Q
大学3年生
女性
就活のカバンは100均や安価なものでも問題ないでしょうか？
現在就職活動を控えている大学生です。
就活にはいろいろと費用がかかると聞き、可能な限り出費を抑えたいと考えています。特に就活用のカバンについては、高価なものを買う必要があるのか疑問に思っています。
100円ショップや、ホームセンターなどで売っているような、安価なビジネスバッグやシンプルな黒いトートバッグで、選考に臨んでも失礼にあたらないでしょうか？
採用担当者の方から見て、カバンで悪い印象を持たれてしまうことはあるのか教えていただきたいです。費用をかけずに済ませたい場合の、カバンの選び方についてアドバイスをお願いいたします。
2人のアドバイザーが回答しています
質問日 :
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
値段は関係ない！ ビジネスシーンに適していれば良い
ビジネス用にデザインされたものであれば、価格が安くても基本的には問題ありません。たとえ手頃な価格であっても、「ビジネスシーンを想定して作られたカバン」であることが大切です。
実際に私が面接官をしていたとき、黒いナイロンのリュックで面接に来た学生がいました。いわゆるカジュアル寄りのリュックで、ビジネス向けではありません。
面接中、そのリュックが椅子の横で崩れて倒れており、どうしても視界に入ってしまいました。もちろん、それだけで不合格にはしませんでしたし、人物そのものを見ようと努めて面接をしました。
ただ、「細かいところに気が回らないタイプなのかも…」という印象は、正直否めませんでした。つまり、カバンひとつで合否が決まるわけではありませんが、「印象」に影響を与える可能性はあるということです。
黒のブリーフケースが無難！ TPOに合わせて選ぼう
カバンの選び方としては、「ブリーフケース」あるいは「ブリーフバッグ」で、色は黒。これが最も無難で間違いのない選択肢です。
トート型やリュック兼用の2WAYタイプなどもありますが、どれが良いか迷ったら、まずは黒のブリーフケースを選んでおけば安心です。
最近では「ビジネス ブリーフケース 格安」などと検索すると、1,000円〜3,000円台のものも見つかります。見た目がきちんとしていてビジネス用とわかるものであれば、高価である必要はありません。
「高そうに見えるか」ではなく、「場に合っているか」が大事なのです。
安価でもOK！ 実用性のある丈夫なものを選ぼう
就活のカバンは、安価でも機能と見た目が整っていればOKです。
ただし、就活の際には重たい荷物を運ぶことも多いです。100均レベルのものだと、就活中になかに壊れてしまうなど、縫製面での不安がある可能性があるので、あまりに安いものは避けましょう。
採用側はブランドは見ていません。「清潔・黒無地・自立・A4（できれば A4 ファイル）収納・開閉しやすい・肩掛けできる」の実用性などを見ています。具体的には、以下を満たせば十分です。
①A4クリアファイルが曲がらない硬さ
②床に置いても倒れにくいマチ
③ファスナーで上部が閉まる
④雨の日も安心な素材（ナイロンや合皮）
安価でも面接の場にふさわしくないものは避けよう
避けたいものは、「ロゴが大きい」「縫製が粗く糸が出ている」「角がすぐ擦れて白くなる薄い素材」「ボロボロの紙袋」など、TPOに即していないものです。
費用を抑えるなら、量販店・ワークマン・ネットのセール品などは現実的です。
持ち物としては、内側に「面接セット」（印鑑・替えマスク・ミニ傘・予備履歴書・ペン・モバイルバッテリー）をまとめるポーチを入れておくと、当日の余裕が段違いに上がります。
安価でも「ヨレない・汚れていない・静かに開閉できる」の3点が守れていれば大丈夫です。
「面接でどのような服装をしたら良いかわからない」と疑問を持つ人は以下の記事を参考にしてください。面接時の適切な服装やマナーなどを解説しています。
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