Q
その他
男性
東大卒でフリーターの状況から正社員になれますか?
東京大学を卒業したものの、本当にやりたいことが見つからなかったことや、周囲の期待に応えられる仕事がわからなかったことから、新卒での就職をせずにフリーターとして働いてきました。
同級生の多くは有名企業や官公庁に就職しており、自分だけがレールから外れてしまった焦りや、「東大卒なのに……」という周囲の目を気にしてしまうこともあります。
フリーター期間が長くなりつつあり、そろそろ正社員として働きたいと考えていますが、この「東大卒フリーター」という経歴は就職活動で不利になるのでしょうか?
また、私のように高学歴で進路に迷ってきた人が、正社員就職を目指すためにまず取り組むべきことや、仕事選びの考え方について、具体的なアドバイスをいただけるとうれしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
可能! 独自の経歴を強みとしてアピールしよう
結論から言いますと、正社員になることは十分に可能です。
東京大学卒でフリーターという経歴は珍しく、その特性をうまくアピールできれば、むしろ独自の強みになります。安易に周りに流されず自分で考えた結果ともいえそうです。
空白期間の理由と仕事上での軸を言語化しよう
面接では必ず聞かれる3つのポイントがあります。
「なぜ新卒時に就職しなかったのか(あえてその道を選んだ理由)」「その期間に何を考え、何をしていたか」「なぜ『今』、そして『その会社』で働きたいと思ったのか」です。
これらを一貫性のあるストーリーとして語れるように準備しましょう。
迷いながらも自分で結論を出して行動している点が評価されます。
まずは「仕事において何を大切にしたいか」という軸を言語化しましょう。もし一人で整理するのが難しければ、キャリア相談などを活用して客観的に整理するのも有効です。
東大卒フリーターからでも正社員就職は十分に目指せる
東大を卒業後にフリーターとして過ごす人は、数は多くないものの、就職支援の現場では一定数見られます。そして、そのような経歴の方でも正社員として働くことは十分に可能です。
空白期間の意味づけが評価を左右する! 思考の跡を示そう
重要なのは、空白期間をどう説明し、その経験をどう価値づけるかです。就職しなかった期間を「逃げ」ととらえるか、「考え抜いた時間」として語れるかで印象は大きく変わります。
企業が知りたいのは、学歴や過去の肩書ではなく、「どのような意図で選択をしてきたのか」「その経験をどう今に活かすのか」です。そのためにまず、自分の過去を整理するしてみましょう。
「なぜ就職を選ばなかったのか」「アルバイトなどを通して何を学び、どんな価値観を得たのか」「なぜ今働きたいのか」の3つを自分の言葉で語れるようになると、応募書類や面接での説得力が高まります。
また、仕事選びでは能力、興味、働き方のスタイルが合うかを意識するのがおすすめです。周囲の評価や進路基準ではなく、自分が継続できる環境を選ぶと、結果的にキャリアが安定します。
遠回りをした経験は、視野や人間理解を深めた時間です。それを自分なりの成長過程として語れるようにしておきましょう。その姿勢こそ、企業が評価する主体的な生き方になります。
フリーターから正社員を目指したいと考える人は、以下の記事をチェックしておきましょう。フリーターから正社員になるためのコツや就きやすいおすすめの職種などを解説しています。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
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