Q

大学3年生
女性

就活で福祉職の筆記試験は、どのような対策が必要ですか?

現在、福祉系の大学に通っている就活生です。志望している社会福祉協議会や福祉法人で筆記試験があると聞き、どのような対策をすれば良いのか不安に感じています。

一般常識問題のほかに、福祉に関する専門知識や時事問題、小論文なども出題されると聞きました。

社会福祉士の国家試験レベルの知識まで勉強しておく必要があるのでしょうか? また、福祉業界の筆記試験でよく出るテーマや傾向があれば知りたいです。

福祉職の筆記試験で出題されやすい内容や、効率的な勉強方法・対策の進め方についてアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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福祉職の筆記試験は暗記より理解が重視される!

社会福祉士の国家試験レベルの知識まで勉強しておく必要はなく、あくまで実践レベルや理解重視の出題が中心です。

知識を暗記するのではなく、仕組みについて理解することを念頭におきましょう。

制度の仕組みと時事テーマをセットで押さえよう

福祉に関する専門知識については、基本的な制度や仕組みについて押さえておきましょう。「社会福祉士国家試験過去問解説集」の共通科目について軽く復習したり、厚労省の「地域共生社会」について学んでおきましょう。

時事問題では、福祉や少子高齢化、地域福祉の推進や貧困、ヤングケアラー、介護人材不足と働き方改革など、福祉を取り巻くトピックが取り上げられるのではないでしょうか。

また、福祉職では、人柄や価値観を重視されることもあり、テーマ型の作文が出やすいです。

PREP法を用いて、自分の考えと、大学での実習でのエピソードなどを交えながら自分自身の価値観と、それにもとづく行動などについてわかりやすく伝えることができれば大丈夫です。

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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まずは志望先の試験傾向を把握することから始めよう!

福祉職の筆記試験は、受ける自治体や事業所によって出題内容がかなり異なります。

たとえば、社会福祉協議会では福祉関連の知識が中心のところもあれば、一般常識やSPI形式の問題が中心のところもあります。そのため、まずは志望先の過去の試験傾向や口コミを調べてみることが大切。

実際に働いている方や、以前受験した方の情報はとても参考になりますよ。

福祉制度や法律など頻出テーマの勉強が基本となる!

出題されやすいテーマとしては、福祉制度の基本知識や社会福祉士の国家試験レベルの基礎知識、時事問題、そして小論文など。

これも自治体によって変わるため、頻出テーマをお伝えできないのが心苦しいのですが、実際に受験した人の過去の口コミを調べてみてください。

気にされている国家試験レベルまで深く問われるかどうかも、地域によって異なります。

勉強の進め方としては、まず基本的な福祉制度や法律の理解を押さえ、そのうえで志望先で頻出の問題やテーマに絞って確認すると効率的です。

小論文は、日頃からニュースや福祉に関する記事を読み、自分の意見を簡潔にまとめる練習をしておくと安心ですよ。

社会福祉士協議会で働く人に話を聞いてみたところ、「筆記試験も大切だが、面接で熱意や人柄を伝えることが大切」とのこと。勉強と並行して自己PRの準備も進めましょう。頑張ってくださいね。

以下の記事では福祉業界の特徴や向いている人などを解説しています。福祉業界への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。

以下の記事では筆記試験の対策方法を解説しています。出題傾向や対策を押さえて、確実に突破できるようにしましょう。

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