Q

大学3年生
男性

学生時代頑張ったことは、高校時代の経験でも良いですか?

大学3年生で、これから本格的に就職活動を始めます。最近、ES(エントリーシート)や面接でよく聞かれる「学生時代に頑張ったこと」について悩んでいます。

正直、私は大学で何もしていません。ただ、授業に出席していただけで、サークルやバイトもしていません。

正直なところ、高校時代の部活動での経験の方が、ガクチカとして話せる内容だと思っています。

とはいえ、高校時代の経験を使うのは避けるべきでしょうか? 普通は大学のことを話ますよね......。

もし高校時代の経験でも大丈夫であれば、伝え方のコツや注意点などを教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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日常のなかにPR材料がある! 大学生活を振り返ろう

大学でエピソードがないと言っていますが、ちゃんと大学に通って講義を受けているだけでも十分なエピソードになると考えます。

大学生は学ぶ期間が本質なので、そこでしっかり、休まずに講義に出続けるとか、どのような意識を持って学びに取り組んでいたかという部分があるのではないでしょうか。

それはアルバイトやサークルなどの実績を書かれるよりもすごい説得力のある大学生活であり、その人にとっての強みとして語っていいことだと私は思っています。

今までの過ごし方を振り返ってみて、「実は自分にとっては普通だけど、ほかの人から見たら普通じゃなかったこと」が絶対にあるはずです。

しっかり通うということができない人もいるので、そこに視点を置いて、振り返ってみると良いところがたくさん出てくるのではないかと思います。

企業の指示を確認! 要点を盛り込んで経験を語ろう

高校時代の経験については、履歴書やESに「大学時代」という指定があるのであれば避けたほうが良いのかなとは思いますが、「これまで」といった大きな期間を指定してきているのであれば、大学に限った話ではないので高校の話をしても良いと思います。

どういう指定のされ方をしているかもポイントになってくるでしょう。

高校時代の経験を書く場合は、部活動の経験など、話せる内容であるならば、その経験を素直に語るので問題はないと思います。普通の「ガクチカ」と同じようなポイントを練り込んで伝えれば良いでしょう。

もし面接で大学時代のことを聞かれる可能性もあるので、最初の話を参考にしながら大学時代のことも考えておくと良いと思います。

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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大学の話を推奨! 些細な取り組みでもアピールしよう

学生時代に力を入れたことは、基本的には直近の大学時代の経験を話すのが望ましいとされています。

しかし、単に高校時代の経験だけを話すと、「大学時代は何も力を入れていなかったのかな」と思われてしまう可能性があるので注意が必要です。特別なことでなくてもかまわないので、まずは大学生活でのエピソードがないか探してみてください。

たとえば、授業の課題に人一倍時間をかけて取り組んだことなど、日々の生活のなかで継続していることでも十分なアピール材料になります。

今との関係が大事! 高校時代がどう影響したか語ろう

もしどうしても高校時代の話をするのであれば、その経験が「現在の大学生活にどう活きているか」をセットで話すようにしてください。

「高校時代の部活動の経験があるから、今の勉強を粘り強く頑張れている」といったように、現在につながるストーリーとして伝えることが大切です。

過去の栄光を語るだけでなく、その経験を経て現在の自分がどのように成長し、行動しているかを示すことができれば、高校時代の経験であっても説得力のあるアピールになります。現在進行形の努力もあわせて伝えてください。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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