Q
大学3年生
女性
消費者金融への就職はきついですか?
就職活動を控えている大学3年生です。
就職先を検討するなかで、消費者金融業界も視野に入れていますが、ネットの口コミや先輩の話を聞くと、「消費者金融への就職はきつい」という意見をよく目にします。
具体的にどのような点が「きつい」といわれる理由なのでしょうか?
もしきつい側面があるとしたら、入社後に後悔しないために、学生のうちからどのような準備や心構えをしておくべきでしょうか?
客観的なご意見や業界のリアルな内情にかかわるアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ノルマとコンプライアンスに縛られるのがきつい
消費者金融特有のきつさとして、二重のストレスが挙げられます。
第一に社内のノルマ、第二にコンプライアンスの厳しさです。特に、コンプライアンスの厳しさは、近年の金融庁による締め付けにより増しています。
ただし、厳しさと並行して、消費者金融には社会的な意義が存在しています。資金繰りに困る個人事業主が、消費者金融のおかげで倒産を免れたというケースは多いです。こちらは本来の消費者金融の姿であると言えます。
必要としている人がいる! 働くイメージをしてみよう
その一方で、ギャンブルなどで生活費が尽きて駆け込んでくるような顧客も非常に多いことも現実です。それは「そういうものだ」とあらかじめ身構えておく必要があります。
消費者金融のおかげで助かった事例も、反対に大変なことになった事例も両方あることは理解しておいてください。
心構えとしては、清濁併せ呑むつもりで両方のエピソードを学び、「自分ならどう対応するか」に焦点を当てて考えることが重要です。
3つの理由! 数字や規律に追われるきつさがある
確かに「きつい」というイメージがあることは事実です。理由は3つほど考えられます。
第一に、数字のプレッシャーです。お金を扱う以上、契約数や返済率といった成果が明確に出るため、そのプレッシャーがあります。
第二に、感情のやり取りの難しさです。お金を借りにくる顧客が抱える不安や焦りといった感情に、一定程度寄り添う必要があります。それと同時に、自身は感情的にならずに冷静に対応する力が求められます。
第三に、規律の厳しさです。金融業のため法令遵守が徹底されています。「ミスが許されない」という緊張感はきついといわれる理由の一つです。
他業界でも役立つ! 幅広い思考力を身に付けよう
ただ、その分、数字をもとに問題を整理する力や相手の立場に立って考える力も鍛えられます。
これらはほかの業界でも通用するポータブルスキルです。その後のキャリアを作っていくうえでも有効な能力であることは間違いありません。
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