Q
その他
男性
自己愛性人格障害で仕事が続かない場合、どう改善すれば良いですか?
自分はもしかすると自己愛性人格障害(NPD)の傾向があるのではないかと悩んでいます。
仕事では、自分の能力が正当に評価されないと感じたり、批判を受けると激しく落ち込むか、逆に相手を攻撃してしまうことがあります。
その結果、上司や同僚との人間関係がうまくいかず、短期間での退職を繰り返してしまい、職務経歴に空白が増えていくことに強い焦りを感じています。
本当は安定して働きたいのですが、自分の理想と現実のギャップに耐えられず、なかなか仕事を長く続けられません。
このような自己愛性人格傾向を持つ方が仕事を長く続けるために、まず自己理解として何に取り組むべきか、職場での衝突を避ける具体的なコミュニケーション方法、また適した職種や働き方について、アドバイスをいただけますでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「苦手な仕事や合わないタイプを探すこと」から始めよう
自己愛性人格障害の傾向があるのではないかと悩んでいる様子ですが、自分だけで決めつけないことが何より大切です。正確な診断ができるのは医師だけであるため、気になる場合は一度医療機関を受診することをおすすめします。
もし病院に行くことに気が進まない場合は、産業医面談やストレスチェック制度の活用、あるいは厚生労働省が勧めるセルフケアの方法など、病院以外の公的な支援を利用できる手段から試してみましょう。
完璧にやろうとしすぎないことも大切!
とはいえ、仕事がうまくいかない状況には辛いものがあるでしょう。
さまざまな仕事を経験しているようなので、一つずつ振り返ってみて、「どんなときに無理だと感じたのか」や「どんなタイプの人とうまくいかなかったのか」を深掘りしてみることをおすすめします。
過去の経験を深掘りすることで、自分の得意なことや苦手なことが見えてきます。完璧を目指す気持ちは素晴らしいものですが、ときには自分に課しているハードルを少し下げることも大切です。
実際には十分にできているのに、「もっとできるはずだ」と自分に過剰な期待をしてしまっている可能性もあるでしょう。
日々の生活のなかで、「今日は会社に行って帰ってきた。これだけで100点」といったように、自分を褒めてあげる習慣を持つのはとても効果的です。
「感情の傾向を記録すること」が長続きの秘訣
まず、自分には人に攻撃的になってしまう傾向があるとわかっている時点で、きちんと自己理解ができていることの表れのため、その点を評価します。
自分に不利なことがあった場合に、相手のことを否定してしまうのは、性格が悪いからではありません。考え方や心の癖のようなものだといえます。
まずは感情が揺れたときにメモを取るなどして、「どう言われたか」「どう反応したか」「どういう感情が出たか」を記録することで、感情の傾向を把握してみましょう。
まずは、自分の傾向を確認することが大事です。
そのうえで、仕事で指摘を受けるときは、それを人格否定ではなく、あくまで事実に基づいたフィードバックとして切り離して受け止めるようにしてみてください。
厚生労働省の「パワーハラスメント防止指針」においても『業務上必要かつ相当な範囲』であれば「指導と攻撃の法的な線引き」があるとされています。
感情論ではなく論理的に切り分けることが大事なのです。
また、怒りを鎮めたいときは、アンガーマネジメントでよく言われる「6秒待つ」を実践してみましょう。実際、私も相談者さんに同じように伝えています。
そうすることで、気持ちが軽くなることも多くあるため、おすすめです。
対人以外の職種が有利! 「6秒待て」で衝動を抑えよう
さらに、質問者さんに適した職種としては、物と向き合う業務や機械・作業を中心とした仕事が挙げられます。たとえば、製造業でコツコツ取り組む仕事や、エンジニアとしてコードを書く仕事などが考えられます。
ただ、どの職種でも人とのかかわりがまったくないわけではありません。
接客のように人とかかわる機会が多い職種は避けつつ、自分の心の傾向を理解したり、メモを活用したりしながら、無理のない範囲で人とのやり取りを調整していくことが大切ではないでしょうか。
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