Q

大学3年生
女性

面接の基本的なルールで押さえるべきことは何ですか?

来週、初めて本格的な面接に臨みます。面接のルールやマナーは一通り確認したつもりですが、細かな点まで完璧にしないと悪い印象になるのではと不安があります。

面接を受けるにあたって、絶対に押さえておくべきルールは何でしょうか? 特に、合否に直結するレベルで押さえておくべき基本のポイントはどこなのかを知りたいです。

また、形式的なルールだけでなく、面接官が一緒に働きたいと感じる振る舞いの基準をつかみたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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身だしなみ、あいさつ、所作を絶対に押さえよう!

絶対に押さえておくべきルールは、まず身だしなみをきちんとすることです。これは面接以前に、社会人としての基本中の基本です。

たとえば、髪がボサボサのまま、靴が汚れている、シャツやパンツがシワだらけなどの状態だと、どれだけ良い受け答えをしても、最初の数秒で身だしなみに気を遣えない人という低い評価につながってしまいます。

面接は第一印象の比重が大きいです。ここが整っているかどうかは合否に直結します。

次に押さえておくべきは、最初と最後のあいさつです。面接の最初と最後は特に印象が残ります。

「入室時にしっかり目を見てにこやかにあいさつができているか」「退出時に丁寧にお礼が言えているか」の2点は確実に心掛けましょう。この2点だけでも「丁寧に対応できる人」という印象を大きく左右します。

所作を通して普段の生活があらわになる

面接官が「一緒に働きたい」と思うかどうかについて、私自身が採用選考をする際に重視しているのは、面接中の所作です。話す内容は事前に準備できますが、所作にはその人の普段の姿勢や丁寧さが自然と表れるからです。

たとえば、ドアの開け閉めや椅子に座るときの動き、カバンの置き方が丁寧か雑か、目線がキョロキョロしていないか、相手の話を聞くときに自然な相槌が打てているかなどに着目します。

「これ1つが決定打」というよりも、全体的な所作を通してその人の人柄を判断しています。

全体的に、「雑な所作」は印象が良くありません。しかし逆に言えば、動きが丁寧で落ち着いているだけで「この人は安心して任せられそうだ」という印象になります。

質問内容である、「絶対に押さえておくべきルール」「合否に直結する基本」という観点では、身だしなみ、あいさつ、雑でない所作、まずはこの3つを整えておけば、安心して面接に臨めるはずです。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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基本の型を押さえつつ、臨機応変に対応することが大切

まず基本の型、つまり入室、あいさつ、お辞儀の仕方、退室の仕方、荷物をどう扱うのか、などをを確認しておくことが大切です。

YouTubeには面接のルールに関して、実践しながら説明してくれる動画もあります。ぜひ参考にしてみてください。

基本を知っていれば、堂々と面接に臨めます。

ただし、マナーに固執しすぎず、臨機応変に動くことも大切です。

たとえば、椅子の左側に立つのがマナーとされていますが、前の人たちが右側に立っていたら、無理に左側に立とうとせず右側に立つなど、流れに合わせて柔軟に対応するようにしましょう。

マナーに固執してばかりいると、対応力のない人と思われるおそれもあるからです。

入退室時には目線と笑顔で好感度アップ

絶対にやっておくと良いことに関して、私は目線を重要視しています。

面接官はノックの音が聞こえたところから、扉を凝視しています。扉が少し開いたところで面接官が見えるのなら、その時点から目線を合わせましょう。

あいさつやお辞儀をするときも、目線を合せてからお辞儀をして、もう一度目線に戻してから歩く余裕があるのが良いです。さらに、少しでも笑顔を意識できると、それだけで好感度が上がります。

最初の15秒で人の印象が決まるといわれるように、実際に面接官の心をつかめるからです。

また、退室の際も同様に意識してみましょう。お礼を言って頭を下げた後、逃げるように目線を合わせずに退出する人が多くいます。お辞儀を終えたら再度目線をしっかりと送って、堂々と丁寧に退出してみてください。

扉が閉まるまで見られている気持ちで臨みましょう。目線が合う際にはしっかり合わせると、ほかの人との差別化が図れます。

「面接の際どのようなマナーがあるのかわからない」と疑問を持つ人もいると思います。以下の記事では面接時のマナーを解説しているので、事前にチェックして失礼のない行動を取れるようにしておきましょう。

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