絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法

面接マナーを攻略! 不合格を避ける基本からWeb対策まで完全網羅のサムネイル

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 早川 峻

    アナザーストーリー代表取締役/セブ留学アカデミー運営 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21009815)/TOEIC955点 SNS:X(旧Twitter)/note

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  • 長谷川 晴美

    Salonにじいろtefu(キャリア相談・セラピーサロン&スクール)代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21035098)/TOEIC800点/英検準1級/ハングル能力検定4級/TCマスタートレーナー SNS:X(旧Twitter)/Instagram/note キャリコンサーチ

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  • 上原 正光

    上原コンサルティングオフィス代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20038717)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17400467号) SNS:X(旧Twitter)/Facebook

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  • 樋口 智香子

    アカデミー・なないろスタイル代表 保有資格:秘書検定1級/サービス接遇検定準1級/NLPマスタープラクティショナー SNS:X(旧Twitter)/ブログ

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この記事のまとめ

  • 面接のマナーは不採用理由にもなりえる重要要素
  • 受付から退室後までの一連のマナーを押さえることは合格への第一歩
  • 集団面接やWeb面接のマナーは対面と少し異なる
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • 面接力診断ツール

    【面接前必須】たった3分であなたの面接力がわかる!

就活生が苦手意識を持ちやすい対策に、面接のマナーがあります。「面接のマナーって何か対策した方がいいのかな」「面接を受けたことがなくてどのように振る舞えば良いのかわからない」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。

面接のマナーを甘く考える就活生も少なくありませんが、面接のマナーは対策の有無で明確な差が出るのも特徴の一つ。面接全体を通してのマナーを理解して実践することで、面接官からのマイナス評価を避けることにつながります。

この記事では、キャリアアドバイザーの早川さん、長谷川さん、上原さん、マナー講師の樋口さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接を控えている人はぜひ実践してみてくださいね。

目次

面接のマナーは不採用理由になりやすい重要要素

マナーは学生の不採用理由になりやすい要素の一つ。いくら質問の回答が良かったとしても、マナーが守れていなければそれだけで不合格になることもあります

記事では、受付から面接中、そして退室後までの一連のマナーを詳しく説明しています。一連のマナーを理解することで不安要素を1つずつ消していきましょう。

また、マナーは当日のふるまいだけではありません。髪型や服装といった身だしなみや持ち物も紹介しています。

面接のマナーは対面、Web、個人、集団と形式を問わずに一次面接から最終面接まですべての面接でチェックされるポイントです。面接の質問対策と同じくらいマナーを重要視をして、一つひとつ丁寧に対策をしていきましょう。

マナーに限らず、質問など就活の面接全般対策したい人はこちらの記事を参考にしてください。
就活の面接の質問70選! 完全攻略できる準備や回答方法を解説

面接であまり手応えを感じられず落ち込んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。面接の手応えを判断する基準を知り、次につなげる方法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
面接の手応えがわからないときの判断基準12選|次につなげる対策も

樋口 智香子

プロフィール

面談時のマナーを心得ておけば、どのような場でも自信をもってふるまうことができます。マナーは、心がけ次第で誰でも身に付けることができるものです。

ビジネスマナーの基本を知り、面接時には意識して行動するだけで、好印象を持たれます。

ぜひ、マナーを味方につけてくださいね。

上記で質問とマナーは同じくらい大切と紹介している通り、質問は事前に対策が必要になります。次の記事では厳選したよく出る質問内容について紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
面接で聞かれること厳選15個! 回答を準備して選考を突破しよう

39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください

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・自信を持って、面接に臨みたい人

面接官はマナーをどれくらい見ている?

選考でマナーを重視する企業と学生の割合

ダイヤモンド・ヒューマンリソースによるダイヤモンド就活ナビ就活意識調査によると、選考でマナー・礼儀を重視する企業は40.8%あるのに対して、アピールしたいポイントにマナー・礼儀を挙げる学生は13.1%と大きく乖離しています。学生が思っているよりも企業はマナーを重視しているのです

面接官は総合的に学生を判断するため、当然基本的なマナーがなっていないと「社会人になる心構えができていない学生」とマイナスな印象を抱いてしまいます。

また基本的なマナーができていないと、学生が実際に入社をした後会社のイメージが悪くなったり、顧客満足度が下がるといった不安を面接官は抱き、合格の判断を下せません。

そのため面接でのマナーは合否に大きく関係してきます。甘く考えずに必ず対策をしていきましょう。

アドバイザーコメント

面接はあなたのマナーに対する「姿勢」が見られている

就職活動に限らず、世の中のありとあらゆることにマナーはついて回ります。社会人になって会社に入社してからも、マナーについては勉強しなければいけないことがたくさんあります。名刺交換のマナー、営業先での顧客に対するマナー、上司に対するマナー、電話やメールのマナーなどです。そのため面接でもマナーは重要視されていますよ。

はじめから全て理解することは難しいです。そのため、全ての所作を正しくおこなえなくても大丈夫。最も大切なことは面接に必要なマナーを学ぼうとしたかどうか、つまりは「姿勢」です。

面接のマナーは社会人になるための入り口

面接官がマナーを重視する理由は、学生が学ぶ姿勢を持っているかどうかを見極めるためだと言って良いでしょう。もちろん面接官自身もそれまでの人生でマナーを覚えた経験も、知識不足で失敗した経験もあるでしょう。

だからこそ事前に面接のマナーを身に付けて面接に望むことで、「この学生はうちの会社に入社するためにしっかりと準備をしてきたんだな」と感じてもらうことができるのです。面接マナーを事前に勉強することは「社会人になるための入口」だと思って準備してくださいね。

面接のマナーを一連の流れの中で理解しよう!

面接では面接官と会話をする時間のみならず、あらゆる場面が評価につながっています。たとえば、受付をしたり控え室で待つ態度、退室後なども見られていることもあり、それらのマナーを理解することでマイナス評価を避けることができるでしょう。

就活のマナーは複雑なうえ、数も多いです。全てのマナーを網羅的に理解して実践するためには、一連の流れの中で就活のマナーを確認していく必要があります。

当日は緊張をする学生も多いため、あらかじめ実際の面接の流れを想像しながらマナーを押さえていきましょう。

「そもそも面接ってどんな流れなの? 」と気になる学生は以下の記事を参考にしてください。
直前でも間に合う! 面接の流れを頻出質問6例文付きで徹底解説

面接は人生を左右する大切な場面です。多くの人が緊張すると思います。以下の記事では面接で緊張しない方法をまとめているので参考にしてみてください。
面接で緊張しない方法を徹底解説|本領を発揮して選考を突破しよう

①受付:5~10分前に受付をする

まず面接会場に到着したら、5〜10分前に受付を済ませます。受付をする際は遅刻をしたり到着が早すぎないように注意しましょう。

そのため面接会場には10〜15分前に到着するようにして、髪型などが崩れていないか確認をしてから受付をしてください。

受付では「挨拶、約束の時間、来社理由、自分の名前、担当者の名前」を目を見てハキハキと述べましょう。受付に内線電話のみが置いてあるときも同じです。必ず挨拶を忘れずに丁寧に要件を伝えましょう。

例文

こんにちは。私、本日11時からの面接に参りました港太郎と申します。

採用ご担当者様にお取次ぎいただけますでしょうか。

受付での挨拶は、こちらの記事でさまざまなケースごとに詳しく解説しています。
面接は最初の挨拶が肝心! タイミングや適切なフレーズを詳しく解説

もし履歴書を持参して手渡しをする必要があり、受付に渡すときは封筒に入れたまま渡しましょう。面接官に直接履歴書を渡す場合は封筒から出して渡します。

また、冬場はコートを着る就活生も多いでしょう。コートの着脱のタイミングは、企業に入る前に脱ぎ、受付をするのがマナーです。

脱いだコートは裏返してたたみ、片手の腕に掛けるようにして持ってくださいね。

コートの畳み方は動画での解説がわかりやすいので、面接当日前までにぜひチェックしてください。

コートの正しい畳み方

また、冬場はコートを着る就活生も多いでしょう。コートの着脱のタイミングは、企業に入る前に脱ぎ、受付をするのがマナーです。

脱いだコートは裏返してたたみ、片手の腕に掛けるようにして持ってくださいね。

受付時に応対する社員だけでなく、他の社員と廊下ですれ違う時なども必ず挨拶や会釈を忘れないようにしましょう。

どこで誰があなたのマナーをチェックしているかはわかりません。油断は禁物ですよ。

遅刻しそうな場合の対処法

まず面接は遅刻をしないことが前提です。しかしやむを得ない事情で遅刻をしてしまうこともあるでしょう。そんなときは必ず事前連絡をします。面接直前の遅刻連絡は電話で伝えましょう

遅刻をしてしまっても適切に対応をすれば合格につながる可能性も十分にあります。面接に間に合わないと判断をしたときや、時間がギリギリになりそうと判断したときはすぐに連絡しましょう。

例文

お忙しいところ失礼します。

私、本日11時に面接をお願いしております港太郎と申します。採用担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか。

(採用担当者に代わる)

お世話になっております。

私、本日11時に面接をお願いしております港太郎と申します。

大変申し訳ありませんが、電車が遅延したため面接時間である11時に到着が間に合いません。11時30分には到着ができる見込みです。

お時間をいただいていたにもかかわらず大変恐縮ですが、本日このまま面接を受けさせていただくことは可能でしょうか? もしくはお日にち改めさせていただいたほうがよろしいでしょうか?

長谷川 晴美

プロフィール

もし遅刻をしてしまった場合、大切なことは誠意をもって丁寧に対応する姿勢を見せることです。

部屋へ入室する際は、まずは大きく深呼吸してから部屋をノックしましょう。人は緊張や感情が高ぶると声が高くなります。

面接官にお詫びをするときは、声が上ずってしまっても「申し訳ございませんでした」ときちんと頭を下げて謝罪することで相手に謝罪の意思を伝えましょう。申し訳なかったというときの表情や声のトーンも大切なメッセージの一つです。

②控え室:スマホをいじらない

控え室での姿も面接官や他の社員に見られていると考えましょう。スマートフォンで提出した書類やニュースをチェックしたい学生もいるかと思いますが、提出した書類を見たい場合は印刷をして持参をしたほうが無難です

スマホを触らずに静かに正しい姿勢で座って案内されるのを待ちましょう。

常に「評価されているかもしれない」という意識を持ち、以下のような行動は避けてくださいね。

控え室でのNG行動

  • カバンをテーブルの上に置く
  • だらしない姿勢で座る
  • 企業や仕事に関係のない雑誌や本を読む
  • 飲食をする
  • タバコを吸いに行く
  • 貧乏ゆすりをする
  • 部屋の中をうろうろ動き回る
  • 他の就活生と騒ぐ

③入室:ドアを3回ノックする

入室の流れとマナー

入室は多くの就活生が緊張する瞬間ですよね。また面接官との初めての顔合わせとなり、第一印象が決まるため非常に重要です

ドアを3回ノックして、面接官から「どうぞ」と言われてから入室しましょう。

面接室にドアがない場合やドアが開いている場合は、部屋に入る前に一度立ち止まり「失礼します」と言って入室します。

入室の流れ

ドアを3回ノックする

面接官から「どうぞ」と言われたら入室する

「失礼します」と言ってから部屋に入りドアを閉める

面接官を見てお辞儀をする

席の横に立つ

簡単な自己紹介と挨拶をする
「〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。よろしくお願いいたします。」

面接官に「お座りください」と言われてから座る

ドアは大きな音を立てないよう丁寧に閉めます。挨拶をした後に適切な角度でお辞儀をしましょう。

お辞儀の角度

  • 入退室時は30度
  • 自己紹介時や面接終了時は最敬礼で45度

椅子が複数ある場合は、入口から近い下座の椅子の横に立ち、面接官から「お座りください」と指示があったら座ります。

バッグを置く場所は、聞き手側の足元に置くようにしましょう。そのため自立するバッグを用意しておくことをおすすめします。コートを持っている場合は、コートを3つ折りにして鞄の上に置き、見た目をさっぱりとさせてください。

もし面接官が後から入室するときはどのように待てば良いですか?

特別な指示がなければ、椅子の横で立ったまま待とう

面接官が自分よりも後に入室するケースも充分にありえます。その際は「座って待っていてください」などの特別な指示がない限りは、そのまま椅子の横で立ったまま待つようにしましょう。

待っている間は少し疲れるように感じるかもしれませんが、姿勢は正したままでいてください。もちろんスマホを触ったり、誰かとお喋りをするのは厳禁です。

まれにですが、学生たちがどのように待機しているかを後ろからチェックされている場合もあるため注意しましょう。

④面接中:常に正しい姿勢を意識する

面接中のマナー

受付・控え室を経て、いよいよ面接が始まります。面接中は面接官と向かい合って座るためよりマナーが見られやすくなります。

マナーの基本中の基本である挨拶や返事を忘れず、また常に正しい姿勢を意識して面接に臨みましょう

男女共通の面接中の正しい姿勢

  • イスに深くもたれかからない
  • 体の真正面を面接官に向ける
  • 顎を引いて背筋を伸ばす

男性の面接中の正しい姿勢

  • 足幅は肩幅くらいに開く
  • 足とひざは垂直になるようにする
  • 手は軽く握って太ももの上に置く

女性の面接中の正しい姿勢

  • 足幅は開かずにピタリと閉じる
  • ひざを閉じて、かかとは浮かせない
  • 手は太ももの上で重ねる

もし面接開始時に名刺を渡されたら、必ず両手で名刺を受け取ります。またお茶など飲み物を出されたときは、面接官に勧められたら口にするようにしてくださいね。

上原 正光

プロフィール

面接官が複数いるときは話している人の方を向きましょう。また、緊張すると無意識にでる貧乏揺すりにも注意してください。

集団面接のときは、発言している他の就活生を凝視している学生がいますが、じっくり見つめたままにするのは避けましょう。

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正しい言葉遣いを押さえよう

正しい言葉遣いを知らないと、社会人になるための必須マナーが身についていない準備不足な学生という印象を面接官に抱かれてしまうことも。面接の受け答えは正しい言葉遣いをすることがマナーです。

多少間違えた敬語を使ってしまったためにすぐに不合格となることはありませんが、言葉遣いの誤りは面接官に違和感や不快感を与える可能性があります。できる限り正しい敬語を使えるようにしておきましょう。

特に就活生が間違えやすい敬語

  • 了解しました→承知いたしました
  • ご苦労様です→お疲れ様です
  • しばらくぶりです→ご無沙汰しております
  • 参考になりました→勉強になりました
  • すいません→申し訳ございません
  • なるほどですね→おっしゃる通りですね

また相手への配慮を表す表現としてクッション言葉があります。 失礼にならないように、まさにクッションのように言葉の衝撃を和らげてくれる言葉です。以下の礼を覚えておきましょう。

クッション言葉の例

  • お手数おかけしますが
    →お手数をおかけしますが、引き続きよろしくお願いいたします。
  • 差し支えなければ
    →差し支えなければ、ご教示いただけますでしょうか。
  • お気持ちはありがたいのですが
    →お気持ちはありがたいのですが、△△のため、気持ちのみ頂戴したく存じます。
  • 恐れ入りますが
    →恐れ入りますが、〇月〇日までお待ちいただけますでしょうか。

就活生が正しい言葉遣いをするためのコツは2つあります。

1つ目は周囲にいる社会人の先輩と話すことです。敬語の使い方などに慣れることができます。

2つ目は自分の言葉遣いが合っているかわからない時に、その言葉をネットで検索してみましょう。正しい使い方が出てきますよ。

話し方にも配慮が大切

正しい言葉遣いをしても、話し方によっては面接官は学生に良い印象を抱きません。声が小さくて聞こえない、人の話を聞こうとしないなど、相手への配慮に欠けた話し方は注意が必要です。

話し方としては自分から元気に挨拶をして結論からハキハキと話しましょう。また表情にも意識を払い、面接官の目をみて口角をあげることも大切です。

当然、聞く態度も面接官に見られているため、面接官が話しているときはうなずきやあいづちを打つようにしてくださいね。

面接中の話し方マナー

  • 大きな声ではっきり話す
  • 目を見て話す
  • 口角を上げる
  • あいづちを打つ
  • 質問をした面接官の方を向き話す

どんなにマナーが良くても、面接で質問に答えられないとあなたの魅力をアピールすることは難しくなります。面接で聞かれる質問対策をしたい学生は以下の記事を参考にしてくださいね。
面接の質問150選!回答例から答え方まで質問対策を完全網羅

⑤退室:挨拶をして静かに退室する

退室の流れとマナー

退室時も面接の一部であり、最後は面接官の印象に残りやすいです。そのため退室時のマナーを知らなければ、最後の最後で悪い印象を面接官に抱かれてしまいますよ。

退室時の流れ

面接官から面接終了の声掛けを聞く

椅子に座ったまま面接のお礼を述べてお辞儀をする
「本日は面接の機会を頂きありがとうございました。」

椅子から立ち上がり挨拶をした後に45度のお辞儀をする
「失礼いたします。」

ドアの手前まで移動して挨拶・30度のお辞儀をして退室する
「失礼いたします。」

面接官に背中を見せないように静かにドアを閉める

面接官から面接終了の声掛けを聞いたら、面接のお礼を述べましょう。そして椅子から立ち上がった後も挨拶とお辞儀をします。ドアを開けて退室するときは面接官の方を向いてドアを閉めるようにしてくださいね。

面接官に出口まで見送られる場合はどうすれば良いですか?

長谷川 晴美

プロフィール

立ち上がる姿や歩く姿など細かな点に意識を払おう

面接の間は椅子に座っていますが、面接官に見送られる時は、立ち上がる姿や歩く姿勢も見られています。「後ろ美人」などと言ったりしますが、普段は自分ではあまり気にしない後ろ姿の身だしなみも大切となります。

鏡の前で自分の立った時の姿勢や、スーツの丈、シワ、ジャケットの下に着るシャツやブラウスの襟の身だしなみも一通り確認しておきましょう。

また、エレベーターの呼び出しボタンは面接官が押すことも多いですが、もしそうでなかった場合は迷わずに自分で押しましょう。

そうすることで、自分の意志で動けるという印象を抱かれます。もちろん、ボタンを押してもらった場合は「ありがとうございます」とお礼の言葉を忘れずに伝えてくださいね。

39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になります。

もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。

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⑥退室後:企業から出るまでは気を抜かない

面接が終了して、ホッと一息をつきたくなる学生も多いでしょう。しかし面接が終わって退室してからも、企業をでるまでは社員とすれ違う可能性や見られている可能性があります。

退室後の学生の様子を見ている企業もあるため、企業から出るまでは気を抜かないようにしましょう。また、企業から出た後も近くのカフェなどでダラダラと過ごさないようにしてくださいね

長谷川 晴美

プロフィール

面接会場を出てすぐにスマホを出して歩きスマホをする学生を見かけることがありますが、気を抜かないように注意してください。

また、電話をしながら会場の入り口や近くのカフェで就活仲間と待ち合わせをして、さっきまで受けていた面接の内容をシェアし合うなどは避けましょう。

当日中にお礼メールを送ろう

面接後にお礼のメールを送る必要があるのか悩む就活生も多いでしょう。面接のお礼のメールは必ずしも送らないといけないものではありません。しかし、時には合否の命運を分けることもありえます。

特に中小企業やベンチャー企業など応募人数の少ない企業では一人ひとりに対する印象が残りやすいためお礼のメール1つをとっても印象を左右されかねません。

面接のお礼メールは必須ではないものの、送った方が面接官への印象が良くなるためおすすめです。また面接から時間が経てば学生の印象は薄くなってしまいます。お礼メールを送るのであれば必ず面接の当日中に送ってくださいね。

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC△△△△△@portcarrier.com

件名【本日の面接のお礼】〇〇大学 港太郎

株式会社〇〇
採用ご担当 △△様

お世話になっております。
本日、15時より面接をしていただきました○○大学○○学部○○ 港太郎です。

この度は、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

△△様とお話をさせていただく中で、貴社の企画部での□□プロジェクトにおけるチームワークの重要性が特に印象に残っております。

以前より貴社を第一志望とし就職活動をしていましたが、より一層御社に入社をしたい気持ちが強まりました。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。
末筆ながら貴社や△△様のますますのご活躍をお祈りしております。

―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――

アドバイザーコメント

視線と声も重要なマナーの1つ

就活生が忘れがちになるマナーは、「面接官の目を見て話す」などの話すときの視線の向け方や表情が挙げられます。シャイで目線を合わせない学生は、どうしても「自信のない人」というマイナスの印象を面接官から抱かれてしまいます。面接においては「自分に自信がある」ことも大切な要素です。

まずは、元気に明るい表情で大きな声で挨拶をすることを心がけましょう。「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」とハキハキと笑顔で挨拶をすることはマナーであり、プラスの印象につながります。

動作は一つひとつを丁寧に分離するイメージを持とう

また他にも就活生が忘れがちになるマナーは、面接終了後の退室前の挨拶です。面接官の方を向いて「失礼いたします」とお礼の一言を伝えた後に、ドアを静かに閉めて退室しましょう。

この時、「失礼いたします」と伝えながらドアを閉めないよう、一つひとつを丁寧に分離するようにおこなうと見る側も丁寧に扱われたと感じて気持ちが良いものです。さらに、ドアを閉めるときは出来るだけ背中を見せないように気をつけましょう。

この最初と最後の挨拶が、プラスの印象を与えられるか、マイナスの印象を与えてしまうかの大きな分かれ目となる最低限のマナーのため意識しましょう。

アドバイザーコメント

面接では自分が立てる音にも気をつけよう

不用意に大きな音を立ててしまうと、動揺の原因になります。ただでさえ緊張しやすい面接の場で、大きな音を立ててしまうと「今の音でイメージダウンしたのでは?」と不安になり、その後の会話にも影響が出てしまいます。

具体的には、以下の点を意識してください。

①歩くときの靴の音

特に、女性のパンプスは気をつけてください。サイズが合っていないと、パカパカと音がすることがあります。また、ヒールの部分がカツカツ音がすることがありますので、気になる場合は、ゴムのカバーで対処できます。事前に確認しておきましょう。

②ドアの開閉の音

ドアの開け閉めは、音が響かないよう、静かにおこないます。ノブは両手で持ちましょう。

③椅子を引きずる音

基本的には、椅子は移動させません。しかし、机がある場合など、椅子に座り直すこともあるでしょう。その際に、豪快に椅子を引くと、大きな音が出てしまいます。丁寧に扱い、音を最小限にするように心がけましょう。

その他のことでも、自分の立てる音に敏感になってください。

万が一、大きな音を立ててしまったときには「失礼しました」と、一言添えるようにしましょう。

面接における身だしなみのマナーを押さえよう!

面接における身だしなみのマナー

メラビアンの法則があるように、面接は時には回答内容よりも「見た目の印象」によって評価が左右されることもあります。身だしなみを整えることはマナーでもあり、社会人にとってはもはやビジネススキルです。

メラビアンの法則

メラビアンの法則とは?

言葉の内容と表情、声のトーンなどが矛盾をしてメッセージが発せられたとき、人は「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」という割合で影響を与えていることを示した心理学上の法則のこと。

たとえ質問への回答が良かったとしても、身だしなみのマナーが守れていなければそれだけでマイナスイメージにつながるのです。

面接官に良い印象を与えるためにも、基本的な身だしなみのマナーを押さえていきましょう。

アドバイザーコメント

身だしなみの「爽やかさ」がマナーの基本

就職活動に限らず、普通に生活していてもマナーとエチケットへの気配りは必要ですよね。一般的に不潔感があって近づきたくない人には良い印象を持ちません。

面接官は「この人と一緒に仕事をしたいのか」という観点で学生を見ます。清潔感があり、爽やかで相手に不快な感情を抱かせない気配りをしましょう。これらの気配りを押さえておけば、就活におけるマナーとしては基本的に問題はありません。

対人を主にする業界ではより厳しく面接のマナーが見られる

面接は自分を良く見せたいというアピールの場面です。そんな場面で、シャツにシワがあったり、髪の毛がボサボサだったりすると何に対しても気配りができず、他の人の目を気にしない学生という印象を面接官に抱かれてしまいます。そのような基本的なマナーが身についていない学生は、「入社後も顧客や仕事に対する向き合い方も雑なんだろうな」と面接官に思われてしまいます。

当然、業界や会社によってマナーの重視の仕方は大きく異なります。たとえば、対人を主にする業界ではより厳しく見られるでしょう。マナーの重視の程度は業界や会社次第ということにはなります。自分が受ける業界・企業はどれくらいマナーを重視しているのか確認してみましょう。

髪型:表情がよく見えるようにする

面接時の髪型は清潔感があり、表情がよく見えるようにしましょう。男女ともに眉毛や目、耳がでるような髪型にすると明るく元気な印象になります

男性の髪型は、前髪をあげておでこをみせましょう。途中で髪型が崩れてしまわないように無香または微香のワックスやヘアスプレーで固めておくと安心です。

就活において好印象な男性の髪型

  • 髪色:地毛に近いナチュラルな色
  • 前髪:短くしておでこを出す
  • サイド:耳にかからない長さ
  • 襟足:Yシャツの襟ににかからない長さ

女性で前髪がある人は、目が隠れない長さにします。前髪がない場合はお辞儀をした後などに顔にかからないよう、ピンなどでしっかりと留めておきましょう。

ショートヘアやボブヘアの場合は髪を縛らなくても問題ないですが耳を出します。ミディアムヘアやロングヘアの場合はハーフアップか後ろで1つに縛りましょう。

就活において好印象な女性の髪型

  • 髪色:地毛に近いナチュラルな色
  • 前髪:眉にかからない程度かおでこを出してピンでとめる
  • サイド:耳が見えるようにする
  • 髪型:短い場合はコテで毛先を整え、長い場合は縛る

上原 正光

プロフィール

髪の毛が伸びすぎていたり、寝癖がついたままであったり、ふけだらけであったりなど清潔感に欠ける髪型のまま面接に臨んでしまう学生も中にはいます。

鏡の前でチェックすれば自分で簡単にわかるようなミスをしないように、面接前には必ず鏡で確認をしましょう。

化粧:ナチュラルで健康的に見えるメイク

普段はノーメイクかほとんどそれに近いメイクしかしていません。面接でノーメイクはありですか?

上原 正光

プロフィール

多くの学生がメイクをしていることを理解したうえで選択をしよう

ノーメイクだと全てダメということはありません。たとえば、体育会の部活に所属をしていて、「普段からノーメイクなんです」と健康的に話をする学生に悪い印象は持たないでしょう。メイクも個性や考え方の1つです。

しかしながらメイクをしている学生の方が、身だしなみやマナーに気を配っていると感じる面接官も多くいます。

逆にメイクが濃すぎる学生には、TPOをわきまえられていないと違和感を感じます。大半の学生がメイクをしていることを理解したうえで、それでもノーメイクでというものを否定はしませんよ。

メイクの方法は人によって千差万別です。そのため多くの就活生がメイクで悩むことになるでしょう。面接はあくまでフォーマルな場であるため、お洒落を意識するよりもナチュラルで健康的に見えるメイクが望ましいです。

面接の基本的なメイクは以下の通りですが、業界や企業ごとに好まれるメイクは異なります

たとえば航空業界(客室乗務員)やアパレル業界では華やかな印象、反対に金融業界や公務員では堅実な印象が好まれる傾向にあります。受ける業界や企業の雰囲気に合わせたメイクを心掛けてくださいね。

面接の基本的なメイク

  • ベース:自分の肌色に近い色
  • アイブロウ:黒やこげ茶のもの
  • アイメイク:ブラウン系
  • リップ:ピンクやオレンジ系
  • チーク:ピンクかオレンジ系
男子ですが、面接でファンデーションを塗るなどナチュラルにメイクをしたいです。男子学生でも面接にメイクをして行っても問題ないですか? 

面接官によっては馴染みがない人もいるため注意

最近は男性でもメイクをする人が増えてきました。面接でメイクをすること自体は問題ないですよ。しかし、明らかにそれとわかるようなメイクは注意が必要です。

印象を良くするために肌荒れをナチュラルに隠すなどは良いですが、相手から見て違和感を感じさせないようにすると良いでしょう。

また普段からメイクをする習慣がある人はさておき、面接本番でいきなりメイクをする場合は失敗する可能性が高いので避けましょう。

個人的には男性のメイクも自由にするべきだと思いますが、面接官になり得る中年層より上の世代の間では、まだまだそういった風習に馴染みがない人が多いです。そのことを頭に入れたうえで面接に臨みましょう。

スーツ:清潔感とジャストサイズが大切

新卒就活において、基本的に面接に適した服装はリクルートスーツです。自分の体に合った、無地の黒や紺のスーツを着用しましょう。シャツは白の無地が望ましいです。

男性のリクルートスーツの着こなし

  • ボタン:(ボタンが2つであれば)下のボタンを外す
  • ネクタイ:青色やえんじ色など派手すぎない色味
  • 靴下:スネあたりまでの長さで黒か紺
  • 袖:腕を下ろした状態で、ジャケットの袖口から1.5cmほどシャツを出す

また清潔感があるように、シワがないか・袖などがヨレていないか・糸がほつれていないか注意しましょう。男性の場合、ネクタイの長さはベルトのバックルの半分くらいにかかる長さを意識してくださいね。

女性が着用するシャツには「スキッパーシャツ」と「レギュラーシャツ」の2つの種類があります。どちらを着用しても構いませんが、印象としてはスキッパーシャツは明るくフレッシュ、レギュラーシャツは比較的落ち着いた印象となるでしょう。

女性のリクルートスーツの着こなし

  • 襟:スキッパータイプの場合、ジャケットの外に出しても内側に入れても良い
  • スカート:長さは膝丈が目安
  • パンツ:折り目をきちんと付けて着る
  • ストッキング:色や柄のない、肌の色になるべく近いもの
  • 袖:袖丈は親指の付け根くらいで、ブラウスの袖を出さない

たかが服装と思いがちですが、面接官は服装からも学生の「人となり」を判断材料としています。そのため正しくスーツを着こなして適切なマナーで面接に臨みましょう。

女性の場合、スーツはパンツとスカートどちらが良いとかあるのでしょうか?

長谷川 晴美

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自分の持つ雰囲気をより良く見せられる方を選ぼう

スーツは、パンツとスカートのどちらを選んでも合否には関係はありません。「就活スーツ」とはいえ、ファッションは大切な自分自身のブランディングのひとつです。

スーツを選ぶときにまず大切なことは、清潔感をアピールできるものを選ぶこと。そして、「自分らしく」いられるのはパンツとスカートのどちらか、自分の持つ雰囲気をより良く見せられるのはどちらかということです。

たとえば、営業職が希望で「バリバリ仕事をしていきたい」ことをアピールしたい場合は、パンツスーツの方が動ける印象を抱かれるでしょう。

対して、受付などが希望で「清楚なホスピタリティ」をアピールしたい場合は、スカートの方が女性らしい印象を抱かれるでしょう。このように企業や業種によって、パンツスーツかスカートにするかを検討してください。

就活に必須なスーツですが色について悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。色によって与える印象も解説しています。
面接のスーツは何色が正解? 3つの鉄則をおさえれば黒以外でもOK

スカートスタイルのスーツでは、スカート丈も適切な長さで着こなしましょう。こちらの記事ではスカート丈のチェック方法とおすすめの選び方を解説しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
スーツのスカート丈は油断禁物! 就活で好印象を残すマナーと選び方

私服指定の場合はオフィスカジュアルを着用しよう

面接では「私服でお越しください」と私服指定の場合があります。私服を指定されたとしても、面接はフォーマルな場のためオフィスカジュアルを着用しましょう。

オフィスカジュアルの時もスーツと同じく、清潔感があり自分の体に合ったジャストサイズが大切です。オフィスカジュアルにあたる服装の選び方としては、黒・紺・グレー・ベージュ・白のベーシックカラーを意識して、コーディネートしましょう

オフィスカジュアルで好印象を残すポイント

  • 過度な露出は避ける
    →男性は長いパンツ、女性は膝が隠れるスカートもしくは長いパンツ
  • 華やかすぎたり奇抜な色使いは避ける
    →白、黒、ブラウン、ベージュ、グレー、紺など落ち着いた色を選ぶ
  • デニムやTシャツなどカジュアルすぎるアイテムは避ける
    →ジャケットや襟付きトップス、ブラウスなどでしっかり感を出す

就活生にとってオフィスカジュアルは馴染みがない人も多いですよね。オフィスカジュアルは普段着と同じではいけません。

最近はオフィスカジュアルを取り上げているファッション雑誌なども多いので、事前にチェックしてみると良いでしょう。

こちらの記事では面接での正しい服装を詳しく解説しているので、身だしなみに不安がある人は併せて確認しておきましょう。
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅

コート:トレンチコートかチェスターコートが定番

肌寒い季節の就職活動ではコートを着る機会もあります。

リクルートスーツに相応しいコートはトレンチコートかチェスターコートです。黒や紺、ベージュなどのベーシックカラーを選びましょう

男女ともに着丈はお尻が隠れるくらいの長さのコートを選ぶとスマートな印象になります。

男性のコートの着方

  • 丈:スーツの上着よりも長いもの
  • ボタン:一番下のボタンは留めない

女性のコートの着方

  • 丈:スーツの上着よりも長いもの。膝上丈が一般的
  • ボタン:ボタンを閉めるときはベルトをしめる
  • ベルト:きっちり締めるかリボン結び

男女共通! 就活におけるNGコート

  • ダウンコート
  • ピーコート
  • ダッフルコート
  • ファーやワッペン、柄が入っているコート

靴:基本的には黒で清潔感のあるもの

面接で就活生が履くべき靴は、ビジネスシーンで違和感のない黒で清潔感のあるシンプルなものです。本革と合成皮革がありますが基本的にはどちらを選んでも構いません

男性の靴選びのポイント

  • 黒い革靴を選ぶ
  • 靴の紐は黒色

男性は甲の部分に縫い目のない「プレーントゥ」デザインか、爪先に横1本の縫い目のある「ストレートチップ」デザインが定番です。

女性の靴選びのポイント

  • 黒いパンプスで3〜5㎝ヒールのシンプルなものを選ぶ
  • ストラップがついているパンプスでも可

女性はつま先が緩やかな丸みを帯びた形状の「ラウンドトゥ」デザインが無難ですが、他にもつま先が角ばった四角い台形形状の「スクウェアトゥパンプス」も知的な印象になりますよ。

カバン:床に置いたとき自立するタイプのもの

就活のカバンはただ黒色なら良いというわけではなく、A4サイズが入り床に置いたときに自立するタイプのものが望ましいです。自立をしないカバンだと面接中に倒れたり見栄えが悪くなったりする可能性があります

またデザインとしては装飾が少なくシンプルなものを選びましょう。ブランドロゴが強調され華美なカバンや模様が入っているカバンは避けてください。

就活で選ぶカバンの例

  • 色:黒や茶色
  • サイズ:A4サイズが入る大きさ
  • 形状:床においても倒れないもの
  • デザイン:装飾が少なくシンプルなもの
  • 生地:本革や合成皮革、ナイロン
面接にリュックで行くのはありですか?

上原 正光

プロフィール

ビジネスタイプのリュックであれば問題ない

カジュアルなものは避けるべきですが、ビジネスタイプならOKでしょう。持ち物1つをとっても、気軽にカジュアルに面接を受けに来たのではなく、真剣に面接に臨んでいるという気持ちを伝えてください。

また遠方から宿泊を伴い会場に来ている場合などは、大きなカバンやリュックをそのまま会場に持ち込むことは避けて、コインロッカーなどに預けるようにしましょう。そのまま持ち込むのではマナーや気配りができていないと思われてしまいます。

リュックを使うことの可否はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
就活でリュックはOK? 好印象を残すための鞄の選び方を徹底解説

忘れ物は絶対NG! 持ち物もチェックしよう

カバンを用意できたら持ち物も確認しましょう。面接において忘れ物をしないことは当然のマナーです。忘れ物があると「準備不足な学生」とマイナスな印象につながります。

また忘れ物をしてしまうと自分自身の気持ちが動転して不安定になりがちです。面接中に100%の力を出し切り、合格を掴むためにも持ち物を確認してくださいね。

面接で必須の持ち物

  • 携帯電話
  • ESや履歴書(持参して提出する場合)
  • ESや履歴書のコピー
  • クリアファイル
  • 筆記用具、メモ帳
  • 現金や交通系ICカード
  • ハンカチ、ティッシュ

上記で紹介した持ち物は最低限必要なため、基本的には毎回面接に持っていきましょう。

さらに以下のリストのように、「もしも」の不足の事態に備えた持ち物を用意しておくとより万全な状態で面接に臨むことができます

面接であると安心な持ち物

  • モバイルバッテリー
  • 印鑑
  • 学生証
  • ストッキングやマスクの予備
  • 手鏡
  • ヘアブラシやスプレー
  • 化粧直しグッズ
  • 折り畳み傘

腕時計:革か金属のベルトでシンプルな時計

就活では、時間を確認するときは腕時計で確認をするのがマナーです

スマホでも時間を確認できるかもしれませんが、良い印象を持たない面接官もいます。必ず腕時計を着用しましょう。

就活における時計の選び方

  • シンプルなデザイン
  • ベルトは革か金属
  • アナログ時計がおすすめ
  • 文字盤は白が無難(黒、シルバー、紺も可)
  • 明らかに高価なものは避ける

腕時計は面接に必要な持ち物です。以下の記事では就活におすすめな腕時計について詳しくまとめているので参考にしてみてください。
就活で腕時計は必要! 選び方から使用前に確認すべきことまで解説

マスク:無地のマスクを着用

現在、新型コロナウイルス感染症対策として面接でもマスクの着用を求める企業が多くなっています。コロナ禍以前では、面接でマスクを外すことが基本のマナーでした。

しかし新型コロナウイルス感染症の流行によって、人前に出る時はマスクを着用することが推奨されているためマスク着用のうえ面接に臨みましょう。

面接はフォーマルな場です。マスクについてもおしゃれを意識するよりも清潔感を意識しましょう。

具体的には白色の無地のマスクが望ましいですが、グレーや薄い水色など控えめな色であれば問題ないでしょう。また万が一、紐が切れてしまった、汚れてしまった時のために予備のマスクを持っておくと安心ですよ

面接のマスクについて不安がある就活生はこちらの記事にも目を通してくださいね。
面接でマスクは外すべき? コロナ禍就活でも好印象を残す秘訣

面接におけるマナー以外にも、必要な準備について不安がある人は以下の記事を参考にしてください。
面接の準備完全版|あなたを最大限に魅せる17の土台作り

アドバイザーコメント

想定の時間+30分のゆとりを持って準備しよう

身だしなみを整える際に盲点になりやすいのが「準備にかかる時間」です。「これくらいで大丈夫だろう」と思っている準備時間に、+30分のゆとりをもたせてください。

日頃着慣れていないスーツを着用するので、思わぬことに時間をとられることがあります。

たとえば、ネクタイをうまく結べない、ヘアスタイルが決まらない、スラックスやスカートにしわを見つけた、出がけに飲んだ飲みものがジャケットにはねてしまったなど、予想外のことが起こりえるものです。

そこであわてて対処をしているうちに、時間ぎりぎりになってしまう。就活生には、よくあることです。

十分すぎるほどのゆとりをとっても、まったく問題ありませんので、準備時間には余裕をもたせてください。

準備は前日までに済ませておこう

スーツやシャツはもちろんのこと、身に付けるものはすべて、たとえば、インナーや靴下、ハンカチなどの小物までも前日に準備しておけば、安心ですよ。

一か所にまとめ、スムーズに支度ができるようにしましょう。

他の学生より好印象を残す集団面接でのマナー

集団面接は、面接官にとって他の就活生と相対評価をしやすい場です。そのため、マナーが守れている就活生とそうでない就活生との差は一目瞭然です。

マナーをしっかり理解できていないと、周囲の就活生のマナーがきちんとしている場合、相対的にあなたの評価が下がってしまいます。

個人面接とは違う、集団面接ならではのマナーを必ず押さえて面接官から高評価を得ましょう。

樋口 智香子

プロフィール

集団面接のマナーで、最も意識すべき点は「面接官と参加者、その場にいる全ての人への心遣いができるか」です。

たとえば、人の動きがスムーズになることを意識して行動する、人の話をよく聞く、全員に聞きとりやすい声で話す、などが挙げられます。

集団面接の入室マナー

集団面接の入室の流れとマナー

集団面接の入室マナー

  • 1番目に入室する人がドアを開ける
  • 2番目以降の人は一例とあいさつをする
  • 最後に入室する人がドアを閉める

集団面接の入室の手順として、1番目に入室する学生が代表して面接室の扉を3回ノックします。面接官から「どうぞ」と言われてから、1番目の学生が「失礼します」と挨拶をしてお辞儀をし、順番に入室をしていきます。

2番目以降の学生はノックの必要はなく、入室をしてから「失礼します」と挨拶をしてお辞儀をします

最後尾の学生は挨拶をしてお辞儀をした後、入室後にドアを閉めます。このとき、面接官に背中をあまり見せないようにドアを閉め、締め終わってから面接官に一礼をしましょう。

集団面接の面接中のマナー

集団面接の面接中のマナー

  • 自分ばかり話さないようにする
  • 他の学生の話をよく聞く

集団の場合、面接の時間はあなただけのものではありません。簡潔な回答を求められているのにもかかわらず、1人で長々とアピールをしたり、逆質問を連続ですることは「自分のことしか考えていない学生」というマイナス評価につながります。また自分が回答をしていないときでも、他の学生の話をよく聞いておきましょう。

自分が回答をしてない待ち時間も評価対象です。傾聴をする姿勢は良い評価につながるだけでなく、他人を思いやる基本的なマナーのため意識して集団面接を受けてくださいね。

傾聴する姿勢を表すには、話している面接官や学生の方をしっかり向いてうなづくなどの反応を示しましょう。

集団面接の退室マナー

集団面接の退室の流れとマナー

集団面接の退室マナー

  • 1番目に退室する人がドアを開ける
  • 2番目以降の人は一例とあいさつをする
  • 最後に退室する人がドアを閉める

集団面接で退室をするときは、特別指示がない場合ドアに一番近い学生が先頭となります。面接が終了後、起立して「本日はありがとうございました」「失礼します」と挨拶をしてお辞儀をします。

先頭の学生からお辞儀をした後にドアへと向かい、ドアの前で面接官に向き直ります。「失礼いたします」と挨拶をしてお辞儀をした後、ドアを開けて退室し、ドアを開けたままにしましょう。

2番目以降の学生も先頭の学生が動いたら続いてドアへと向かいます。そして先頭の学生と同じくドアの前で面接官に向き直り挨拶とお辞儀をして開いたままのドアから退室します。最後尾の学生は外に出たらドアを静かに締めましょう。

アドバイザーコメント

集団面接は自分本位にならないことが大切なマナー

集団面接におけるマナーについて気をつけたい点を4つ紹介します。

①他の学生の邪魔をしない
他の人が話している間に次の自分の発言の準備としてみだりに咳をしたりするのはNGです。

②オーバーリアクション
集団面接のマナーを気にするあまり、他人の話にあからさまにうなずきを入れたり、「へえー! 」などと声を出す学生もいますがかえって悪印象です。

③面接前のおしゃべり
集団面接の前に緊張をほぐす目的で他の学生と会話をする人がたまにいますが、面接官によってはマナー違反として印象を悪く受け止める人もいます。あくまでも挨拶程度にとどめておくことがおすすめです。

④他の学生の話にちゃんと耳を傾ける
自分が何を話そうかと考えてばかりいてはいけません。これは私の個人的な失敗談ですが、集団面接で他の学生が話した後に面接官から「今の彼の話を聞いてあなたはどう思いましたか?」と聞かれ、何も答えられなくて頭が真っ白になったことがあります。できれば誰が何を話したかなど、他の就活生の話に耳を傾け、覚えておけると良いでしょう。

以下の記事でも集団面接の流れを解説しています。こちらも併せてチェックしておきましょう。
集団面接の流れを完全攻略|入室前から退室まで手順を丁寧に解説!

Web面接ならではのマナー! 大切な6つのポイント

Web面接ならではのマナー! 大切な6つのポイント

最近ではWeb面接がおこなわれる企業も増えてきています。Web上であっても当然マナーは存在します。

就活生は、フォーマルなオンラインコミュニケーションには慣れていない場合も多いです。そのため、事前にマナーを理解する必要があります。

今から紹介するWeb面接ならではのマナーの対策をして、Web面接でも面接官からの高評価を勝ち取りましょう。

樋口 智香子

プロフィール

WEB面接でも、通常のマナーと同様、お互いに心地良く過ごせる心遣いをすることが基本になります。

スムーズに会話できる通信環境にあるか、カメラに映る自分の姿は面接にふさわしいものか、時間ぎりぎりにならず余裕をもってログインできるかなど、WEB面接特有の準備を意識をしてくださいね。

①通信環境を整える

Web面接をいざ受けようとしたときに、通信環境が整っていないと焦って失敗してしまう原因になります。

Web面接が決まったら必ず事前に家の中にWi-Fiがきちんと通っているか、実際にPCを立ち上げて確認しましょう

次に事前にオンラインコミュニケーションツールをダウンロードしてアカウントを作成します。そして実際に入退室やミュート解除など一連の操作をおこない、使い方に慣れておくと本番では落ち着いてWeb面接に望めますよ。

通信環境を整えるためにやるべきこと

  • Wi-Fiが通っているか確認する
  • 面接を受けるためのツールをダウンロードしておく
  • 面接を受けるためのツールを実際に使ってみる

長谷川 晴美

プロフィール

自宅でどうしても面接を受けられない場合には、自宅以外の場所を検討しましょう。

検討するときは、「通信環境が整っている」こと、人の迷惑にならない場所で「雑音が無い場所」、背景を含めて「明るい場所」を選ぶようにしましょう。

具体的には、大学内の使っていない教室を使わせてもらうか、有料にはなりますがレンタルスペースやネットカフェなども利用すると良いでしょう。どちらの場所を利用するにせよ、一度はシミュレーションしておくと安心ですね。

②身だしなみを整える

Web面接でも対面での面接と同じように身だしなみを整えることが大切です。カメラ越しの少ない情報量の中で、面接官は学生の服装や髪型、メイクなどをチェックしています。

Web面接では上半身のみがカメラに映るため、下半身には気を配らなくても大丈夫だろうと考える就活生もいるかもしれませんね。

しかし、ふとした瞬間にカメラに映りこむ可能性があることや、自分自身の気持ちをしっかりと面接モードに切り替えるためにも上半身・下半身どちらも面接に適した服装や身だしなみにしましょう

WEB面接の身だしなみの整え方

  • カメラに映らない下半身も着替える
  • 髪は整髪料などを使って整える
  • 前髪で顔に影ができないように注意する
  • 化粧は対面面接より少し濃くする

WEBの場合は対面よりも顔が暗く見えやすい場合もあります。明るい雰囲気となるように、前髪や化粧にも気を配りましょう。

③周辺環境を整える

Web面接では画面から家の中が面接官に見えてしまいます。カメラに映る背景は無地の壁となるようにしましょう。事前にカメラに映る範囲はどこか、実際に面接で使用するパソコンでオンラインコミュニケーションツールを用いて確認をすることをおすすめします。

カメラに映る部分に物などが置いてある場合は、整理整頓をしてスッキリとした背景にしておくことがマイナス評価にならないポイントです

また、逆光で顔が見えなくならないか、面接中にスマートフォンの音が鳴ったり人が訪ねてこないように事前に準備をしておくことを忘れないでくださいね。

周辺環境の整え方

  • 背景に映る部分は整理整頓をする
  • 顔が逆光などで影にならないように注意する
  • 音が鳴る可能性があるものはオフにする
  • 宅配物などの時間を調整しておく

上原 正光

プロフィール

マイクは想像以上に周囲の音を拾います。窓があいていて外の音が気になるような状況にならないようにしましょう。

また部屋の乱雑さがカメラで写ってしまっていれば、何を語ろうが「雑な学生」という印象を面接官は抱いてしまいます。自分の音声と画像をよくチェックしてください。

④10分前にはPCの前でスタンバイをする

Web面接では10分前にパソコンの前でスタンバイをしておくことがマナーです。遅くても5分前にはスタンバイしましょう。パソコンがうまく立ち上がらなかった、通信環境が突然悪くなってしまってアプリが開けなくなったなど不測の事態に備えましょう。

対面の面接同様、Web面接も遅刻をしてはいけません。面接に入るためのURLなども事前に確認しておき、いつでも面接に入れるようにしておくことが大切です

さらにWeb面接で使用するカメラやマイクの動作のチェックを済ませ、カメラに映る自分を確認して今一度髪型や服装に乱れがないか確認をしておきます。必ず時間に余裕を持って準備をしましょう。

Web面接入室までの待機する10分間では、実際にカメラに映る自分をチェックするようにしましょう。

服装や表情、背景、照明の明るさはもちろんのこと、目線と椅子の高さにも気を配りましょう。そしてトイレも済ませておけばリラックスして面接に臨めますよ。

⑤声の聞き取りやすさや目線を意識する

Web面接中のマナー

  • 音声が聞こえているか確認する
  • 聞き取りやすい声や間で話す
  • 目線は画面ではなくカメラを見る

Web面接では画面を通して面接官とコミュニケーションを取ることになります。マイクを通すことで声が聞き取りづらくなることもあるため通常の対面面接よりもハッキリと話し、間の取り方を意識して聞き取りやすい声で話すことを意識しましょう。

事前に音声チェックをしていたとしても、挨拶をした後に面接官の声が聞こえているか、自分のことが面接官に届いているかは確認しつつ話してくださいね。

またWeb面接だと画面に通る面接官を見たくなってしまうものです。しかし目線は画面ではなくカメラを見て、面接官と目線を合わせるということを忘れないようにしましょう

長谷川 晴美

プロフィール

Web面接において、スマホやタブレットを使用する場合はデバイスが小さいために、机などに置いた時にどうしても上から見ているような印象を面接官から抱かれてしまいます。

同様にPCでも、配置によっては上から目線のように映ってしまっているかもしれないため確認しておきましょう。

自分の目とカメラの位置が同じくらいになるように設置してみてください。カメラを見上げるくらいが明るい表情で映りやすく、ちょうど良いとも言えます。見上げることで目が大きく映るため、表情がよく伝わりますよ。

⑥完全に退出するまでは気を抜かない

面接終了の合図があってもまだ気は抜けません。対面の面接で退室するときと同様に、退室ボタンを押して完全に退室するまでは面接官に見られています。

退室時のマナーとして、面接官に退室を促されるまで勝手に退室しないようにしましょう。面接官から退室の指示があってから、「本日はWeb面接の場を設けていただきありがとうございました。失礼いたします。」と挨拶をして退室をします

もし退室の指示がなかった場合は企業が接続を切るまでそのまま待つことが基本です。

マナーが大切なのは面接だけとは限らず、リクルーター面談でも重視されています。リクルーター面談を予定している学生は以下の記事を参考にしてください。
リクルーター面談の実態は? おすすめ逆質問30選と必須準備を解説

アドバイザーコメント

面接のマナーは自分のことを「伝える」ためでもある

Web面接を受ける際は、特に注意するべきポイントは通信環境です。これまで学生で多かったのが、マイクの音声が拾えていないため音声が聞こえないというトラブルです。

実際にマイクを使用して音声が通るかまで確認しておきましょう。カメラが映ったから問題ないと判断してしまう学生も少なくありません。また、部屋が暗いため顔がよく見えないということもあります。部屋は明るくして、顔に光が当たるようにして、必要であればライト(女優ライトなどもありますね)を使用して明るさをアップしましょう。

入室タイミングはWeb面接ならではのマナー

入室のタイミングの注意点は、リアルの面接でもWeb面接でも、早すぎる入室は避けることです。10分前の入室は、面接官も準備が終わっていない可能性もあります。また、自分の前の学生が面接中の可能性もあります。入室の目安は5分前です。

普段、オンライン授業などに入室するのがギリギリという人も、面接の際はピッタリ過ぎる入室も避けた方が安心です。面接官への思いやりの気持ちを持って、少し余裕のある入室をしましょう。退出する際は「本日はお時間をいただきましてありがとうございました。失礼いたします」と伝え、先に退出せずに、面接官が退出することを見届けてから退出するように心掛けてくださいね。

就活がうまくいかなくて悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
就活がうまくいかないあなたへの処方箋|今すぐできる対策を徹底解説

マナー以外にも、面接全体のコツを知りたいという人は、こちらの記事で解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
面接のコツ|通過率を飛躍的に上げる初心者必見の対策を解説

好印象はマナーから! 正しい振る舞いで合格を掴もう

ここまで解説した通り、面接のマナーは不採用理由にもなり得る重要事項です。個人面接や集団面接、Web面接のそれぞれのマナーを理解することで、面接官からのマイナス評価を避けることができます。その結果、ぐっと合格に近づくことができるでしょう。

マナーは社会に出るうえでコミュニケーションの基本となるため、面接官は就活生にマナーが身についているか面接で確認しています。

今回解説した面接のマナーを実践して、自信をもって面接に臨み合格をつかみましょう。

アドバイザーコメント

マナーによってあなたの第一印象が左右される

就職活動に限らず、普通に生活していてもマナーとエチケットへの気配りは必要です。何気ない対応や動作の中に、自分の素の姿が無意識に現れてしまいます。それが面接官があなたに抱く第一印象となり、あなたを判断する大きな材料となるということを念頭においてくださいね。

第一印象というものは怖いもので簡単には覆せず、固定化されてしまいます。無意識に相手を思いやれない部分がでてしまうことは仕方が無いことです。そのため面接前には徹底してマナーを意識し、改善できることだけでも、悪い印象にならないような工夫をしましょう。

面接のマナーを身に付けるには普段のマナーから

自分では普通のマナーと思い込み、気にしたこともない所作なども、この機会に一度チェックしてみましょう。特に他の人に自分の印象を聞いてみることがおすすめです。自分自身ではマナーが身に付いているかなかなか気がつかないものです。

少し格好いい自分を目指してみると、マナーをより意識をすることができ、普段の生活も少し変わってきます。面接の時だけ何かを変えようとしても急には無理があります。普段の生活の中から他人に嫌な思いをさせないようにマナーやエチケットに気を配るようにして素敵な自分を目指してみましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

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