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経験不問、未経験者歓迎の求人だったのに、「経験不足」と言われ不採用になりました。

ただ今転職を希望しております。「経験不問」「未経験歓迎」という求人に応募したところ、面接で「経験が不足しているため採用は難しい」と言われてしまいました。

このような文言の中の「経験」とはどのようなことを指しているのでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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本当の不採用理由は異なる可能性が高い

不採用理由は、角の立たないように無難な表現をしがちです。「経験不問求人なのに、経験不足で落ちた」というのは、理由は別のところにあるのだと考えられます。

経験不問求人に応募する人がやってしまうミステイクは、「未経験者には会社の方で全部教えてくれるだろう」と、企業研究や職業研究といった予習をせずに受けてしまうことです。

その結果、入社後すぐに「思っていたのと違った。こんなにきついとは思わなかった」と辞めてしまう、早期離職リスクがあるのです。経験がないことは、調べたり、見学をしたりして、せめて知識面だけでも補いましょう。

未経験でも活かせる経験を見つけてアピールしよう

転職するときには「次の仕事は前職より楽で楽しいといいな」と楽観視してしまいがち。現実は「何かは大変」「大変の種類が変わっただけ」です。同職種経験者は、「この仕事は大変で、楽なばかりではないと知っている」ところが有利な点ですね。

目指す仕事は何が大変そうでしょうか。同じような苦労の経験はありますか。次はどうやってその大変さを乗り越えようと考えていますか。そのあたりが、未経験職に応募するときのアピールポイントです。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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「経験不問」としつつも経験が評価要素になるケースはある

企業が求人を求人サイトに載せる際、求職者に検索してもらいやすくするための設定をします。その一つが「経験不問」「未経験者歓迎」です。

そこで「経験必須」というスタンスで求人広告を出してしまうと、そもそも応募する人自体が少なくなってしまうため、できるだけ多くの応募者の中から選ぶ目的で、そのようにするケースがあります。

本当は経験者が欲しいけど未経験者の中にも前職のスキルが活かせる人がいるかもしれない、経験がなくても能力が高ければ何とかなる、そのような考えもあり「経験不問」「未経験者歓迎」としていることもあります。

そのような場合は、「経験不問」としているにもかかわらず「経験が不足している」ということで不採用になることがあります。

経験不足が不採用理由ではない可能性も考えられる

また「経験が不足している」ということを、断り文句としているケースもあります。本当は採用見送りの理由が別にあるが、それをそのまま伝えにくいとき「経験が不足しているので」と言うことで諦めてもらうわけです。

質問者さんのケースがどれに当たるか、質問内容からだけでは判断できませんが、企業側の意図や考えられるケースをお伝えするとこのようになります。

転職がうまくいかずに悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてください。そういった状況の時に陥りやすい考え方と注意点を解説しています。

こちらの記事では未経験からエンジニア転職を成功させるコツを解説しています。IT業界に興味のある人はチェックしてみてください。

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