Q

大学4年生
男性

経営者になるにはどうすれば良いですか?

現在就職活動中の大学4年生です。将来は経営者になりたいと考えていますが、新卒の就職活動でどんな業界・職種を選べば良いのか悩んでいます。

大手企業やベンチャー企業も見てはいますが、「本当にそれが経営者への近道なのか?」と疑問です。

起業ではなく、まずは企業の中で経験を積んでから経営層を目指す場合、新卒でどんな企業や職種を選ぶべきですか?

また、経営者を目指すうえで学生のうちから身に付けておくべきスキルや心構えがあれば教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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最適解は1つではない! 3つのパターンを覚えよう

経営者になるための最短解は一つではありませんが、いずれにせよ共通するのは「顧客価値を作る」「お金を回す」「人と仕組みで再現する」の三拍子を若いうちから反復することです。

新卒入口では、以下が経営者になるための王道パターンです。

・事業に直結し可視化しやすい職種(営業・事業開発・プロダクト/PM・アナリティクス)でPL/KPI責任を早く持つこと
・会計、資金調達(管理会計・BS/PL/CF・単価設計)を現場で体得しておくこと
・小さくても採用→オンボーディング→評価→解雇基準まで人のマネジメントを経験しておくこと

大手は資源・制度で学びが厚く、ベンチャーは裁量と速度で学びが濃いという、双方メリットはあります。どちらであっても小さな事業を任せてもらえる文脈を取りにいくのが肝心です。

経営の知識をインプット! 数値で成果を上げよう

20代のうちに、価格戦略、契約実務、在庫とキャッシュの関係、与信、税の基本に触れておき、年間で「新規売上○円」「粗利率○%改善」「解約率△○pt」のように数値で語れる成果を積み上げましょう。

社内起業や子会社出向、SaaSや小売などユニット経営が学べる現場は実戦的です。

学びの軸は、ドラッカーやリーン、会計の書籍に加え、実務では月次決算の読み合わせ、営業同席、プロダクト仕様会議の議事取りを積み重ねましょう。

MBAや資格は手段であり、まずは現場で小さな経営を回し、再現パターンを作ることが最短距離です。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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創出したい価値を決める! 経営者になる理由を探そう

経営者を目指すなら、まず「どんな価値を世の中に生み出したいか」を考えることが出発点です。

私がかかわった経営者の多くは、最初から社長を目指していたというより、解決したい課題や好きなことを形にしたいという思いからキャリアを積み上げてきました。

たとえば、ある人は営業職でお客様の課題に向き合うなかで「自分ならこう変えたい」と感じ、数年後に独立。別の人は大企業で経営企画を経験し、事業全体の数字や組織運営を学んでからベンチャーに転職しました。

事業を作る視点を持つ! 小規模でも挑戦をしよう

経営者を目指すルートは一つではありませんが、共通しているのは事業を作る視点を若いうちから持つことです。営業、マーケティング、人事など、お金と人の流れを理解できる職種は特におすすめです。

また、数字を見る力や意思決定のスピードを磨くために、学生のうちから小さな挑戦(学園祭の運営やSNS発信など)を積むことも有効です。

経営者は失敗から学ぶ人です。完璧を求めすぎず、まずは行動しながら自分の得意で貢献できる領域を見つけていくことが、遠回りに見えて一番の近道ですよ。

自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください

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