Q

大学3年生
女性

事務職の年収ってどれくらいですか?

現在、就職活動中なのですが、ワークライフバランスを重視して事務職を検討しています。ただ、安定していて働きやすいというイメージがある一方で、年収面では少し不安があります。

ネット上では「事務職は給料が低い」「昇給しにくい」といった意見も多く、このままで将来大丈夫か迷うことがあります。総合職で就職する友人と比べて、将来的に収入差が大きくなるのではないかと感じることもあります。

実際、事務職の平均的な年収はどのくらいなのでしょうか? また、事務職で年収を上げる方法や、年収以外に注目すべきポイントなどがあれば、アドバイスをいただけると助かります。

2人のアドバイザーが回答しています

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国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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300~350万前後が多い! 専門性で年収アップが期待できる

一般的に新卒事務職の年収は300~350万円前後が多く、総合職に比べるとスタートは控えめな傾向にあります。そのため、最初は「少し低いかな」と感じることもあるかもしれません。

しかし近年は、バックオフィスの専門性が高く評価される傾向が強まっています。

たとえば、データ管理や業務改善のスキル、基幹システムの運用スキルなどを実務に合わせて身に付けていけば、年収400万~500万円台に届く企業は増えてきたいます。

特に大手企業やIT企業、商社などは給与レンジが高めに設定されていることが多いです。

働きやすさと成長のバランスを取ることが鍵

一方で、年収だけではなく働き方に目を向けることも大切です。

事務職には、勤務地が柔軟であったり、転勤がなかったり、心理的な負担が比較的少なかったりといったメリットがあります。これらを価値としてとらえる人も多いはずです。

入社後にExcelやWord、簿記などを学び、2年目以降に業務改善プロジェクトに参加するなどして実績をつくれば、着実に年収を上げていくことは可能です。

「ITツールへの強さ」「業務改善の視点」「専門領域(経理・人事など)の確立」の3点を意識して、収入の伸び代を作っていきましょう。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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300~330万円! 経験を積むと400万円以上になることも

20代の事務職の平均年収は300〜330万円程度で、経験を積むと400〜500万円台の年収まで高めることが可能です。

年収の高い事務職は、経理事務、法務事務、貿易事務など、何らかの専門性のある事務職です。簿記や貿易や法務の知識など、専門知識を学ぶことで年収を高めることができます。

仕事の内容には向き、不向きがありますし、人生のなかで大切にしたい物事の優先順位は年齢によっても変化するものです。

ワークライフバランスを重視して事務職について、結婚や出産をしながら時短勤務などをして、お子さんが手を離れたタイミングで管理職やマネジメントをおこなうキャリアパスも考えられます。

人生の優先順位を踏まえて仕事とのバランスを取ろう

収入の差が幸福の差に直結するわけではありません。

周囲と比較してしまうこともあるとは思いますが、自分のなかで、何を大切にしていきたいのかということを考えたうえで、「この選択をして良かった! 」と後から納得できる選択をしてくださいね。

以下の記事では事務職の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。事務職への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。

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