Q
その他
女性
仕事中のイライラが態度に出てしまうのですが、どうすれば直せますか?
仕事でイライラを抑えられず、つい態度に出てしまうことに悩んでいます。
特に、忙しいときや思い通りに進まないときに、表情が険しくなったり、きつい言い方をしてしまい、その度に後悔してしまっています。もちろん自分でも反省はしていますが、いざその状況になると感情をコントロールできず、どうにもならないのです。
周囲の優秀な社員は、どのようにして仕事のストレスやイライラを上手にコントロールしているのでしょうか。今すぐ実践できる対処法や考え方について、アドバイスをいただければ幸いです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
仕事中のイライラは感情と行動を切り分けることで抑えられる
仕事でイライラを抑えられず、態度に出てしまい、そのたびに後悔しているのですね。
優秀な社員がどのようにストレスをコントロールしているのか知りたいという、その内省する力は素晴らしいと思います。その理想と現実のギャップに葛藤している気持ちも非常にわかります。
感情のコントロールは難しいものですが、優秀な社員は体調管理やスケジュール管理と同じくらい大切にしています。
優秀な社員は感情と行動の分離が上手
感情が生まれるのは自然なことであり、意図して感情を抑えるのは難しいです。しかし、感情と行動を分けることは努力できます。優秀な社員は、感情と行動の分離ができています。
怒りとの上手な付き合い方、コントロールの仕方について、以下のステップでお話しします。
・自分の状態に意識的になる:まず、「今自分は忙しくてイライラしている」「今自分は後輩のミスに怒っている」など、今の自分の感情や身体の状態に意識的になりましょう。
・感情の事前告知:突然イライラをぶつけられると相手も嫌な感情が湧きますが、事前に状態を知っていれば理解の余地が生まれます。今の感情を事前に相手に伝えてみることを試みましょう。
たとえば、「今忙しいです。心に余裕がないです」などと職場のデスクにポップを立てて、ユーモアを交えてアピールするのも一つのアイデアです。
・瞬間的な対処:イラッとした瞬間に、席を立つ、深呼吸を3回するなど、反射的な行動を止めるための6秒ルールを意識的に実践してください。
・怒りの感情を行動として出さない:感情を行動に出すとどのような影響が出るのかを考えてみましょう。感情は連鎖します。
怒りは連鎖することを意識して改善に努めよう
怒りの感情が職場に広まると、ある人は怒り返し、ある人は委縮し、業務が正常に回らなくなるリスクがあります。優秀な社員はそこまで考えて、行動に出さないことが適切だと判断しています。
相談者さんは内省する力があると推察されるので、感情コントロールは十分に可能です。少しずつ感情を行動に出さないよう取り組んでみてください。
仕事中のイライラは自分を責めるのではなく仕組みで対処!
ご自身で「今、自分はイライラしている」と気付けるのは、とても良いことですね。
まず、表情が険しくなったときに気付かれにくくするために、職場ではマスクを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
コロナ禍が明けた今でも、マスクを続けている人は多くいます。イライラ対策として上手に活用するのも一つの方法です。
感情の正体を知って無理なくコントロールする視点が大切
また、自分の感情を記録してみることもおすすめです。
メンタルケアの分野では、感情記録やジャーナリングといった方法があります。専用のノートやアプリも市販されており、最近はAI(人工知能)が対話相手になってくれるタイプのものもあります。
こうした記録を通して、自分の感情の傾向やコントロールの仕方を理解しやすくなります。
イライラの原因は仕事の忙しさだけでなく、月経周期や気圧の変化など、身体的な要因が関係していることもあります。その場合は、服薬や体調ケアなど、別の対処法も見えてくるかもしれません。
つまり、イライラの原因は性格でも仕事でもない可能性があるということです。そうした自己分析を通して目指したいのは、自分と仲良く付き合うこと。周囲の優秀な方々も、きっと自己理解と自己管理の力を磨いているのだと思います。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
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