Q
大学3年生
男性
鉄道会社の志望動機で、まちづくりへの関心をどう伝えれば良い?
鉄道会社への就職を目指している大学3年生です。
もともと電車が好きで鉄道業界に興味を持ちましたが、採用情報やOB・OG訪問を通して、鉄道会社が単に電車を運行するだけでなく、駅周辺の開発や商業施設の運営など、まちづくりに幅広くかかわっていることを知りました。
ただ、「まちづくりに興味がある」というだけでは、志望動機としては弱いのではないかと感じています。まちづくりに関心があることを、どのように具体的に、説得力を持ってアピールすれば良いのでしょうか。アドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
鉄道が地域を動かす仕組みと結び付けて語ろう
鉄道会社に惹かれたきっかけが電車が好きという気持ちであっても、調べていくうちにまちづくりに興味が広がるのは自然な流れです。
ただ、「まちづくりに関心があります」だけだと、どうして鉄道会社でその思いを実現したいのかが伝わりにくくなります。
必要なのは、鉄道というインフラが人の流れを生み、地域の暮らしに影響を与える点に着目し、自分の関心と結び付けることです。
身近な駅や地域の変化を手がかりに鉄道が与える影響を示す
たとえば、通学や旅行でよく利用していた駅に思いを馳せながら、駅前の変化や店舗の増減、利用者の雰囲気の変化を観察してきた経験を振り返ってみると良いかもしれませんね。
「便利になって人が集まるようになった」「高齢化の進む地区でバリアフリー化が進んだ」など、身の回りの変化に気付いてきた視点は立派な土台になります。
そして、「単なる交通手段ではなく、地域の動線や商業の活性化を通じてまちを育てる役割があると感じた」という形で言語化できます。
鉄道会社のまちづくりは、街のつくるだけでなく動かす仕事です。
自分が見てきた地域の変化や気付きをベースに、「人の流れを生み、地域の可能性を広げたい」という思いへと結び付ければ、あなたの言葉で語る説得力が生まれますよ。自信を持って伝えてくださいね。
鉄道会社のビジネス構造への理解と結び付けて伝えよう
「鉄道会社ならではのまちづくり」とはどのような実績があるのか、その実績のどのような部分に自分がかかわりたいと感じているのかを深堀りしてください。
鉄道会社がまちづくりをおこなう大きな理由は、「沿線地域の人口増・維持による沿線価値の向上」と「安定的な収益確保」であるはずです。面接官は、あなたがこのビジネスの根幹を理解しているかを見ていると考えてください。
自分が提案したいアイディアと地域に生まれる利益を語ろう
鉄道会社によるまちづくりの実例・成功例を学ぶと、そのダイナミックかつ長期的な視点に驚かされるはずです。
そこでの学びを志望動機に落とし込み、自分が活躍したい場所、提案したいアイディア、そのアイディアが実現した際に沿線地域に生まれていく変化や利益を語れるようになりましょう。
個人の鉄道愛は非常に素晴らしいものですが、それにとどまってしまっては鉄道会社への志望動機として迫力に欠けます。
あなたの電車・鉄道を愛する気持ちを、「鉄道事業の安定性が、沿線価値の向上と路線地域の人口増という『攻めの開発』を可能にしている。
沿線価値が高まれば、その結果として鉄道事業も発展する。そうなると、鉄道を愛する私もうれしい」というように、ビジネス構造への理解に拡張してみてください。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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