Q
大学3年生
男性
県外の地方銀行を志望する動機はどう書くべきですか?
現在、就職活動中で、地元ではない県外の地方銀行に興味があります。
しかし、「なぜ地元ではない銀行を志望するのか」を面接官に納得してもらえる理由が思いつかず、悩んでいます。
「その土地が好きだから」という理由だけでは弱い気がしますし、特別な経験があるわけでもありません。県外の地方銀行を志望する場合、どのような志望動機を伝えれば良いでしょうか? 具体的なアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
地域への関心を銀行員としての役割に結び付けよう!
県外の地方銀行に興味があっても、「特別な縁がないのに説得力を出せるかな……」と不安になりますよね。そんなときは、土地への好意を「地域経済とかかわりたい意志」に変換することが大切です。
たとえば、ある学生は最初「街の雰囲気が好きだから」と話していましたが、企業研究を進めるなかで、その地域が観光だけでなく農業や製造業など多様な産業基盤を持つと知りました。
そして、「地域の企業成長や新規事業を金融面から支えたい」という言葉に整理したところ、面接官にも真剣さが伝わり、深い志望理由として評価されていました。
地域の産業理解を出発点に金融でどう貢献するかへつなげよう
地方銀行は地域密着型の金融機関です。そのため、「その地域の経済に魅力を感じ、銀行員として長期的にかかわりたい」という視点があると、意志の強さが伝わります。
特別な経験がなくても問題ありません。大切なのは、興味の出発点を素直に認めつつ、その地域の産業や課題に目を向け、「金融を通じてこの地域の未来に寄与したい」と自分の言葉で説明することです。
思いを丁寧に掘り下げれば、納得感のある志望動機になりますよ。
地域理解とその地域でのキャリアの覚悟を軸に語るべき
「その土地が好きだから、愛着が湧いたから」というのは立派な志望動機ですが、それだけではやや単純すぎます。
「なぜ、自分の出身地でもなく、メガバンクでもなく、うちの地方銀行なのか」という採用側の疑問に答えるためには、十分な企業研究、ひいてはその地方全体の経済に関する概要把握が必要になります。
そのためにはまず、志望している地方銀行の特徴や力を入れている事業はもちろん、その地方の経済状況や中小企業の動向、課題についても下調べをしておきましょう。
観光業、農林水産業、特定の製造業やサービス業など応募する地方の主要産業を調べ、その産業の将来性や課題に焦点を当て、現在取り組まれている解決策に対する自分の意見を用意しておきたいところです。
地域の産業調査を踏まえ銀行員として何に貢献したいかを示そう
自分がその地方の銀行員になって、地方経済にどのような貢献をしていきたいのか、完璧である必要はないので、今の自分の意見と意欲をしっかりと表現してください。
また、面接官は「採用しても地元に帰ってしまうのではないか」と懸念しますので、移住への強い意欲と、その地域でキャリアを築く覚悟を示しましょう。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
以下の記事では銀行への就職の実態について解説しています。具体的な仕事内容や平均年収などについても触れているので、銀行への就職に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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