみました。また、発音の難しいものは、友達に確認し、積極的に会話の中で使用しました。地道な努力を続け、英語力を着実に上げていき、留学終了後には留学生代表のスピーチを任されるほどになりました。
この経験を通して、私は英語力を上げたことはもちろんですが、挫折や、そこからの粘り強さを得ることができました。貴社の一員となり、どんな困難な状況になっても諦めずに自己研鑽をしていきたいです。
⑤アルバイト
アルバイトを題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- 直接的に仕事に活かせる業務についてアピールする
- 仕事への取り組み方を漠然とさせず具体的な行動を挙げる
アルバイトとはいえ収益を得るために行動している点は社会人にとっての仕事にも通じます。そのため、アルバイトで活躍した経験を聞けば企業側も入社後に活躍するイメージを持ちやすくなります。
特に、接客のアルバイト経験があって販売職志望の場合など、培ったスキルや経験を直接的に活かせる場合はアピールとして効果的です。
ただ、自己PRガクチカで接客の経験を語る学生は多数いるため、差別化が難しいのも事実。「お客様に寄り添って行動した」のような漠然とした説明ではなく、具体的にどんな声をかけたのか、どんな行動を起こしたのかを明らかにしましょう。
「学生時代に力を入れたこと」でアルバイトを取り上げると、お金をもらって働く責任感があることが伝わるというメリットがありますよ。
ただし、具体的なエピソードを伝えないと、ほかの学生と同じようなエピソードになってしまいます。自己分析をして過去の経験を振り返りましょう。
アルバイト経験をガクチカにするメリットや、作成の際の注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
例文15選|アルバイトのガクチカの作り方と印象に残すコツ
アルバイトの例文
アルバイトの例文
私は学生時代、ファミリーレストランでホールスタッフのアルバイトに力を入れました。接客業に挑戦したかった理由は、初対面の人とコミュニケーションをとることに苦手意識があり、そんな自分を変えたいと思ったからです。
そのレストランは老舗のファミリーレストランで、客席は60ほどでした。顧客として度々利用していて、制服が素敵だなと思い興味を持ちましたが、実際に働いてみると表からは気付かない大変さがさまざまありました。
一番苦戦したのは、メニューを覚えることです。この規模のレストランでは珍しく、メニューが100種類ほどあり、単品だけではなく、組み合わせてセットで提供などバリエーションも豊かでした。
オーダーのとり方がアナログ式のため、暗記していなければスムーズに対応できず、最初はお客様の前で何度も聞き返すなど、恥ずかしい想いもしました。
お客様に対して自信を持って対応するためにも、いち早くメニューを暗記しなければと思った私は、オリジナルマニュアルを作成し、移動中や、自宅でもメニューを覚えることに集中しました。
その甲斐もあり、研修中のバッジを比較的早く卒業することができ、現在では心に余裕を持って笑顔で対応ができています。
私はこの経験を通して、どんな苦戦する状況でも工夫次第で乗り越えられると実感しました。貴社に入社しても、努力を怠らず自己成長を目指し、会社に貢献したいです。
ガクチカで悩んだらガクチカ作成ツールがおすすめ!
「ガクチカを書け」と言われても、特に印象的なエピソードがない…そんな悩みを抱える人は多いです。
「ガクチカ作成ツール」なら、特別な経験がなくても、たった4つの質問であなたの学生時代の活動を魅力的なガクチカへブラッシュアップします。
ツールを活用し、あなたの強みを志望企業へ最大限にアピールしましょう。
・チャットでできる!模擬面接プロンプト
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⑥ボランティア
ボランティアを題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- その活動を選んだ理由が自分の特性や性格とどう結びつくかを明確にする
- 原動力となった出来事や考えを盛り込む
ボランティアも委員会活動と同様、強制ではなく自主的に取り組む活動で、アルバイトのように収入といった形でのリターンがありません。
それにもかかわらず、なぜボランティアをしようと思ったのでしょうか。行動の原動力を掘り下げれば、あなたの特性や揺らがない価値観につながるはずです。
また、ボランティアといっても、さまざまな領域での活動があります。ほかの活動ではなくその活動を選んだ理由も企業からすると気になるポイントです。
出来事をたどるだけでなく、「なぜ?」と自分自身に問いかけ続け、行動の理由を徹底的に言語化しましょう。
ボランティアの経験では、あなたの考え方や価値観をアピールしやすいというメリットがあります。なぜボランティア活動をしようと思ったのか、何がモチベーションになっていたかなどを具体的に思い出してみましょう。
ボランティアで学んだことをアピールしたい人には、こちらの記事がおすすめです。
ボランティアで学んだ事を効果的にアピールする方法|例文付き
ボランティアの例文
ボランティアの例文
私は特にボランティア活動に力を入れて学生生活を過ごしました。目的は、新たな自分に出会えると思ったからです。
毎年地元で大きなロックフェスティバルがあり、そこでNGOがごみの分別やリサイクルの活動をしていました。1年生のときは積極的に動くことができず悔しい想いをしたため、2年生のときには20名をまとめるグループリーダーに立候補しました。
当日を迎える前までに、ボランティアの休憩時間のシフトを組んだり、当日にはチームワーク形成のためにグループへの声掛けや仕分け活動が順調かのチェックなどをおこない、グループの皆が心地よく活動できるように心がけました。
結果的に、私のチームが一番効率よくメンバーが動けていたとNGOの代表から称賛の言葉をいただき、全体へ貢献することができました。
貴社に入社した際には、将来的にはマネジメントもできる存在になれるように、できることからコツコツと努力を積み重ねていきたいです。
⑦インターンシップ
インターンシップを題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- 取り組んだ業務を具体的に挙げる
- やりがいを感じたり向いていると思った瞬間も盛り込む
インターンの内容は企業によってさまざまです。そのため、インターン先以外の企業に対しては、取り組んだ業務についての説明が欠かせません。
どんな業務に取り組んだのかを知ることで、企業側としては「自社でも同じ業務があるので即戦力として活躍してくれそう」といったイメージが持て、採用に一気に近づくこともあります。
また、実際に体験した職種・業界と同じ条件を志望しているのであれば、適性の高さもアピールすると効果的です。業務に取り組む中で楽しいと思ったり、やりがいを感じた場面についても盛り込みましょう。
インターンシップの例文
インターンシップの例文
私は学生時代、インターンに力を入れました。長期インターンを経験することで憧れの営業職へ挑戦したいと思ったからです。
実際に営業同行に行くことが多かったのですが、一番力を入れたのは、ダイレクトメールの作成でした。メールでは既存のお客様に向けてセミナーや新商品のご案内をします。魅力的なメールにするために、記号を使ったり文章をなるべく簡潔にするなど自ら工夫を考えました。
週2回の配信をし、反応のあったお客様へご連絡をする部分まで任せてもらい、実際に自分のメールで興味を持ってくれた方がいるという喜びを感じることができました。インターンの担当社員からは、今までのダイレクトメールの中で最も反応があったと太鼓判を押していただけました。
このインターンを通して、より営業職に就きたい気持ちが高まり、就職について見つめ直すきっかけとなりました。この経験を活かし、貴社の営業職として貢献していきたいです。
インターン経験は就活生にとって強力なアピール材料となります。具体的な業務内容の説明や成果の提示、職業への情熱を表現することは、実務能力とモチベーションの高さを示すための重要な要素です。
上記の例文のように、自分の経験を具体的かつ詳細に伝えることで、面接官がリアルなイメージを持ちやすくなります。
⑧資格勉強
資格勉強を題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- マイナーな資格や検定は難易度を説明する
- 勉強開始前と開始後の成長度合いをアピールする
資格の中には、時間をかけて対策をしなくても簡単に取得できるものがあるのも事実。容易に取れる資格を持っているだけでは、アピールとして効果的とはいえません。よって、資格の難易度やかけた労力を的確に伝えることが重要です。
TOEICや簿記のような一般的に知られている資格であれば誰でも難易度がイメージしやすいものの、メジャーではない語学力の検定や民間の資格などはその資格を取得するために、どれほどの努力が必要か想像できない企業の担当者も多くいます。
「最初は、挨拶程度しか話せませんでしたが、今では日常会話が自然にできるようになりました」のように、勉強開始前と後の成長度合いを示すと効果的です。
資格勉強の例文
資格勉強の例文
私はTOEICの点数アップに特に力を入れました。大学1年の春に受けたテストのスコアは475点と、期待していた850点から程遠い結果でした。
しかし、一度決めたことはやり通すのが信条のため、やり遂げることを決めました。そこから勉強方法の見直しを徹底的にしました。勉強内容の時間配分や、過去問の分析をおこない、リスニングについては、通常の1.5倍速で常に聞き流していました。
これを毎日3カ月続け、本番を迎え、無事に目標点数を大きく超える890点を獲得することができました。現在は、さらなる目標を設け、900点台を目指し勉強を続けており、スピーキング力も向上させるため、オンライン英会話のレッスンも受けています。
培ってきた英語力を活かし、キャリアアップを目指しながら貴社で飛躍していきたいです。
資格勉強はスキルの証明になるだけでなく、向上心や自主性をアピールできるというメリットがあります。例文のように、具体的な数字とともに目標や勉強時間、勉強法などを入れると、より説得力が増す文章になります。
上記の例文と同じように、TOEICのスコアを伸ばすことに力を入れた人もいるのではないでしょうか。TOEICのスコアが高い人が選考で有利になるケースは少なくありません。こちらの記事で就活への影響を詳しく解説しています。
TOEICのスコアは就職活動に影響大! 目安の点数を大公開
⑨趣味
趣味を題材にした「学生時代に力を入れたこと」のコツ
- 趣味に取り組んだ目的や目標を明確にする
- 新たなコミュニティを築けたことをアピールする
趣味は、「学生時代に力を入れたこと」とは縁がなさそうに思われがちですが、単に娯楽としてではなく、結果や利益を求めて極めたのであれば題材になり得ます。
ただ単に趣味を楽しんだという体験談ではなく、目的や目標を持って取り組んだ過程をアピールしましょう。
「小学生のサッカーチームのコーチとして指導に携わった」「自分の制作したものに対してSNSで大きな反響があった」など、趣味を通して新たなコミュニティが築けていると、関係構築力などのそのほかのスキルのアピールにもなります。
趣味の例文
趣味の例文
私は学生生活で、趣味のハンドメイド製作に力を入れました。自分の製作したものを喜んでくれる方がいることにやりがいを感じたからです。
主にアクセサリーの製作をしていて、最初はSNSで製作したアイテムの写真をアップするなどして発信していました。そのうち、コメントやいいねが多く付くようになりました。
販売するよりも、多くの方に喜んでもらえる方法を探り、近くの老人ホームへ寄付することにしました。利用者の方がアクセサリーを着用し、喜んでいる姿を見ると、また製作をしようという気持ちがぐんぐん湧いてきました。
現在では、手先のトレーニングとしてその老人ホームでアクセサリー製作の講師をしています。
この経験を通して、人に喜んでもらえるやりがいを直接感じたいと思い、販売職を目指すようになりました。貴社の一期一会の精神を大切にしながら、一流の販売職を目指していきたいです。
趣味を「学生時代に力を入れたこと」にするときは、この例文の「寄付や講師」のように新しいことにチャレンジした経験をアピールしましょう。すると、向上心を持って取り組む前向きな姿勢がアピールできますよ。
例文付き! 「学生時代に力を入れたこと」の文字数別の伝え方
「学生時代に力を入れたこと」の文字数別の例文
- 100字の場合
- 200字の場合
- 300字の場合
- 400字の場合
「学生時代に力を入れたこと」は多くの企業がESで記載必須としていたり、面接で質問されますが、文字数の指定や枠の大きさはさまざまです。
ここまで解説してきた作成手順や、作り方のコツを実践しても、枠に納まらなかったり、字数が足りなかったりして、悩んでいる学生もいるのではないでしょうか。
ここからは、文字数別に伝え方のコツを解説します。作成中のESや履歴書の条件に該当するケースの伝え方をチェックしてくださいね。
100字の場合
100字と指定されている場合も、まずは300〜400字程度で「学生時代に力を入れたこと」を作成することをおすすめします。なぜなら、「学生時代に力を入れたこと」は面接でも質問される可能性が高く、その際は口頭で1分ほどの回答になる300〜400字が適切だからです。
また、先に300〜400字で作成すると、情報が整理されて、どの要素が重要なのかが見えやすくなります。まずは、適切な構成に沿って組み立ててみましょう。
100字にまとめるうえで特に重要なのは、「課題に対して起こした行動」や「その結果」です。この部分を知って企業の担当者はその話に興味が持てるかどうかを判断します。
100字の「学生時代に力を入れたこと」の例
図書館の読み聞かせのボランティアで、広報活動に尽力しました。チラシ内容の見直し、スーパーやドラッグストアなど、親子連れが多い場所でのチラシの掲載をした結果、参加者を5倍に増やすことができました。
上記の例文のように行動や結果を簡潔に伝えると、「どんな風にチラシを見直したんだろう」「5倍にも増えたのはすごいな」と興味を持たれ、面接の場で掘り下げてもらえる可能性が高まります。
- 「学生時代に力を入れたこと」の枠が小さくて、100字程度しか書けない場合、何を削れば良いのでしょうか?
書かなくていいことを探そう
たとえば、「大学入学後から○○のアルバイトをしていました」の場合、「入学後」はなくてもまったく問題になりません。「大学」もなくて良いと思います。
端的に「○○のアルバイトをしていました」で十分。アルバイトをいつから始めたのか、あるいはアルバイトの期間の長さが重要な要素でなければ、こうした記述は削除します。
書くべきは一生懸命に頑張った経験であり、それを通じてどのように自己成長したかです。
会社の企業理念を長々と書くのもやめます。自分の会社のことは、学生から言われなくても十分にわかっているので余計なことです。ほかにも、表現を工夫して「~という」「~こと」を極力削りましょう。
200字の場合
200字と指定されている場合、記事序盤で解説した適切な構成通りに作成するのは難しいです。そのため、取捨選択が必要になります。
100字の場合と同じように、企業が関心を持ちやすいのは「起こした行動」と「その結果」です。
100字よりも具体的な内容を記載できるため、先に当時抱えていた目標や課題を挙げたり、そこからの学びに言及するなどして、当時の様子をリアルにイメージできるようにしましょう。
200字の「学生時代に力を入れたこと」の例
図書館で読み聞かせのボランティアをしていた際、参加者数が少ないことに課題を感じていました。
広報活動に問題があると思った私は、チラシを各会のテーマに合わせて変えることや、チラシの掲載場所を図書館の掲示板のみではなく、スーパーやドラッグストアなどへも拡大することを提案しました。
これらの活動の結果、「チラシを見て知った」という人が多数参加してくださり、活動前よりも参加者を5倍に増やすことができました。
上記の例文のように、エピソードの流れがイメージしやすい構成がおすすめです。参加者が5倍に増えた事実だけでなく、「チラシを見て知った」という声を取り上げたことで、施策の効果がよりリアルに伝えられます。
- 200字だと、書きたいことの半分も書けてなくて、これで本当に企業の人に伝わるのか不安です……。
書きたいことではなく企業が求めていることを意識しよう
たしかに、さまざまな経験をしていると、伝えたいことが多くて200字では足りないですよね。しかし、最も大切なことは「企業が知りたいことを伝えること」です。
あなたが伝えたいことは、必ずしも企業が知りたいこととは限らないですよね。ESに限らず面接においても、自分が言いたいことを伝えてしまうと「相手目線では考えられない人」と考えられてしまいます。
採用担当者が「200字で何を知りたいのか」考えて、学生時代に力を入れたことのアピールをしましょう。
300字の場合
300字は一般的な指定文字数です。文字数の指定がない場合も、300字程度で書くのが適切だとされています。300字以上の場合は、記事の序盤で解説した[適切な構成]に沿った文章の流れで書けるはずです。
最初に「学生時代は、〇〇に注力しました」「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」というように、結論から示しましょう。文字数が多くなり盛り込む情報量が増えるほど、企業の担当者は、回答内容をすべて理解して記憶することが難しくなります。
そのため、結論を最初に示して、もっとも強調したいことを明確にするのが有効です。下記の例文も参考にしてくださいね。
300字の「学生時代に力を入れたこと」の例文
学生時代は、図書館の読み聞かせのボランティアに参加し、広報活動に注力しました。
まず、チラシの内容を各月のテーマに合わせた内容にしてみてはどうかと提案し、私が作成したものを実際に採用してもらいました。また、親子連れが多い施設へのチラシの掲載についても実施した結果、多くの方がチラシをきっかけに読み聞かせ会に来てくれました。
これらの経験を通して、解決策を積極的に提案することの大切さを実感し、また相手の立場に立った発信の仕方についても習得することができました。
御社に入社後は、新入社員ならではの視点から施策や業務効率化について積極的に提案し、またいずれは広報として社外に向けた情報発信に携わりたいと考えています。
上記の例文のように、学びをどう仕事に活かすのかを伝えることで、企業側もあなたの活躍をイメージしやすくなるのです。
400字の場合
400字の場合も、記事の序盤で解説した適切な構成が基本となります。もし文字数が足りないと悩んでいる場合は、「仕事への再現性」が膨らませられないか検討してみましょう。
企業について深く理解し、入社後自分が働く姿がリアルにイメージできていれば、自分がどう活躍できるのかを具体的に説明できるはずです。
膨らませるのが難しい場合は、企業の採用ページや社員のインタビューページを見直しながら、学生時代の経験がどんな業務や場面で活かせるのかを探してみましょう。
400字の「学生時代に力を入れたこと」の例文
私は、図書館の読み聞かせのボランティアに力を入れて取り組みました。
市立図書館では、毎月幼児を対象にした読み聞かせ会を実施していましたが、参加者が少ないことに課題を感じていました。そこで、たくさんの参加者に来てもらうために、広報活動に注力しました。
まず、職員の方と連携して、チラシの内容を見直しました。各月のテーマに合わせた内容にしてみてはどうかと提案し、私が作成したものを実際に採用してもらいました。
また、親子連れが多いスーパーやドラッグストアへのチラシを掲載した結果、多くの方がチラシをきっかけに、読み聞かせ会に来てくれました。
これらの経験を通して、解決策を積極的に提案することの大切さを実感し、また相手の立場に立った発信の仕方についても習得することができました。
御社に入社後は、新入社員ならではの視点から施策や業務効率化について積極的に提案し、いずれは広報として社外に向けた情報発信に携わりたいと考えています。
上記の例なら別のボランティア活動など、事例を追加してみるのも良いと思います。また反論も入れてみましょう。たとえば、「企業が優先すべきは営利活動ですが、ボランティアの利他精神は社員の結束力を高めます」などです。
魅力的な「学生時代に力を入れたこと」を今作ればこれからの就活がうまくいく!
就活を始めてまだ間もない人は、「学生時代に力を入れたこと」を質問されることを想定していなかった人もいるのではないでしょうか。「学生時代に力を入れたこと」は、通称「ガクチカ」と呼ばれていて、今後の就活中幾度となく耳にすることになるでしょう。
というのも、マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況によると、「学生時代に打ち込んだこと」を面接でよく聞かれたと答えた24年卒就活生は全体の74.7%。これは、自己紹介・自己PRに次いで2番目に高い割合です。
つまり、ガクチカはあらゆる企業で聞かれる可能性がある質問だということです。就活では複数の企業の選考を受けるのが一般的で、企業ごとの特徴に合わせて多少回答の内容を変えた方が良い場合もありますが、魅力的な「学生時代に力を入れたこと」を一つ用意しておけば、それをさまざまな企業で回答として活かせます。
今、多少時間をかけてでも魅力的な「学生時代に力を入れたこと」を作り上げて、今後の就活を有利に進めましょう。
私が支援していた学生たちも、面接で「学生時代に力を入れたこと」について頻繁に質問されていました。また、私自身が過去に人事の面接官に対する指導をした際、この質問の使用を推奨した経験があります。
この質問は、学生の熱意や取り組みの深さを見極めるのに効果的であり、就活面接では頻繁に用いられます。事前にしっかり準備をし、自分の経験を効果的に伝えられるようにしましょう。
面接でもっともよく聞かれるとされる自己紹介や自己PRについても、就活初期段階から用意しておくことをおすすめします。作成する際は、以下の記事を参考にして魅力的な内容に仕上げましょう。
自己紹介
就活の自己紹介で話すべき基本項目4選! 状況別の例文9選も紹介
自己PR
自己PRは4つのステップで簡単に書ける! テンプレートと例文付き
自己紹介と自己PRが混同してしまう人もいると思います。以下の記事では自己紹介と自己PRの違いを詳しく解説しているので参考にしてみてください。
自己紹介と自己PRの違いは? わかりやすい例文つきで解説!
自己PRとガクチカは内容が重複してしまう人が多くいます。限られた自己アピールの機会を有効に使うためにも、以下の記事を参考にして、それぞれの違いを押さえて差別化しましょう。
ガクチカと自己PRの違いは? 例文付きで相違点をわかりやすく解説
元面接官が教える! 「学生時代に力を入れたこと」がよく聞かれる理由
上述したように、「学生時代に力を入れたこと」はESや面接でよく聞かれる質問です。では、なぜ多くの企業が選考で「学生時代に力を入れたこと」を聞くのでしょうか。
ここでは、新卒採用の面接官としての経験がある井上さんが、「学生時代に力を入れたこと」を企業が聞く理由を解説します。企業側の真意がわかれば、どのような回答をすれば高評価を得られるのかが見えてきますよ。
アドバイザーコメント
井上 捺稀
プロフィールを見る企業は「学生時代に力を入れたこと」からあなたの人柄を見極めようとしている
企業が「学生時代に力を入れたこと」について聞くのは、あなたがどんな人物なのかを知りたいと考えているからです。
採用担当者は毎年膨大な数の履歴書やESに目を通し、その中から自社にマッチした学生を見つけ出し、面接をおこないます。
企業側が求める人物像には、経験やスキル以外にも、考え方や価値観、強みなどが設定されており、それらを一度で知ることができる質問が「学生時代に力を入れたこと」なのです。
挫折や課題とどう向き合ったのかを伝えよう
私が面接をするときは「その中で苦労したこと、どうやってそれを乗り越えたのか」を注意して聞くようにしていました。
仕事と同様に、学生時代の取り組みにおいても一生懸命やればやるほど壁にぶつかります。逆境こそ「その人らしさ」「考え方」「価値観」が表れやすいため、自社の価値観とマッチしているかどうかを判断しやすいのです。
部活動などチームで取り組んだことをガクチカにする場合は、そのチームの中であなた自身が努力したこと、貢献したことは何かを明確にしておきましょう。チームでの結果ではなく、あなたが頑張ったことを伝えることが大切です。
「学生時代に力を入れたこと」を作るときの3つの心得
「学生時代に力を入れたこと」を作るときの3つの心得
- 無理に良く見せようとせず等身大の自分で臨む
- 成果を出すまでのプロセスを重点的に振り返る
- ありきたりなエピソードも掘り下げて輝かせる
「学生時代に力を入れたこと」の作成に取り掛かる前に、回答を考えるときにどんなことを意識するべきか、何を重視するべきかについて押さえましょう。
ここで解説する3つの心得を持たずに回答を作ってしまうと、自分の魅力を存分にアピールできなかったり、本当は自分と合っていない企業とマッチすることになりかねません。そうなると、自分が本当に望むキャリアから遠のいてしまいます。
必ず3つの心得を理解したうえで、「学生時代に力を入れたこと」の作成に取り掛かってくださいね。
①無理に良く見せようとせず等身大の自分で臨む
「学生時代に力を入れたこと」に限った話ではありませんが、回答の中に嘘を交えたり、誇張してしまう就活生が一定数います。選考を自分の価値が評価される機会だと捉えて、無意識のうちに「等身大の自分では受け入れてもらえない」と思い込んでしまっているのでしょう。
しかし、本当の自分とは異なる強みやスキルを持った人材として企業に認識されて採用された場合、入社した後居心地の悪い思いをすることになりかねません。たしかに、エピソードを盛ったり、脚色した方が内定は得やすいかもしれません。しかし、等身大の自分で採用された企業こそ、あなたと本当にマッチしている会社です。
目の前の企業担当者から高評価を得ることだけを重視せず、等身大の自分で輝ける会社で働くことをゴールとして意識しながら、「学生時代に力を入れたこと」の回答を作成しましょう。
- 多少盛ったり嘘もまじえなきゃ、どの企業からも興味を持ってもらえない気がします。
経験を盛ったり嘘をついたりせず等身大としての自分をアピールしよう
学生によっては、アピールできる実績がなくて経験を盛りたくなりますよね。しかし、誇張したりエピソードを盛ったりすると、不信感を抱かれて不採用になってしまう可能性が高いです。
面接官は採用のプロなので、就活生がエピソードを盛っているのかを判断できます。
すると、入社後に社内だけでなくクライアントに対しても不誠実であると判断されてしまう可能性がありますよ。その結果、入社後の活躍が期待できずに、不採用になってしまうのです。
「学生時代に力を入れたこと」で大切なのは取り組む姿勢であり、実績の有無ではありません。過去の経験をきちんと振り返って、等身大としての自分をアピールしましょう。
「就活は嘘をついて当たり前」「嘘をつかなければどこにも受からない」と思っている学生は、以下のQ&Aをぜひチェックしてください。
以下のQ&Aでも、選考で嘘をつくリスクをキャリアコンサルタントが解説しています。
②成果を出すまでのプロセスを重点的に振り返る
「学生時代に力を入れたこと」で企業が注目しているポイントは、「なぜ力を入れたのか」「課題や目標に対してどんな工夫や努力をしたのか」です。
なぜなら、学生時代何かに注力したときの原動力やゴールに向かうためにした工夫は、仕事にも活かすことができ、そこから自社の仕事に適性があるのか、壁にぶつかったときにどんな風に取り組むのかを予想できるからです。
仮に「学生時代は部活動に力を入れて大会で県3位になりました」だけの回答であれば、県3位になる過程でその人が仕事に活きるようなことを学べたのか、仕事に通じるスキルがあるのかが判断できません。
「学生時代に力を入れたこと」は、「自分が課題や目標に対して諦めずにやりきれる」「仕事で困難なことがあっても工夫して乗り越えられる」ことをアピールできるチャンスです。そのことを証明するためにも、どんな成果を出したかだけでなくどんなプロセスを辿ったのかを重点的に振り返りましょう。
たとえ華やかな実績があっても、そこまでに苦労したことや工夫したことが伝わらなければ、「本当に頑張ったのかな?」と疑われてしまう可能性があります。結果だけでなく、具体的なエピソードまで振り返っておきましょう。
③ありきたりなエピソードも掘り下げて輝かせる
「全国大会で優勝した」「大規模な地域プロジェクトに携わった」など、誰が聞いても圧倒されるような経験をしたことがなく、「これでは興味を持ってもらえない」と不安に思っている学生もいるのではないでしょうか。
しかし、ここまで解説したように、大事なのは成果を出すまでに辿ったプロセスを嘘偽りなく伝えて、仕事への適性やポテンシャルをアピールすることです。
「ボランティアに参加した」「飲食店でアルバイトをしていた」など、これだけ聞くとありきたりなエピソードですが、なぜその行動を起こしたのか、どんな課題を抱えていたのか、どんな工夫をしたのか、など掘り下げれば掘り下げるほどその人にしかない考え方や経験が見えてきます。
学生時代に「何に力を入れたのか」や「どんな成果を出したのか」だけが重要ではありません。エピソードの題材で差別化しようとせず、エピソードを掘り下げることによって魅力的なアピールを見出しましょう。
- 「学生時代に力を入れたこと」を考えてみても、ありきたりなエピソードしか思いつきません……。
ありきたりで大丈夫! そこから得た学びをしっかり伝えよう
「全国大会優勝」のような華のあるエピソードを探そうとしてしまうこともありますよね。
しかし、華々しいエピソードがなくても心配はいりません。ありきたりなエピソードだとしても、どのようにその経験を捉え、どんな学びを得たかが大切です。
自分自身の成長や学び、価値観を深く掘り下げることで、独自の魅力を伝えることができます。それがあなたの個性となり、ほかの人とは異なる独特のストーリーになります。
自分の経験を信じ、その中から学んだことを素直に語っていきましょう。
「学生時代に力を入れたこと」を通して自分の魅力を存分にアピールしよう
「学生時代に力を入れたこと」では、自分がどんな考えを持っていてどんな風に頑張れる人物なのかなど、自分らしさをたくさんアピールすることができます。
ESや面接では、さまざまな質問をされますが、その中でも特に自分の魅力をアピールするチャンスとなる質問です。
ぜひ、自分の魅力を存分にアピールできる「学生時代に力を入れたこと」に仕上げて、志望企業の内定へと近づく足掛かりとしましょう。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る「学生時代に力を入れたこと」の伝え方で就活の結果は大きく変わる
学生時代に力を入れた活動や経験は、就職活動において大きなアピールポイントとなります。これらの経験は、あなたの特技や性格、考え方を示す具体的な証拠となり、面接官にあなたの人間性を深く理解してもらうための重要な要素です。
特に、自分の強みや個性を際立たせるためには、学生時代に注力したことを明確に伝えることが重要です。
面接やESでは、これらの経験を通じて、自分の個性や能力を明確に示すことができます。自分の強みを理解し、それを効果的に伝えることで、志望する企業の内定獲得に近づくことができるでしょう。
自分の力で後悔しない就職活動にしよう
この記事で紹介されている「3ステップ!『学生時代に力を入れたこと』の作り方」や年表、例文を参考に、学生時代に力を入れたことの作成をしてみてください。
年表を書いてみて学生時代にやりたいと思っていることや、まだ達成できていないことがあれば、就職活動と並行して取り組むことも1つの方法です。自分を幸せにできるのは自分自身です。就職活動を進める一方で、後悔のない学生生活とのバランスを大切にしてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント
Natsuki Inoue〇新卒で携帯電話販売代理店業界のベンチャー企業に入社。現場にてBtoC営業を経験した後、人事部では新卒採用を中心に、社内研修講師や社員面談などの人事業務に幅広く従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
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