Q
大学3年生
男性
外交官になるには出身大学が影響しますか?
将来、外交官になりたいと考えています。しかし、友人から「難関大学出身でないと外交官になるのは難しい」と聞きました。
私が在学しているのは難関大学ではないため、このまま外交官を目指しても意味がないのではないかと焦りを感じています。
やはり、外交官になるためには出身大学名が影響するものなのでしょうか。
また、出身大学の知名度に関係なく外交官を目指すための勉強法や戦略について、具体的に教えてほしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
大学は関係ない! 試験突破への準備を進めよう
外交官になるのに、出身大学は関係ありません。友人が「難関大学じゃないと外交官にはなれない」と言った理由はわかりませんが、少なくともその言葉を鵜呑みにする必要はないと思います。
外交官になるには、外務省専門職員採用試験に合格することが必要です。そこに出身大学名は関係ありません。
とはいえ、試験は高度な語学力や専門知識が求められる内容で、決して簡単な試験ではありません。語学に加えて、国際法や時事に関する論述対策も必要です。科目数は少ない分、1つひとつの専門性が高く、きちんと準備しないと太刀打ちできません。
合格率はここ数年で13~20%程度で推移しており、狭き門ではあります。独学で合格する人もいるにはいますが、専門性の高い試験なので、お金をかけて予備校や通信講座を使う人も多いです。
周りに惑わされない! 明確な志望理由を定めよう
あなたが今「このまま目指しても意味がないのでは」と不安になっているのは、周囲の言葉や大学名といった外からの評価に気持ちが揺さぶられているからかもしれません。
実際に外交官になるかどうかは、自分自身が本気で目指すかどうかにかかっています。
まずは「なぜ外交官になりたいのか」を言語化してみることをおすすめします。
目的意識が定まれば、どんな環境でも努力を積み上げられるはずです。面接でも必ず「なぜ外交官になりたいのか」は聞かれますから、そのときの準備にもなりますよ。
大学では決まらない! 試験に必要な力を身に付けよう
外交官は国家公務員(外務専門職など)にあたるかと思います。
結果として、難関大学の出身者が多いかもしれませんが、それは大学名で合格したのではなく、その大学に合格できるだけの実力や資質を持った人が、外交官試験にも合格した、という結果論でしょう。
実力さえあれば、大学名で選考されるような単純なものではないはずです。
最近は、受験テクニックだけで有名大学に入学し、必ずしも素の力がともなっていない学生もいます。企業採用においても、大学名で判断する傾向は年々薄くなっています。
臨機応変さが必須! 意見を発信する練習をしよう
対策としては、語学力(英語や第二、第三言語)はもちろんですが、国際情勢が目まぐるしく変わる現代において、臨機応変な対応力や調整力が不可欠です。
日頃から新聞や海外のニュースに触れ、そうしたテーマについて他者と議論するなど、自分の考えを発信することに慣れておくことが大事だと思います。
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