Q

大学4年生
男性

一回だけボランティアに参加したことがあるのですが、就活で使えますか?

自己PRやガクチカに使うためのネタを探しています。過去に一回だけ地域清掃のボランティアに参加したことがあるのですが、この経験って使えますか? やはり、長期ボランティアをしている学生と比べると、劣りますかね......?

ボランティアの経験を話せば、印象も良くなりそうなので話したいなと思っています。もし一度の経験でも評価されるのであれば、話し方のコツや、企業が見ているポイントについて知りたいです。

また、一回しかやっていない経験を、どのように掘り下げれば薄いエピソードに見えないのかも教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表

小関 珠緒

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一回のボランティア経験も使える! 大切なのは行動と学びである

一回切りのボランティアでも、自ら行動したこと自体が素晴らしいので、ぜひ自己PRやガクチカとして使ってほしいです。決して回数が多ければ良いというわけではなく、大事なのはその経験から何を得て、どんな行動につなげたかという点となります。

企業が知りたいのは、なぜそのボランティアをしようと思ったのかという理由や動機、そのときにどんな役割を果たしてどんな工夫をしたのか、そしてどんな学びがあり、それを仕事にどう活かすかというようなことです。

特に動機はその人らしさが出るところなので、明確に伝えられると良いですね。

経験を深掘りしよう! 仕事への活かし方まで具体的に伝えることが大切

ボランティア活動は、たった一回の参加であっても十分に評価されるので、そこで感じたことをしっかりとまとめておきましょう。

まずは参加した理由を具体的に伝えられるように整理して、そのときに自分が何をしたのかを話せると良いです。たとえば、「初対面の人に積極的に話しかけてみんなで協力できるように行動した」などが該当します。そうすることで、あなたがどういう点に気がつける人なのかということが相手にも伝わるはずです。

そして、そこで学んだことを「周囲をよく観察して行動する力が身に付いたので、仕事にも役立たせたい」といった形で、今後どう活かしたいかも話せると非常に良いでしょう。経験の数がたくさんなくても、やったことや感じたことを深く深掘りして、自分の話せる言葉にしておくことが大切です。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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事実を伝えるだけでは不十分! 強みを裏付けるエピソードとして活用

その経験が「使えるか、使えないか」という点については、結論として「使い方次第である」と言えます。まず、根本的な認識として重要なのは、就活でアピールすべき対象は「経験やエピソードそのもの」ではなく、あくまで「あなた自身の特性や性格」であるということです。

単にボランティアに参加した事実だけを伝えても、企業側は「ふーん、それであなたはどんな人なの?」と反応に困ってしまいます。

正しい手順は、まず「自分はこういう人間だ」「こういう強みがある」というアピールポイントを定めることです。そして、それを証明するための「具体例(証拠)」として、そのボランティア経験を持ってきましょう。

たとえば、あなたが「フットワークの軽さ」や「コミュニケーション能力」をアピールしたいと考え、そのボランティアでの行動がそれを裏付けるものであれば、たった一回の経験であっても胸を張って使うべきです。

考え方に影響を与えたエピソードであれば自信を持って話そう

回数は問題ではありません。たとえ一度きりの参加であっても、その経験が自分の心を大きく震わせ、その後の考え方や行動を変えるきっかけになったのであれば、それは非常に強力なエピソードになります。

極端な話、大谷翔平選手に一度会っただけでプロ野球選手を目指すことになったとしたら、その「一度」には計り知れない価値があるのと同じです。

企業が見ているのは「何回やったか」ではなく、エピソードを通じて見える「あなたが何者であるか」という点ですので、自身の特性と重ね合わせられるかを基準に考えてみてください。

自己PRでボランティアの経験をアピールしたいと考えている人は、以下の記事を参考にしてください。ほかの就活生と差別化できるボランティア経験のアピール方法を解説しています。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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