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ヤングケアラーの経験を面接で話しても問題ありませんか。

面接の際に、元ヤングケアラーであることは話しても良いでしょうか。

私は学生時代、病気の家族を介護しなければならないいわゆる「ヤングケアラー」という存在でした。そのため新卒での就職活動が思うように進まず、自分に合わない企業に入社しすぐに辞めてしまいました。

今は転職活動中ですが、このような職歴を辿ることになった原因として、自分がかつてヤングケアラーであったことは話しても大丈夫でしょうか? 尋ねられる前に長々と話して同情を引こうとしたり転職を有利に進めようとしたりするつもりではなく、事実として軽く触れるだけです。

ちなみに現在は介護の必要はなくなり、介護離職の心配もありません。

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質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

ベストアンサー

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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自分がどんな未来を描いているのかを伝えよう

ヤングケアラーの体験は、話して問題ありません。「現在は介護離職の心配もない」と明言できれば、企業にとっては安心材料です。「長々と話すつもりはない」との判断も良いと感じました。

面接は、過去のことを根掘り葉掘り聞かれるイメージがありますが、本当は未来の話の方が大切です。

入社後のこと、担当していく仕事のこと、会社が将来なってほしい人材イメージとご自身のなりたい姿のすりあわせ。そして、苦労を通じた人間的成長も企業の知りたいことです。

意図せずケアラーになったこと、早期離職になったこと、それでも前を向いて新しい仕事を見つけようと決意して行動していること。「これからはどう生きて・働いていこうと考えているか」をぜひ伝えてください。

「新たな仕事」は「人生」や「運命」を構成するパーツの一つ

人生の出来事は選べないことがたくさんありますね。災害や、病気や、運命の巡り合わせ。

若くして苦難に直面した質問者さんは、「人生」や「運命」をどんなものだと感じていますか。その中に、「新たな仕事」というパーツをどう当てはめていきたいですか。

苦労はあっても、これが自分の人生だと誇りを持てる未来が切り開けることを願っています。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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他責な表現にならないように注意しよう

質問者さんがヤングケアラーだったことは話しても問題ないかと思います。新しく就職しようとしている会社に対して、自分の長所や人柄などをしっかりとアピールすることができればヤングケアラーだったこと自体は何も問題にはならないでしょう。

注意点としては自分に合わない会社に入ってしまったこと、その会社をすぐに辞めてしまったことの責任が自分に一切ないような話し方をすると「自分に起こった出来事、自分で選択したことの責任をほかのものに求める他責思考の人ではないか」という印象を与えかねないことです。

重要なのは転職先の企業に対する志望動機

面接の際、もちろん前職を辞めた理由は質問されることは多いですが、「どうしてうちの会社が良いと思ったんですか」「あなたにどのような能力や長所がありますか」「入社後どのような貢献ができると思いますか」といった質問に答えられるようにすることの方が重要です。

今は介護の必要はなくなり、それによる離職の心配もないとのことなので、自分自身をどのようにアピールするのか、どのようにしてその会社で活躍するかということに意識を注いで転職準備すれば良いかと思います。頑張ってください。

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