Q
大学4年生
男性
内定者座談会での質問を教えてください。
今度、第一志望の企業の内定者座談会があるのですが、どんな質問をすべきか迷っています。残業やプライベートとの両立などリアルな実態を聞いてみたいのですが、本音で聞きすぎて「条件面ばかり質問する」「意欲がない」などと思われないか不安です。
かといって、仕事のやりがいなど当たり障りのない質問をするのもどうなのかと思います。せっかくなら企業の働き方について理解を深めつつ、自分の熱意もアピールできるような質問をしたいです。
内定者座談会ではどのような質問を用意すれば良いでしょうか。好印象につながるような質問があればぜひ教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「趣味」や「ライフスタイル」の質問から情報を得よう
内定が出た段階であれば、やはり気になるのは実際の働き方や条件ですよね。しかし、これらをダイレクトに聞くのはハードルが高いものです。
そこで、社員の人のライフスタイルについて質問し、その答えから実際の労働環境を想像することをおすすめします。
時間の作り方を聞くとリアルな勤務実態が見えてくる
たとえば、「趣味は何ですか?」「土日はどう過ごしていますか?」と聞いてみてください。そこから返ってきた答えに対して、さらに深掘りすることで条件面が見えてきます。
「旅行」の場合:
「年に1回はどこかに行かれますか?」と聞いてみましょう。「海外に行っている」などの回答があれば、まとまった長期休暇が取れる環境だと推測できます。
「資格の勉強」の場合:
「いつ勉強時間を作っているんですか?」と聞けば、「平日の夜」や「朝」などの回答から、日々の残業量や時間の使い方が見えてきます。
「推し活」や「映画」の場合:
「平日でもレイトショーを見に行く」「週末に東京から福岡や北海道へ遠征する」といった話が出れば、定時で上がれる日があるのか、フットワーク軽く動ける休日があるのかを判断する材料になります。
このように、直接聞きにくい残業や休日の実態は、生活の楽しみ方を聞き出し、そこから逆算して想像していくのが良いでしょう。
内定者座談会は「確認」ではなく「発見」につながる質問が重要
内定者座談会は「条件を詰める場」ではなく、「働き方のリアルを安全に確かめ、入社後のズレを減らす場」です。
既に内定をもらっているということで、見られ方ではなく、自分が納得行く未来を描くための質問を意識しましょう。
行動や判断基準を引き出す質問でリアルな働き方をつかめる
好印象につながるコツは、相手の経験を尊重しつつ、具体的な行動や判断基準を引き出すこと。事実を把握する場として使うと有益な場になりやすいです。
たとえば「忙しさはどうですか?」と単に問いかけるのではなく、「繁忙期はいつ頃で、1日の予定は平時とどう変わりましたか?」と聞く。
たとえば「入社してみてどうでしたか?」ではなく「配属直後にこれだけは早めに慣らしておくと良いといえる、ツールや業務は何でしたか?」と聞く。
このように、質問の仕方に工夫を加えると、再現性のある情報が得られます。
質問はプライベートのことや入社前の準備など複数用意しておこう
プライベートとの両立も「残業はどれくらい?」で終わらせず、「プライベートとの両立のために、時間配分はどう工夫しましたか?」「疲れた日のリカバリーのコツは?」など、生活の工夫に寄せると条件だけの人に見えず、将来に対する前向きな姿勢から熱意も伝わりやすいです。
最後に「入社前の自分に1つだけ宿題を出すなら、どんなことを課しますか?」と聞けば、準備に直結するヒントが返ってきます。
質問は3〜5個をメモしておき、志望職種・関心テーマなど自己紹介の一言をを添えてから投げると、会話が深まり、熱意も自然に伝わります。
座談会の具体的な内容や本選考に活かすためのポイントなどは以下の記事で解説しています。「選考に役立つ座談会の参加の仕方がわからない」と疑問を持つ人は参考にしてください。
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