Q
大学4年生
男性
内定者向けの集まりでは、どのような質問をすべきでしょうか?
先日内定をいただき、今後の面談や内定者懇親会で社員の方に質問する機会があります。
この機会をしっかりと活用したいのですが、どんな質問をすれば良いのかわからず悩んでいます。
どのような質問であれば、自分のためになるでしょうか? 給与や残業、有給休暇などの待遇面を聞くと「入社意欲が低い」と思われないか心配です。
内定者が社員の方に聞いておくべき質問や、避けたほうが良い質問、そして印象が良くなる質問のコツを教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
入社後の動き方について気になることを聞こう
内定者向けの集まりでの質問は、自分の入社後の行動に直結する情報を軸にすると有益です。
たとえば、仕事理解に関する質問として、「配属部門で直近半年に重視されているのはどんなことで、それに紐づく新入社員の具体的な役割は何でしょうか」や「最初の3カ月で期待される基準などがあれば教えてください」などがあります。
成長・評価に関する質問では、「研修から配属まではどれくらいかかりますか」や「新人研修後のOJTの評価項目はどんなものですか」「一年目で高評価を得た人の共通点はありますか」などが挙げられます。
働き方に関する質問としては、「皆さんの繁忙期のスケジュール感はどんな感じですか」や「残業を抑えるためのチーム内でのルールなどはありますか」などがあります。
カルチャーに関する質問では、「心理的安全性を保つための具体的な工夫はありますか」や「失敗したとき、どのようにチームに共有していますか」などが考えられます。
準備に関する質問では、「入社前に学んでおくと良い教材や社内用語などがあれば教えて下さい」や「入社前に読んでおくべき書籍や目を通すべきWebサイトはありますか」などがあります。
すぐわかることや個人情報はNG! 流れを意識しよう
避けたいのは、募集要項やIRでわかる抽象質問、待遇だけを聞くこと、相手の守秘に触れる情報です。
質問は背景意図→具体質問→アクション確認の三段で明確にすると相手も答えやすいです。
また、質問をするだけで終わらせるのではなく、お礼まで送れると良いでしょう。
中身としては、名乗り・昨日のお礼・学びの要約メモ・次アクションまでを記載できるとより好印象です。
マッチ度を確認! 成長や価値観に関する質問は好印象
内定者懇親会や面談は、企業に見られる場であると同時に、自分が会社を知る場でもあります。
以前、私が担当した学生は「懇親会で何も聞けずに終わった」と後悔していましたが、別の学生は「入社後にギャップを感じたくない」と積極的に質問し、結果として入社後の満足度がとても高かったのです。
質問のポイントは、自分の将来像と結びつけて聞くことです。
たとえば「入社1年目はどんな経験を積む方が多いですか」「活躍している社員の共通点は」といった成長軸の質問は印象が良いです。また、「チームで仕事を進めるうえで大切にしている文化は」など、組織の価値観に関する質問もおすすめです。
直接的な聞き方はNG! 会社への理解を深めよう
一方で、給与や残業などの待遇面は、ストレートに聞くよりも働き方や評価制度に焦点をあて、「成果を出すためにどんなサポートがありますか」と聞くと前向きな印象になります。
懇親会は確認ではなく、理解を深める場です。誠実な関心を持って質問すれば、自然と好印象につながりますよ。最後に、会話のなかで「楽しみにしています」と一言添えると、より良い印象を残せます。
以下の記事では内定式に参加するにあたってやっておくべき準備や当日の流れなどを解説しています。内定式を控えている人は、事前にチェックしておきましょう。
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