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大学3年生
女性

履歴書の資格欄に漢検と英検を書きたいのですが、どのように書けば良いですか?

就職活動中の大学生です。履歴書の資格欄に漢検と英検の両方を記載しようと思っているのですが、正しい書き方がわかりません。

それぞれの級を並べて書いて良いのか、別の行に分けるべきなのか、正式名称を省略しても問題ないのかなど、細かいルールに迷っています。

漢検と英検の書き方には、何かルールがあるのでしょうか?

また、資格欄のスペースが限られている場合、漢検と英検をどのような順番で書くのがマナーとして正しいのかも知りたいです。履歴書で漢検と英検を正しく、見やすく記載するための具体的な書き方や注意点について教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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漢検と英検を書く際は「正式名称+わかりやすさ」で整えよう

履歴書の資格欄に「英検」や「漢検」を書くときは、採用担当者が一目で理解できるように整理することが大切です。

公的な書類なので、正式名称で書くのが望ましいとされるのは確かですが、略称でも一般的には問題ありません。

たとえば「英検2級」、「漢検2級」と記載しても、多くの企業では十分通じます。

ただし、書類を丁寧に仕上げたい場合や、公務員試験や教育機関などの形式を重視する応募先では、正式名称を用いるとより好印象になります。

それぞれの正しい表記は、「公益財団法人 日本英語検定協会 実用英語技能検定 二級 取得」、「公益財団法人 日本漢字能力検定協会 日本漢字能力検定 二級 取得」となります。

応募先との関連性に合わせて並び順を工夫するのがコツ

履歴書の資格欄の書き方に厳密なルールはありませんが、単に時系列ではなく、応募職種との関連性を意識して順番を決めると良いでしょう。

たとえば、国際的なコミュニケーションが重視される職種なら英検を先に、文章力や語彙力が重要視される分野なら漢検を先に書くほうが自然です。

また、限られたスペースに複数の資格を並べるときには、「実用英語技能検定二級・日本漢字能力検定二級 取得」と一行にまとめてもかまいません。

ただし、読みづらくなる場合は改行して整えるほうが丁寧です。採用担当者は一日に数多くの応募書類を確認します。整ったレイアウトやわかりやすい表現は、それだけで印象を良くします。

資格そのものよりも、書き方の丁寧さや文字の揃い方から、応募者の誠実さや仕事に対する姿勢が感じ取られることも少なくありません。

履歴書は自分を表現する最初のビジネス文書です。内容の正確さはもちろん、読み手への配慮が伝わる一枚を目指すことが、内定への第一歩になります。

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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漢検と英検は「正式名称+時系列」で整理して書こう

漢検と英検の両方を履歴書に記載する際の正しい書き方やルールについてのご質問ですね。複数の資格を記載する場合も、いくつかのルールを押さえれば見やすく、正確に伝えることができます。

まず、記載の基本ルールは以下の通りです。

・1行に1資格が基本: 資格は、学歴や職歴と同様に、1行に1つずつ記載するのがマナーです。

・正式名称で記載: 資格名称は省略せず、必ず正式名称で記載します。
漢検:「日本漢字能力検定 ○級 合格」
英検:「実用英語技能検定 ○級 合格」

・記載順序の原則: 合格年月が早いものから、時系列順に記載するのが基本ルールです。学歴・職歴と同じ考え方です。

応募職種との関連性を考えて優先順位を付けるのがコツ

複数資格を持っていてすべて書くには行が足りないという場合は、以下の優先順位で記載する資格をピックアップしましょう。

・【優先度(高)】応募職種に関連する資格:事務職であれば、簿記、秘書検定、MOSなどが該当します。

・【優先度(中)】語学系の資格:TOEIC、英検、仏検など、ビジネスでの汎用性が高いものを記載します。

・【優先度(低)】汎用的な資格:漢検など、基礎能力や教養を証明するものを記載します。

この優先順位にもとづき、まず時系列でリストアップし、行が足りなければ優先度が低いものを省略するという方法を取ります。

記載する際は、和暦・西暦表記を統一し、日付と資格名がそれぞれ同じ列にくるようにし、正確かつ見やすく作成することを心掛けてください。

以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。

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