Q

大学3年生
男性

大手企業のインターンシップに受からないのですが、何が原因なのでしょうか?

就職活動で大手企業を志望していますが、これまで複数のインターンに応募してもすべて落ちてしまい、焦りを感じています。

エントリーシート(ES)やWebテストの対策もしているつもりですが、通過できない原因がわからず、このまま本選考も同じ結果になるのではないかと不安です。

大手企業のインターンに受からない場合、どのような問題点や改善すべき点があるのでしょうか? 今後の対策の方向性を知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

谷猪 幸司

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大手のインターンが受からないのは「対策の方向性」が原因

大手企業のインターンは、倍率が数十倍になることも珍しくありません。多くの学生が「ESやテストも対策しているのに落ちる」と感じるのは当然です。しかし、その原因の多くは対策の方向性にあります。

まず多いのが、ESの内容がほかの応募者と似通っていること。大手企業では、熱意よりも再現性のある成果や論理的思考力が重視されます。

たとえば「アルバイトで売上を伸ばした」経験を書く場合でも、「なぜ課題と感じたのか」「どのような仮説を立て、行動したのか」「結果として何を学んだか」を明確にすることが重要です。

成果そのものより、思考のプロセスが評価されます。

Webテストの得点不足や企業への理解不足も原因に

次に、SPIなどのWebテストの得点不足です。大手企業では基礎学力を一定の基準でふるいにかけるため、足切りにかかるケースが多く見られます。対策本や模擬テストを活用し、特に非言語分野の練習量を確保しましょう。

また、企業研究の浅さも落選理由のひとつです。「業界に興味があります」などのどこでも通じるような動機で記入するのではなく、「その企業だからこそ挑戦したい理由」を具体的に書くことが差別化のカギになります。

落選は決して無駄ではありません。原因を振り返り、ESの表現をブラッシュアップし、テストの精度を高めていけば、本選考での通過率は確実に上がります。

焦らず、1社ごとに丁寧に振り返ることが成功への近道です。

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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受からない原因は準備量や企業理解の浅さにある

大手企業は、インターン、本選考を問わず多くの学生が応募するため、どうしても倍率が高くなってしまいます。

特にインターンの募集時期は、これから就活を始める学生が「まずは名前の知っている企業を受けてみよう」と考えるケースも多く、より倍率が高い可能性があります。

しかし、なかにはインターンの応募前から志望企業を絞り込み、企業研究やESの内容、適性テスト対策など、万全な準備をして臨む学生もいると思います。

こうした入念に準備をしてきた学生さんと比較されると、合格のラインはどうしても高くなってしまいます。

企業が求める人材像に自分の経験と志望理由を結び付けよう

インターンには参加人数に限りがあるため、準備を重ねてきた学生が多ければ、不合格となってしまうことも考えられます。

また、大手企業の場合、その企業の文化や求める人材像が明確であることが多いです。

単に「大手だから」という理由だけではなく、「なぜこの会社でなければならないのか」という熱意を、具体的なエピソードやインターン参加を通じて得たい学び、将来的な貢献の展望と結び付けて表現できていないのかもしれません。

今一度、ご自身の経験と企業への志望動機を深く掘り下げて見直してみましょう。

また、応募先を大手企業だけに限定せず、中堅企業やベンチャー企業にも広げてみることをおすすめします。さまざまな選考を経験することで、慣れと自信を得られるだけでなく、強みが活かせるフィールドを見つけられるかもしれません。

インターン選考で全落ちして落ち込んでいる人もいるかもしれません。以下のQAではそのような悩みを抱えている人に対して、キャリアコンサルタントがアドバイスをしています。インターン選考で落ち続けて悩んでいるという人は、ぜひ目を通してみてください。

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