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面接で笑いをとると合格率はアップしますか?

この前、面接での自己紹介で面接官の笑いをとることができました。その後の面接も終始和やかに進み、個人的な手応えとしては良い感じなのではと思っています。

面接で笑いをとることは合格率を上げるなど何かメリットはあるのでしょうか?

笑いをとるほどではなくとも、面接を和やかな雰囲気にするために注意しておくと良いポイントなどについても併せて教えていただけますと幸いです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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笑いによって信頼関係を築けることで良い印象になる

「笑いが共有できる」は、信頼関係が生まれたサインといえるため、まずは良いことと捉えられるでしょう。質問者さん自身の率直な自己開示、和やかな表情、わかりやすい話の展開、などいくつもの要素が満たされた証拠といえます。

面接を和やかな雰囲気にするポイントは、相手にこんな態度をしていてほしい、と思う態度を、自分がまずやることです。そうすると、表情や、姿勢、言葉の選び方など、工夫どころが見つかるでしょう。

面白いことを言うのではなく素直な自分を伝えることを意識しよう

落語家の立川談志さんの言葉に「笑いは人間の業の肯定」という言葉があります。人間として弱いところ、愚かしいところは誰もが持ち合わせているもの。それを自虐でなく、ほどよい自己受容と自己開示ができた時に、共にする場に笑いが生まれるでしょう。

気取らず、裏表のない自分を伝えられるようになると、とても強いです。そのため、笑いをとるとしたら「イケてるお笑い芸人キャラを演じる」ではなく、「素直で人間味ある自分を偽らず伝える」ことになるでしょう。

「自分には良いところとダメなところの両方がある。それでいいんだ」と思えたら素晴らしいことですね。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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雰囲気が良かったり笑いがとれたりしても合格率が上がるとは言い切れない

面接で笑いをとることが合格率を上げることにつながるかどうかに関しては、一概に言えない側面があります。

実際に、終始和やかに進み、手応えを感じた面接でも、次へ進めなかったという経験はありませんか?

採用人数や適性試験の結果など複数の状況によって、とても盛り上がったにもかかわらず不採用にしなければならない場面もあるからです。そういった場合には面接官も人間なので、残念な気持ちになります。

とはいえ、自然な笑いは面接の空気を和らげることができますよね。コミュニケーション能力を伝える良い機会にもなります。

「この人と一緒に働きたい」と思わせる雰囲気づくりを心がけよう

面接を和やかな雰囲気にするためには、事前に企業の情報や自己分析、志望動機などを言葉にまとめておき、焦らずに対応できるように準備をしておくことが大切です。

また、面接官の質問に対して丁寧に傾聴し、本質を捉えた返答を心がけましょう。それと合わせて、清潔感のある服装と敬語に気をつけ、落ち着いた口調で話をするよう意識しましょう。

面接での振る舞いは、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるようにアピールする場面でもあります。過度なボケ・ツッコミなどで飛ばしすぎないように注意をしながら、楽しんで臨んでくださいね。

面接での印象は面接中の受け答えの仕方によっても大きく変わります。以下の記事では身振り手振りを上手に活用して好印象を残すためのポイントを解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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