Q
大学3年生
男性
医者は本当に激務なのでしょうか?
現在医者を目指して勉強している医学部生です。しかし「医者は激務で休む暇がない」「プライベートの時間は持てない」といった話をよく聞き、将来の働き方に不安を感じています。
特に研修医時代や若手医師の頃は、どれほどの長時間労働が一般的なのでしょうか? QOL(生活の質)を保つのは本当に難しいのか知りたいです。
医師の働き方の現実や激務の中で燃え尽きずにキャリアを続けるための心構え、ワークライフバランスを意識した専門分野の選び方について教えていただけますでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
若手医師は激務なことが多い
医師の仕事は特に若手のうちは勤務時間が長く、夜勤や当直なども多くなります。急患対応も発生しますし、イレギュラーの対応もあります。
また自宅にいてもオンコールで呼ばれ、30分以内に病院に到着することを求められたりします。
人手不足の病院も多く、収入もイメージとは違い勤務実態から考えると決して高いものではありません。
専門分野で働き方は変わる! 初期研修で適性を判断しよう
2024年の医師の働き方改革で長時間勤務が禁止されたりと今後の変化が期待されるところです。
しかし実態は今までと同じ勤務をしているが労働としてカウントされない時間帯があるなど、病院によってはむしろ悪くなっている場合もあると聞きます。
専門分野によって働き方も変わってくることは事実です。たとえば麻酔科の医師は基本的には手術中の麻酔の管理になるので、手術が終わってしまえば帰宅することもでき急な呼び出しもないといえます。
初期研修の間に各科を回って勉強するので、そのときに自分に合った働き方がどのようなものなのかを考えると良いでしょう。
責任の重さと忙しさを覚悟しておこう!
医師は人の命を預かる責任の重い仕事ですので、一般的に勤務時間は長く忙しい傾向にはあります。
ただすべての医師が激務かというとそうではなく、診療科や勤務先によって労働環境は大きく異なります。
夜勤や急患対応が多い現場もあれば比較的定時で働ける職場もあるため、一概にすべての医師が休む間もなく働いているわけではありません。
自分の価値観を大切にして働き方を選ぼう
長く働き続けるためには、周囲の基準に流されるのではなく「自分はどのような医療にかかわりたいか」「どの程度のバランスで働きたいか」という自分なりの判断軸を持つことが不可欠です。
自身の価値観に基づいたキャリア選択をすることで消耗しすぎず、やりがいを持って働き続けられるはずです。
激務というイメージだけで敬遠するのではなく、多様な働き方があることを理解したうえで、自身のライフプランに合った道を選んでください。
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