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社内ニートは勝ち組ですか?

現在の会社では、ほとんど仕事がない社内ニート状態です。

周囲からは「楽でいいじゃん」「勝ち組だね」と言われることもありますが、自分ではこのままで良いのか不安で仕方ありません。給料はもらえていますが、毎日座っているだけでスキルも経験も積めていないことに強い焦りを感じています。

このまま社内ニートとして過ごし続けた場合数年後の自分の市場価値はどうなるのか、会社が倒産したりリストラされたりしたときに転職できるのかと考えると夜も眠れません。

本当に社内ニートは勝ち組と言えるのでしょうか。

将来を見すえてこの状況から抜け出すために今すぐやるべきことは何でしょうか。今後のキャリアプランについて具体的なアドバイスや、この状況を成長の機会に変える考え方を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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国家資格キャリアコンサルタント/キャリアデベロップメントアドバイザー

前田 解子

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社内ニートは危険信号! 市場価値を意識しよう

「社内ニート」と呼ばれる状態は、本来、個人の勝ち負けで論じられるべきものではありません。しかし、会社側が社員に対して「適切な業務を与えられていない」という点には、組織としての管理責任という大きな問題があると考えます。

実際、新卒入社から8月頃までに早期離職した人々へのヒアリングでは、「同期が不在であること」「業務指導を受けられないこと」の2点が、退職の主要な理由として挙げられています。

万が一のために周囲の状況は把握しておこう

通常、業務の進め方については「マニュアルに沿うのか」「前任者から引き継ぐのか」といった指示があるはずです。その教育体制が整備されていない点は、会社側の課題であると言えます。

しかし、万が一の倒産やリストラなどで転職が必要になった際のリスク管理として、自身の業務内容はもとより、他部署や周囲がどのような仕事をしているかについて、日頃から把握しておくことが重要だと考えます。

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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社内ニートは勝ち組じゃない! 冷静に自分を振り返り自信を持とう

社内ニートというのは自分でそう思っているか、あるいは揶揄している言葉でしかないので、仕事がなかったとしてもやってきたことには自信を持って良いでしょう。

今までやってきたことをじっくりと振り返ってみて、できたことや得たスキルなどを書き出してみましょう。

改めて「何をしたいのか」「どのようなスキルを身に付けたいのか」をよく考えることができるチャンスではあります。改めて冷静に振り返ってみましょう。

社内ニートとなってしまうくらいであれば、その先を見すえて動きはじめてほしいと思います。

仕事がない状況が嫌なら次のステップを考えよう!

専門家にも相談に乗ってもらうなどして対処しましょう。

ジョブカードなどで、自分のやってきたことを整理して準備するなどもおすすめです。

仕事量が少なかったとしても、会社でとどまっている期間中に自ら取り組んできたことは、次のキャリアを考えるための貴重な資源となります。

なぜ仕事がないのかを突き詰めることも大切ですが、それ以上に「この時間をどう活かすか」という未来志向でとらえることが重要です。

自分の強みや価値観を深掘りすることに時間をかけましょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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