Q
大学3年生
男性
高給取りになるにはどんな職種を目指すべきですか?
将来的に「高給取り」になりたいと考えています。ただ、高給取りといっても、年収何円から高級取りと言われるのか、またどんな職種・業界で叶うのかわかりません。
高級取りになるには、年収が高い業界に入るだけで良いのか、それともスキルや専門性を高めてキャリアを積み上げることを今のうちに考えるべきでしょうか?
高給取りを目指すために、若いうちから意識すべきキャリア形成の考え方や、将来的に高収入が期待できる職種・働き方についてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
高収入を定義する! 大手企業や専門職まで調べよう
まずは高給取りの定義を明確にしましょう。それによって目指すべき職種が変わってきます。
私がよく学生から聞く年収目標は、1000万であることが多いです。
年収1000万であれば、総合商社、大手広告代理店、大手テレビ局、デベロッパーの総合職や、インセンティブ込みの不動産、保険、証券などの営業職、あるいは業界問わず経営層、大企業の部長、課長クラスであれば届くラインです。
また専門職として、医師、弁護士、公認会計士、経営、戦略、ITなどのコンサルタント、投資銀行、ファンドマネージャーなど金融関連職なども該当するでしょう。
平均値や中央値など考え方を変えて難易度を調整しよう
平均年収や年収中央値以上であれば、ハードルはぐっと下がります。
現在、平均年収は正社員で約550万円、中央値は約400万円となっています。これも、年代別、雇用形態別、男女別、地域別によって変わってきます。それに応じて目指すべきラインが変わってくるでしょう。
また、年収1億以上を望むのであれば、サラリーマンではほぼ不可能です。事業主や起業家、投資家などでないと厳しいでしょう。
このように、高給取りをどう定義するかによって目指すべきラインが変わるため、その定義化から始めましょう。
どのタイミングで高給取りになりたいかを設定しよう
まず、「高給取り」という言葉にどのようなイメージを持っているかによります。新卒で入社してすぐに高給を得たいのか、あるいは人生100年時代を見すえ、長く勤めて長期的に高給を得たいのか、視点によって答えが変わります。
長期的な視点を持つ場合、その企業が高給を維持し続けられるか、または自身が転職を視野に入れているかを考える必要があります。
もし将来的な独立を目指すのであれば、今は給料が少し安くても、スキルが身に付く企業を選ぶことは将来への投資につながります。
時代の流れは非常に速いですから、今現在の給与額だけでなく、そうした長期的な目線で就職先を考えることをおすすめします。
将来性を見すえ、まずはスキルを身に付けるという選択肢も重要です。スキルを身に付けて独立し、さらに高給取りになるのが、ある意味で一番の高給取りかもしれません。
今までの学びを土台にして最も適した選択をしよう
その人が大学などで何を学んできたか、その専門性が土台になると思います。
社会的な需要で言えば、たとえば医療系は、これからの高齢化社会で需要が見込めます。ただ、同じ医療、福祉分野でも、福祉系は給与水準が低いと聞くこともあります。
もし医療系に進めるのであれば、たとえば、これまでの道筋にもよりますが、医者になるなどが考えられます。
いずれにせよ、高給の仕事にはそれなりの大変さがともなうものなので、その辺りのバランスを取りながら、自身の学びのなかで最善の道を選ぶのが良いと思います。
以下の記事では休みが多くて給料がいい仕事を12選紹介しています。休みが多くて給料がいい仕事に興味があり、就職・転職を目指しているという人は、ぜひ参考にしてください。
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