Q
大学4年生
男性
新卒でフリーランスエンジニアってありですか?
現在大学4年生なのですが、卒業後にすぐフリーランスになるのは辞めたほうが良いですか? 今の段階では、新卒でフリーランスエンジニアになることを検討しています。
在学中からプログラミングスキルを身に付けていて、簡単な案件をバイト感覚で請け負い、収入を得ている状況です。なので、このまま就職活動をせずに、卒業してすぐにフリーランスとして活動を始めるという選択肢もありだと思っています。
しかし、周囲の友人は皆就職活動をしていて、「一度は会社に勤めて社会人経験を積むべきだ」という意見も聞きました。新卒でフリーランスになると、社会的な信用や、今後のキャリアにおいて不利になるのではないかと不安です。
新卒でフリーランスエンジニアとして始めることのメリットとリスク、また一度就職してからフリーランスに転向する選択肢も含め、私の状況でベストな進路を選ぶための具体的なアドバイスをいただけますでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
検討して良い! 再現性のある仕事の仕方か確認しよう
現状で収入を得られていること、新卒でフリーランスエンジニアは検討の範疇かなと思います。冷静に考えて適切な判断をしましょう。
新卒でのフリーランスエンジニアは自由度、収入上振れの一方で、信用、育成、チーム開発の体系的学習を得にくいリスクがあります。
判断の物差しは、以下の4点となります。
・月商の再現性として3~6カ月連続で生活費+投資分を自力で確保できるか
・獲得チャネル(紹介、プラットフォーム、直営業)の複線化
・契約、税務(準委任/請負、見積、受発注、インボイス、青色申告)運用の自走
・ポートフォリオに要件定義→設計→実装→テスト→運用を記載
広くスキルを取得! 副業が安定すれば独立しよう
技術はTypeScript+React/Node、Git・レビュー、テスト自動化、クラウド基礎(AWS/GCP)、SQL、セキュリティ基礎を横一列で薄く広く押さえておき、得意領域を一点深掘りしましょう。
最適解は二段ロケットとして、まずプロダクト開発組織で2年ほど基礎とレビュー文化を浴びて副業で案件管を回し、安定ラインに達したら独立、というほうがおすすめです。
既に安定売上と支援人(メンター・税理士)がいるなら、半年限定で独立トライする前提で撤退基準を事前に決めるのも現実的です。
相当な努力が必要! デメリットを理解しておこう
新卒でいきなりフリーランスエンジニアになることは、自由やスキルを活かせるという魅力がある一方で、想像以上に自己管理力と営業力が求められます。
私が以前相談を受けた学生のなかにも、在学中から案件を受けて独立した人がいましたが、最初の半年は「案件が途切れる不安」と「相談できる仲間の少なさ」に苦労していました。
フリーランス市場は年々拡大していますが、実績や信頼がない新卒層には単価の低い案件が多く、仕事を安定的に得るには時間がかかります。
独立は就職後でも良い! 徐々に人脈や実績を積もう
一方、企業に勤めることでチーム開発や顧客折衝、品質管理を学べるほか、業界の流れを理解する機会にもなります。
これらの経験は将来フリーランスとして活躍するための土台です。まずは数年企業で経験を積み、人脈と実績を築いてから独立するほうが、結果的に自由度も収入も高めやすいでしょう。
今のうちにポートフォリオを整え、企業での副業制度なども活用しながら、段階的に独立を目指すのがおすすめです。また、技術だけでなく継続力や自己ブランディング力を磨くことも、長く選ばれるエンジニアになる鍵ですよ。
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