Q

大学4年生
男性

リクルーターとはどのような役割の社員のことですか?

選考中の企業から「リクルーター面談」の案内が来ました。リクルーターとは具体的にどんな役割の社員なのかがわからず不安です。

学生をサポートする立場なのか、それとも評価に関わる立場なのか、どちらとして見れば良いのでしょうか?

また、接するときはカジュアルで良いのか、通常の面接と同じようにマナーを意識すべきなのか判断に迷っています。

学生として、リクルーター面談のとらえ方と、使い方の基準を知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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学生に企業情報を伝えるのがリクルーターの役割

リクルーターは、会社と学生の間に入り、学生の質問に答えたり、会社のことをより具体的に伝えたりする役割の社員です。

比較的若手の社員が担うことが多く、学生にできるだけリラックスして対話してもらい、企業理解を深めてもらうことで、応募につなげたいという意図があります。

評価対象になる可能性を踏まえて適度な緊張感を持って臨もう

一般的にはリクルーター面談は「評価にはかかわらない」とされていますが、企業によっては選考の一部として扱うところもあります。

評価につながるかどうかが明確でないケースもあるので、たとえ「評価の場ではありません」と案内されていても、一定の緊張感を持って臨むようにしてください。

とはいえ、通常の面接よりは比較的カジュアルな雰囲気で対話できるのは事実です。

面接では聞きにくいことも、リクルーター面談なら個別に質問できますし、説明会では触れきれない内容も、その学生に合わせて説明してくれます。こうした取り組みは、企業側が採用すべき学生を逃さないための工夫の一つです。

リラックスした雰囲気での対話ですが、友達と話す感覚ではなく、あくまで志望企業の社員と話す場だという前提は忘れないようにしましょう。

相手も「自社のことをきちんと理解してほしい、志望度を高めてほしい」と思いながら接してくれています。学生側も「もっと理解しよう」という姿勢で臨むようにしましょう。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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リクルーターは評価とサポートを担う社員のこと

リクルーターは、人事部の採用担当者ではない現場の社員で、若手社員があたることが多いです。

たとえば、企業が求めている大学には大学専用の担当者がいたり、OB・OGがリクルーターとしてサポートに回ったりすることもあります。

リクルーターは、学生のサポート役として丁寧かつ親切に色んなアドバイスをくれるものの、基本的には学生の評価もおこなっています。

人事部から任命されてリクルーターをやっている以上、結果や報告を人事部に上げなくてはいけないからです。話す際は、評価されているということを忘れないようにしましょう。

面談では質問を通して情報収集するのがおすすめ

リクルーター面談は面接に比べるとカジュアルな感じで進むことが多く、質問もしやすいです。

面接だと逆質問以外は聞かれたことに答える形式ですが、リクルーター面談では、丁寧な回答や、先輩の立場からのアドバイスがもらえます。

リクルーターの目的は、学生側に自社のことを評価してもらい、「良い会社だ」と思ってもらうことです。さらに、優秀な人に入社してほしいという思いもあります。

そのため、学生側をサポートする立場と、評価という両方の目線を持っているのです。このことを自覚して、丁寧に対応しましょう。

以下の記事ではリクルーター面談の具体的な内容や取り組んでおくべき準備などについて解説しています。これからリクルーター面談を受ける予定がある人は事前にチェックしておきましょう。

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