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履歴書の志望動機が書ききれない場合、別紙で提出しても大丈夫ですか?

転職活動中で履歴書を作成していますが、志望動機欄が小さく、伝えたいことを全部書ききれません。

志望度の高い企業なので、自分の熱意や入社後の具体的なビジョンも伝えたいのですが、簡潔にまとめるのが苦手でつい長くなってしまいます。

このような場合、志望動機を別紙にまとめて提出するのはマナー違反でしょうか? また、履歴書に「詳細は別紙参照」と書く場合、採用担当者に好印象を与える書き方のコツがあれば教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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志望動機が長くなるときは別紙提出でOK!

「志望度が高いからこそ、思いがあふれてしまう」その気持ち、とてもよくわかります。

以前、同じ悩みを持つ学生がいました。履歴書欄におさめようと無理に削った結果、伝えたい魅力が薄まり、「熱量が伝わらない……」と不安そうでした。

そこで、要点を履歴書にまとめつつ、入社後のビジョンや企画アイデアを別紙に整理したところ、面接官から「あなたの将来像が鮮明に伝わった」と高く評価されていました。

要点は履歴書にまとめて詳細は読みやすい構成で補足しよう

採用現場では、応募者の伝える工夫はポジティブに評価されやすいです。ただし、長文であれば良い訳ではなく、次の2点が重要になります。

・履歴書欄には結論と要点を簡潔に
・別紙はA4で1枚以内、構成は「志望理由→根拠→入社後のビジョン」

履歴書には「志望理由の詳細は別紙にて補足しております」と添えるだけで丁寧な印象になります。

また、冒頭に「御社に真剣に向き合いたく、別紙で整理いたしました」と一言添えると、誠意が伝わりますよ。

熱意は伝え方を工夫すればしっかり届きますので、量ではなく相手が読みやすい形で届ける姿勢があなたの真剣さを証明してくれます。自信を持って臨んでくださいね!

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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別紙提出は入社への熱意を伝えるうえで有効

履歴書の志望動機を別紙で提出することは、一般的にマナー違反にはなりません。むしろ、自分の考えを丁寧に整理し、熱意をより明確に伝える方法として有効に活用できる場合もあります。

ただし、応募先の企業や自治体によっては書式や記載欄の扱いが厳格に決まっていることもあるため、募集要項に従うことが前提です。

別紙で補足することで自身の考えを整理して伝えられる

ただ、志望動機を別紙にまとめる意図や提出形態に配慮がないと「自己主張が強すぎる」「読みにくい」という印象につながることもあります。

私が支援した転職希望者のDさんも同じ悩みを持っていました。

メーカー営業職からコンサルティング業界へと転職を希望しており、現場経験を通じて企業課題を解決したいという強い思いを持っていましたが、履歴書の小さな欄ではその意欲を十分に表現しきれませんでした。

そこで私は、履歴書には要約版を、別紙にはエピソードを交えた詳細版を記載するよう助言しました。結果として「思考が整理されていて伝わりやすい」と採用担当者に評価され、志望企業から内定を得る結果となりました。

履歴書は要約・別紙は背景と入社後のビジョンを記載しよう

この方法を採用する際は以下の3つの点を意識すると効果的です。

第一に、履歴書には要点だけをまとめ、「詳細は別紙をご覧ください」と簡潔に記すこと。

第二に、別紙はA4サイズ1枚程度にまとめ、「なぜその企業なのか」「なぜその職種なのか」「入社後に何を実現したいか」を三段構成で整理すること。

第三に、感情的になりすぎず、具体的な経験をもとに論理的に書くことです。

採用担当者が見ているのは文字量ではなく、構成の明瞭さと誠実な姿勢です。履歴書を結論の要約、別紙を背景と思考を整理して伝える補足資料と位置付けることで、あなたの志望動機はより自然に伝わるでしょう。

面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。

以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

そんな時は履歴書のポイントを網羅した履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。

実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。


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