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休職中に転職活動をしてしまうと傷病手当は止まりますか?
現在、心身の不調で休職していて、傷病手当金を受給しています。療養を優先すべきなのは理解しているのですが、今の会社に戻ることに不安があり、体調が安定してきたら転職活動を始めたいです。
ですが、休職中に転職活動をすると、傷病手当金の支給が停止されてしまうのではないかと不安を感じています。インターネットで調べても、具体的な線引きがよくわかりません。
もし休職中に転職活動を進める場合、傷病手当金の受給を継続するために注意すべき点や、会社側や健康保険組合への対応で気を付けるべきことなどはありますか?
休職中の転職活動と傷病手当金に関するリスクや、現実的な進め方についてアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「就労可能」と判断されると不支給になるリスクがある!
傷病手当金の根幹は、「労務不能で療養中・就労による賃金がないこと」です。
したがって、求人検索やキャリア面談、軽微な情報収集といった行為それ自体がただちに違反と見なされるわけではありません。
しかし、実地の面接を多数こなす、長時間の選考に継続参加する、内定後に速やかな入社可否を示せる状態である、などが積み重なると「実は就労可能なのでは」と判断され、不支給リスクが上がる可能性は否定できません。
まず主治医に「どのくらいの活動なら療養の範囲か」を確認し、診断書の整合性を最も優先にしましょう。
主治医と相談して段階的設計をおこなうのが戦略的!
可能であれば、実施日・所要時間・症状の変化といった自身の活動ログを簡潔に残し、健康保険組合から照会があった際に説明できるようにしておくと安心です。
原則として、就業開始日が確定して実際に賃金が発生すれば、その日以降は対象外になります。
安全な進め方は、以下の4点を心掛けるようにしましょう。
・体調の安定を最優先に通院・療養計画を守る
・情報収集中心→短時間・オンラインのスポット面談→入社日は傷病手当金の支給終了後か復職可の判断以降とするよう、段階的に設計する
・現職の復職・配置転換の可能性についても並行して検討する
・不明点は所属組合に事前相談する
虚偽申請は返還・停止のリスクがあるため、範囲内で誠実に進めることが結局の近道になります。
「入社するかどうか」で傷病手当の扱いが変わる!
傷病手当の受給条件のなかに、就労不能であることというものがあります。
そのため、転職活動をおこない入社をしてしまうと、受給はできなくなります。
面接は問題ないが「就労可能と判断されるか」が分かれ目
しかし、面接などの転職活動は問題にはならないとされています。ただ、内定を受諾した場合は就労可能と見なされて受給がストップすることもありますので注意してください。
たとえば、体調が安定して転職活動を始める段階で、現在の企業を退職し、失業手当を受給しながら活動をすることもできます。
失業手当については、就労していた期間や支払われていた給与などをもとに金額や受給期間が決まります。
確認したければ、地域のハローワークなどに聞いてみると良いでしょう。
以下の記事では求職中に転職活動をおこなうことのリスクや注意点などを解説しています。休職中だが転職を検討している人は行動に移す前にチェックしておきましょう。
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